Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/40377f0f3b81188f3d80d775248c87d8dbaa1503
鎖や南京錠で留学生を拘束し人権を侵害したとして出入国在留管理庁は7日、福岡市南区の「西日本国際教育学院」について、日本語学校として認める告示を抹消した。学院は今後5年間、新たに留学生を受け入れられなくなる。 同庁によると告示の抹消は、現行基準が2016年に定められて以降、閉校したケースを除き初めて。在籍する留学生約630人の転校を学院側に促す。 同庁によると21年10月25日、職員室で男性職員が金属製の鎖と南京錠を使い、互いのベルトを結ぶ形でベトナム人留学生の男性(20代)を数時間にわたり拘束した。さらに留学生が帰った後も寮まで付いていき、部屋の外で監視していた。男性職員は既に退職している。 21年11月に関係機関から同庁に情報提供があり発覚した。拘束を受けた男性は転校を希望し、学院側とトラブルになっていたという。他の職員が拘束を制止しなかったことから同庁は組織的な行為と判断し、7日付で告示を抹消した。 学院を運営する宮田学園の代理人弁護士は「元職員個人の判断による行為で、学園は指示も容認もしていない」と組織性を否定。抹消取り消しを求め福岡地裁に提訴する方針で留学生の通学も継続する。 在籍するネパール出身という男性(20)は「ニュースを知って学校を変えたいと思ったし、知人からもそう勧められた。今は勉強しているが今後のことは分からない」と困惑していた。【中里顕】
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