2017年4月21日金曜日

ネパールの八百屋での買い物はコミュニケーションが大切【ネパール】

Source: http://top.tsite.jp/news/travel/o/34832576/
2017年3月30日 (木)、GOOGLEニュースより

ネパールの一般家庭では、まだまだ冷蔵庫は普及していません。
ですから、食材は、今日使う分だけ買うのがネパール風。
野菜も当然、その日使う野菜を買ってきます。
そして、ネパールでは八百屋は、量り売りが基本です。
店頭にどさっと盛られた野菜たち、値札はなく、値段は毎日の仕入れ値によって変わるので、いちいちお店の人に聞かねばなりません。
黙って、店内を周り、値札を見て買うものを決める日本のスーパーでの買い物とは違い、ネパールでは、野菜一つ買うのも現地の人とのコミュニケーションの機会になります。

『これいくら?』と聞くと、1キロいくらとか、1パウ(200g)いくらとかいう答えが返ってきます。
『ちょっと高すぎない』というと、『これは、旬じゃないから高いのは仕方ない、こっちの野菜なら安いよ』などと言われることも。
野菜を品定めしていると、別の客に、『そんな高い野菜買うの?』と余計なお世話的なアドバイスをされることもしばしば。
こんな風に、買い物するのにも、人としゃべる必要があるのが、さすがアジアです。

野菜を選ぶと、野菜の種類ごとに、秤で重さを量り、料金を計算してくれます。
秤はお店に一つしかないし、他の客が何種類も野菜を買ったりすると、結構待たされるのですが、それも、また、ネパール流。
さっさと量って、計算してくれればいいのに、世間話が始まったりもします。
ちょっと早くしてよと言いたくなるところですが、ここは、郷にいれば、郷に従えです。
いつも同じところで買っていると、顔馴染になって、安い野菜を教えてくれたり、新鮮な野菜をすすめてくれたり、ちょこっとおまけしてくれたり。
お店の人と仲良くなると、そういう楽しみもあるのです

習主席、ネパール首相と会談

Source: http://japanese.cri.cn/2021/2017/03/27/147s259686.htm
2017/3/27

習近平国家主席は27日、人民大会堂でネパールのプラチャンダ首相と会談しました。
 習主席は、「中ネ友好協力は両国の政府と国民の根本的利益に合致するものだ。目下、両国関係は政府、政党及び各レベルでの密接な往来を保ち、相互連結、災害復興、インフラ施設建設および人材と文化交流など、多分野にわたる協力が着実に進められている。これは非常に喜ばしいことだ。両国が引き続き手を携え、中ネ関係発展の順調な発展を保ち、友好協力の新たな局面を切り開いていきたい」と語りました。
 これを受けて、プラチャンダ首相は、「中国政府の長期にわたるネパールへの支持に心から感謝している。特に災害復興においては貴重な支援を提供してくれた。ネパール政府は『一つの中国』政策をゆるぎなく守り、ネパール領土での反中国活動についてこれを一切許容しない。ネパール政府は『一帯一路』構想を支持し、中国政府と貿易投資、交通運輸、インフラ施設建設、観光、航空などの領域での積極的交流を拡大するほか、人材と文化交流を密にし、両国国民に更なる利益をもたらしていきたい。また、ネパール政府は中国政府の国際問題解決における重要かつ積極的な役割を称賛し、中国政府と共に国際問題及び地域問題の解決において密接な協調と協力を行っていきたい」との考えを示しました。(怡康、む)

外国人材受け入れ阻む「ビザの壁」 日本の“鎖国”的な制度

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170419-00010006-nishinpc-soci&p=2

西日本新聞 4/19(水) 、ヤフーニュースより

 北九州市の大規模工事現場に、よく通る声が響く。

 「ハーイ、測りまーす。5ミリ右です。オーライ」

 測量機器をのぞき、無線で指示を出す男性のヘルメットには「らくすまん」と書かれた名札。「大建測量エンジニア」(北九州市)で4年前から正社員として働くネパール人、マハルジャン・ラクスマンさん(31)だ。

 来日は2009年。日本語学校から福岡市の福岡国土建設専門学校に進み、測量士補の国家資格を得た。就労ビザを取得して入社し、今では現場の安全衛生管理をする「職長」を担う。「明るくて、腕は確か」。同僚の信頼は厚く、待遇は日本人と同じだ。

 「真面目で勤勉、仕事も丁寧」。社員36人のうち6人が外国人。4月にネパール人4人、秋にフィリピン人1人を新規雇用する予定だ。高い測量技術を売りに海外展開をにらむ椛嶋寿彦社長(50)は「いずれ彼らの語学力は武器になる」。

 日本語と技術を身に付けた外国人は今や「金の卵」。しかしマハルジャンさんのような技術者を除けば、企業で働く就労ビザが取得しやすいのは、通訳や語学講師などに限られている。
総合職での就職を希望したが、就労ビザは認められなかった
 就労ビザは「難関」だ。大卒や専門学校卒の中間層「ミドルスキル人材」はビザを取れず、就職を断念するケースも少なくない。

 韓国・釜山出身の金(キム)ボミさん(27)も、失意を経験した。地元大学の社会福祉学科在学中の11年、福岡市を中心に介護事業を展開する「ウェルビス悠愛(ゆうあい)」(福岡市)でインターンシップ研修。卒業後に総合職での就職を希望したが、就労ビザは認められなかった。

 「優秀な人材を逃したくない」と、同社の池田雄図副社長(32)は卒業した金さんを呼び戻し、ワーキングホリデーで1年間雇用。金さんは13年12月に日本語能力試験で最高の「N1」に合格し、再び就労ビザ取得を目指した。それでも簡単ではなかった。

 「就労が認められていない介護現場で働かせるのではないか」。そう疑う入国管理当局に、何度も資料を提出。通訳などの職に就ける日本語能力が認められ14年1月、やっとビザ取得にこぎ着けた。
“鎖国”的な制度が、外国人材受け入れの「壁」
 在留資格の拡大など規制緩和を求める声は日増しに強まっている。

 製造業が集積する愛知県は15年11月、国家戦略特区に「外国人雇用特区」を加えるよう政府に提案。「技能検定3級以上」の資格と高い日本語能力を持つ外国人を、中小企業が「産業人材」として採用できるよう就労ビザの対象拡大を求める内容だ。

 九州、沖縄、山口の9県と経済界などは昨年、「外国人材の活用検討チーム」を立ち上げた。外国人を採用する場合、中小企業は大企業よりも提出書類が多いなど審査が厳しく、ハードルになっていることから「申請書類の簡素化」などの規制緩和を要望する方向で議論を進めている。

 人手不足が深刻化し、外国人材に頼らざるを得なくなりつつある日本。“鎖国”的な制度が、外国人材受け入れの「壁」となってなお立ちはだかる。

◆ご意見や情報をお寄せください
西日本新聞「新 移民時代」取材班
imin@nishinippon-np.jp
西日本新聞社

人口減少の裏で外国人労働者が急増中…「なし崩し」がはらむリスク 建前論はもう限界だ

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170419-00051521-gendaibiz-bus_all
現代ビジネス 4/19(水)、ヤフーニュースより
「留学生資格」が急増中
 少子化による人口減少が鮮明になる中で、「なし崩し」的に増える外国人の存在感が急速に増している。

 総務省が4月14日に発表した2016年10月時点の人口推計によると、総人口は1億2693万人と6年連続で減少した。うち日本人は1億2502万人で、やはり6年連続の減少だが、毎年、減少幅が拡大している。

 新しく生まれた人の数と、亡くなった人の数の差を「自然増減」というが、こちらは10年連続の減少。昨年10月末までの1年間に29万6000人減った。もちろん、この10年で最大の減り方だった。少子化対策が急務と言われて久しいが、少子化の定着が人口減少に拍車をかけている。

 一方で高齢化も止まらない。65歳以上の人口はこの1年で72万人も増加。全人口に占める割合は27.3%に達した。高齢者の増加は年金や医療、介護といった社会保障費用の増大に結びついており、若年世代の負担を大きく増している。

 そうした少子高齢化によって、大きな問題になっているのが、「働き手不足」だ。

 アベノミクスの効果もあって、2013年以降、雇用者数は増え続けている。安倍晋三首相は「女性活躍の促進」や「高齢者の活用」を掲げているが、人手不足は深刻さを増している。

 今回の総務省の推計では、都道府県別にみると、40道府県では人口が減少しているものの、東京都や埼玉など首都圏の4都県と、愛知、福岡、沖縄の3県で人口が増加した。

 沖縄を例外とみれば、収益好調な企業がある大都市圏では人口が増えているものの、地方では人口が減る事態に直面している。秋田、青森、高知では減少率が1%を超えた。人口減少が目立つ地方では、人手不足は大都市圏よりも深刻なところもある。

 そんな中で、目立つのが「外国人」の増加だ。

 3ヵ月以上日本に滞在する外国人の入国者は240万人で、出国者の226万人を上回り、13万6000人が純増となった。外国人の純増は2013年以降4年連続で、13年3.7万人→14年6万人→15年9.5万人そして16年13.6万人と、年を追って増加数が膨らんでいる。13.6万人の外国人の純増で、人口の自然減29.6万人の46%を補っていることになる。

 この結果、昨年10月段階の日本国内の推計外国人数は191万2520人になっている。

 このところの特長は、留学生資格で来日するベトナム人やネパール人が急増していること。日本語学校などで学ぶ目的とされているが、多くが日本で働くことが本当の目的ではないかとみられている。

 外国人留学生は週に28時間までのアルバイトが認められているため、この枠を使って働いている。週28時間を超えて不法に働いているケースも多いとされる。

 日本は外国人の「高度人材」については積極的に受け入れる方針を示しているものの、いわゆる「単純労働」については受け入れないというのが「建て前」。ところが仕事の現場では、日本人の減少によって単純労働ほど人手不足が深刻化している。

 単純労働を受け入れたい企業の「本音」を賄うために、これまでも「日系人枠」での受け入れや、「技能実習制度」による受け入れを行ってきたが、ここへきて「留学生」の枠による受け入れが急拡大しているのだ。
「なし崩し」が一番怖い
 安倍首相は繰り返し「いわゆる移民政策は取らない」と発言、単純労働者など外国人の受け入れには慎重姿勢を崩していない。単純労働者を受け入れると、日本人の仕事を奪うとして反対する業界団体なども少なくない。労働組合の連合も外国人移民の受け入れには基本的に反対姿勢だ。

 だが、そうした「建て前」を取り続けていると、企業ばかりか日本の地域社会すら維持できなくなる可能性が高い。実際、地方では人口減少によってコミュニティを維持することが難しくなる「消滅自治体」の出現が懸念されている。

 10月時点の調査では、日本国籍の取得による日本人の増加が8633人に達している。労働ビザを取得するのは難しいが、日本人と結婚することなどで日本人になってしまえば、労働制限は一切ない。

 外国人労働者は受け入れないという「建て前」を維持しているものの、さまざまな「裏口」からなし崩し的に外国人が入ってきているのが実態だ。

 こうした状況になっても日本政府は明確な外国人受け入れ政策をまとめようとしない。

 「外国人受け入れを議論しようとすると右派の人たちから批判の声が挙がる」と与党政治家は言う。地元選挙区でも人手不足は深刻になっているとは言うが、外国人受け入れ議論を始めるのには躊躇しているケースが多い。

 だが、こうした「なし崩し的」な外国人受け入れほど危険なものはない。

 不景気になった時に、すべての外国人を追い返すことができると考えるのは楽天的だ。バブル期に受け入れた日系ブラジル人をどうコミュニティに受け入れていくか、多くの地方自治体で難問に直面している。

 とくに、日本で生まれた外国人の子どもに対する日本語教育など、大きな課題がある。こうした子どもたちが十分な日本語を学ばないまま社会人年齢になれば、日本社会にも、母国であるはずの両親の国にも適応できなくなってしまう。

 かつてドイツは1960年代以降、工場で働く労働力として外国人を大量に受け入れた。その後、都市に集住した彼らが社会不安の材料になった。どうドイツ社会として外国人を受け入れていくのか明確なビジョンを持たなかった結果、大きな代償を払わされることになったのだ。

 このまま外国人受け入れについて「無策」を続ければ、そんなドイツの轍を踏むことになる。
磯山 友幸

ネパールと中国、初の軍事演習…インドは反発

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170418-00050024-yom-int
読売新聞 4/18(火) 、ヤフーニュースより
 【ニューデリー=田尾茂樹、北京=東慶一郎】ネパールと中国による初の合同軍事演習が16日、ネパールの首都カトマンズで始まった。

 テロ対策などを中心とする演習は10日間行われる予定だ。中国には、ネパールへの影響力を強める狙いもあるとみられるが、中国外務省の陸慷(ルーカン)報道局長は17日の記者会見で「テロ対策が主な目的」だとし、「地域の平和と安定」を目指すものだと主張した。

 経済面などで歴史的にネパールと関係が深いインドは、中国の接近を警戒している。インド紙ヒンドゥスタン・タイムズによると、中国とネパールは大規模演習を計画していたが、インドが強く反発したため、ネパールが参加人数を絞ったという。

 ネパールは過去に、インドや米国などと合同軍事演習を行っている。

世界最高峰に立つ日本人女性冒険家の戦い

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170414-00190928-newsweek-int
ニューズウィーク日本版 4/14(金)、ヤフーニュースより

<世界の山で数々の最年少記録を塗り替えてきた、大学生冒険家の南谷真鈴が目指す北極点到達と次なる挑戦>

東京・渋谷のカフェでゆず茶を飲む20歳の大学生の南谷真鈴(みなみや・まりん)は、誰もがイメージするおしゃれ好きな若い日本人女性そのものだ。

髪はつやつやのロングで、指先にはゴールドのネイル。よく笑い、会話の端々でヒートアップする。彼女がこの数週間後に7枚重ねの重装備に身を包み、氷点下70度のなか北極点をスキーで目指す冒険に出掛けるなんて誰も想像できないだろう。

快活なルックスに鋼の精神を宿した南谷は、日本で最も若く、最も注目を浴びる冒険家の1人。彼女は10代のうちに数々の記録を打ち立てた。標高8136メートルのネパールのマナスル登頂に世界女性最年少で成功したのは18歳のとき。19歳のときには、日本人最年少でエベレスト登頂を成し遂げた。

記者が彼女と会った2月は北極に向けたトレーニングの真っただ中だった。北極点に到達すれば、南極を含む7大陸の最高峰と北極を制覇する「エクスプローラーズ・グランドスラム」を達成できる。これまでに成功したのは世界でたった51人。南谷が成し遂げればアジア人最年少記録を打ち立てられる。

南谷は冒険と勉学の時間をやり繰りしている。ユニクロなどとスポンサー契約を結んで冒険を続ける一方、早稲田大学政治経済学部に在籍。この取材の2日後には北海道に飛び、その後はフランスで最終トレーニングを行うと話してくれた。

「私が何をしているのか知ると、びっくりする人が多い」と、彼女は言う。「私が山に登るなんて想像できない、と言われる。特に普段着のときには」

冒険は時に孤独だ。南谷は登山チームの中で唯一の女性であるだけでなく、最年少になることも多い。女性からはライバル心を、男性からは偏見を持たれやすい。

【参考記事】マラソンでランナーの腎臓が壊される

自分自身を取り戻す手段

南谷が山を切望するようになったのは、それが人とつながる手段だったからだ。彼女は一人っ子で、商社勤務の父親の仕事の関係で海外を転々とした。マレーシア、上海、大連で暮らした後、12歳で香港に転居。そこで駐在員の子供が多いインターナショナルスクールに通った。

学校生活は困難だったと、南谷は振り返る。ITをフル活用する教育システムで、対面のコミュニケーションは希薄だった。授業はパソコンで行われ、ランチは1階の部屋で8階にいる親友とビデオ通話で会話しながら、といった具合だった。

家庭状況も良好とは言えなかった。父はほとんど家に帰らず、母は日本に残っていた。そんななか、13歳のときに教師に伴われ、生徒50人のグループと共に香港のランタオ島の登山に出掛けることに。山では仲間と助け合い、計画的に動かなければならない。「初めて私たちの間に人と人とのつながりが生まれた」と、彼女は言う。



19歳で日本人最年少のエベレスト登頂を果たした Marin Minamiya

この登山は思春期の南谷に、はるかに広い世界があるのだという感覚を与えてくれた。級友たちと一緒に山頂に立ったとき、広がる南シナ海越しに「香港のコンクリートジャングル」を目にした。その瞬間、彼女は自分の感じてきたストレスの正体を理解した。

「私たちは思った――自分たちはなんてちっぽけな存在なんだろう。日々の悩みなんて大した意味ないじゃないか、って」

それから南谷は、香港周辺で数十の山に挑戦した後、ネパールのアンナプルナのベースキャンプに行く14日間のツアーに友人たちと参加。このときもまだ13歳だった南谷は、かなたにそびえるエベレストの姿を目にし、いつか登ると心に誓った。

その後、新聞で彼女の記事を読んだ人から資金提供を受けてアルゼンチンの南米最高峰のアコンカグアに登頂。スポンサーを得るために、多数の企業に自ら売り込みをかけたりもした。

南谷の両親は彼女が17歳のときに離婚したが、高い山に登ることで彼女は地に足を着けることができた。そして彼女にとってとても必要な、自分自身をしっかりコントロールできるという感覚を守ることができた。

「自分を取り戻す手段の1つが登山だと分かっていた」と、南谷は言う。「私にとって登山は瞑想のようなもの。癒やしというだけではなく、自分に力を与えるものであり、自己を認識するものでもある。山に身を置くことで、困難を乗り越え、自身に向き合わねばと思える」

【参考記事】スーパーボウルCMは「世界一」高くても価値がある

志を同じくする仲間と

桁外れの困難に直面したこともある。15年3月、長野県・八ヶ岳の阿弥陀岳で下山中、足元の雪が崩れて頭から真っ逆さまに250メートル滑落した。「死ぬのか、と思った。落ちながら叫び、神に祈った。まだ死にたくない、助けてください、と」

祈りの直後、彼女の体は雪に捉えられ、滑落は止まった。「それまで神を信じたことがなかったけれど、この時から信じるようになった」

雪に穴を掘ってその中で一晩明かし、翌日救助された。奇跡的に無傷で済んだ南谷だったが、この事故は別の意味で彼女を傷つけた。両親が病院に見舞いに来てくれなかったからだ。

それでも南谷はそのわずか14カ月後、エベレスト登頂を果たして日本人最年少記録を塗り替えた。「あの事故で、人間はとても簡単に死ぬものだと気付いた。その事実が私をより強く駆り立てた」

地球の両極まで制覇したら、次はどこへ向かうのか。北極点到達に成功したら、セーリングで世界一周に挑む計画だと南谷は言う。今度の冒険では、共に航海する仲間を探している。求めるのは「熱意にあふれ、夢を持ち、人生にワクワクしている人。そして、仲間の能力をフルに引き出したいという私と同じ目標を持っている人」だ。

彼女が仲間を必要とする冒険を選んだことは、決して偶然ではないだろう。

[2017.4.18号掲載]
ダニエル・デメトリオー

<人生の四季>「花祭りにブッダの考え方を知る」〈サンデー毎日〉

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170408-00000001-sundaym-soci
mainichibooks.com 4/8(土)、ヤフーニュースより

 ◇一条真也の「人生の四季」 75

4月8日は「花祭り」である。

「灌仏会(かんぶつえ)」「降誕会(ごうたんえ)」「仏生会(ぶつしようえ)」などの別名もあるが、いずれも仏教の開祖であるブッダの生誕日をお祝いする日だ。日本には7世紀頃に中国から伝わり、お寺の行事として現在も継承されている。

 ブッダは、紀元前500年前後に、インドとネパールの国境近くで、王族の子として生まれた。妻子とともに豊かな生活を送っていたが、29歳で出家し、修行生活に入った。

 出家した彼は、壮絶な修行を積んだが、理想には到達できなかった。そして、極端なことをしない「中道」を行くべきであるという結論に達し、静かな瞑想(めいそう)にふけった。

 その結果、こだわりを捨てた「空」の境地に至り、ついに悟りを開いたのである。こうして、人間ゴータマ・シッダールタは「めざめた者」としてのブッダになった。その後、ブッダは自らの悟りを人々に説き続け、80歳で亡くなった。

 わたしは、現代日本人はブッダの本当の考え方を知るべきだと思う。先行きのまったく見えない時代には、地域や時代の制約にとらわれない普遍性のある考え方が求められるはずだ。その一つが仏教だと思う。

 ブッダの考え方には、現代に生きるわたしたちが幸せになるためのヒントがたくさんある。「仏教ブーム」が続いているそうだが、その背景には一神教への不安と警戒があることも一因ではないか。キリスト教世界とイスラム教世界の対立は、もはや非常に危険な状態に陥っている。

 仏教は、一神教が追求する「正義」よりも「寛容」を大切にする。いま世界で求められるべき徳は、正義の徳より寛容の徳、あるいは慈悲の徳である。この寛容の徳、慈悲の徳が仏教ではよく説かれている。わたしは、仏教の思想、つまりブッダの考え方が世界を救うと信じている。

 そんなことを考えながら、『図解でわかる!ブッダの考え方』(中経の文庫)という本を書いた。花祭りには、ブッダの考え方を知ろう!

「365日求人しても、誰も来ない」韓国で不人気の職担う 外国人労働者27万人

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170407-00010004-nishinpc-int
西日本新聞 4/7(金)、ヤフーニュースより

 さび落としに使う塩酸の刺激臭が鼻を突く。ネパール人の男性が、数百度の亜鉛槽に身を乗り出して金属かすをすくう危険な作業をしていた。

 韓国・ソウル市中心部から南へ電車で1時間超。安山市の工業団地にあるメッキ工場では、現場労働の5割を外国人が担っている。「1年365日求人しても、誰も来ない」(会社)からだ。

 日本で働く外国人技能実習制度の期限は3年間。韓国ではその3倍以上、10年近く働ける。最低賃金ながらも、残業、休日出勤が多いため、月に約27万円を稼ぐこともある。

 ソウル市の金型工場で働くネパール人のライ・ニロクマロさん(23)は9カ月前にやって来た。日本も考えたが、「より長く働ける韓国を選んだ」。稼いだお金で母国に家を建て、ビジネスを始めるのが夢だ。
外国人の不法就労率は80%台から6%台に
 韓国は1992年ごろ、日本の実習制度をまねた仕組みを導入した。ところが、不法就労者の増加、入国を仲介する業者らによるピンハネなどが問題化。そのため、2004年に日本に先駆け、外国人を労働者として受け入れる「雇用許可制」に切り替え、政府が直接管理に乗り出した。

 受け入れるのは政府が覚書を交わした国の労働者だけ。韓国の失業率は5%と高く、国民の職が奪われないよう、求職者が集まらない企業しか採用を認めない。受け入れ枠は業種ごとの人手不足の状況を踏まえ、政府機関が毎年決める。

 企業は自ら海外へ面接に出向く必要はなく、政府が提示した名簿で採用を決める。日本と違って仲介業者に手数料などを取られる余地も減った。一方で職種は製造、建設、農漁業など単純労働5業種を許可。外国人労働者の不法就労率は、80%台から一時6%台まで一気に下がった。

 制度による外国人労働者は昨年10月で約27万人。人口比では実習生扱いの日本の3倍になる。韓国に倣い、日本でも雇用許可制に切り替えるべきだとの声が強まっている。
「労働者の権利がまだ不十分」
 韓国でも課題はある。

 雇用許可制導入後、12年ごろから不法就労率が上昇し、16年は約14%に達した。一因と考えられるのが、4年10カ月の最初の滞在期間を延長する際の一時帰国義務だ。政府系の韓国労働研究院、李奎容(イキュヨン)専任研究員(54)は「手続きも煩雑で、不法滞在が減らない」と指摘する。

 「労働者の権利がまだ不十分」と不満を漏らすのは、ソウル・京畿・仁川移住労働者労組のウダヤ・ライ委員長(49)=ネパール出身。転職は3回までできるものの、事業主の了解が必要なため、低賃金で我慢している労働者が多いという。日本の実習制度では原則転職は認められない。

 日本と同様に少子高齢化が進む中で、外国人労働者に頼らざるを得ない韓国。だが、政府内には「安い労働力に頼ったままだと、産業の構造改革につながらない」など、これ以上の受け入れ増加に否定的な声もある。
西日本新聞社

「ヤマト過酷労働」スクープ 朝日新聞が書かない販売店の過酷労働

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170407-00519517-shincho-soci
デイリー新潮 4/7(金) , ヤフーニュースより

〈企業は働き手にきちんと賃金を支払い、それを織り込んで市場で公正に競争する。(中略)こうした条件が整わない経済は、どこかにひずみを抱えている〉。ヤマト運輸の残業代未払いをスクープした朝日新聞の社説である。だが、その朝日の足元で何が行われているかご存じか。

 ***

〈ヤマト 巨額の未払い残業代〉

 朝日新聞の1面トップにこんなタイトルが躍ったのは3月4日のこと。記事は、ヤマトホールディングス(ヤマト運輸の親会社)が社員約7万6000人の未払いの残業代を調べ、すべて支払う方針を固めたというものだ。金額にして数百億円にのぼるという。

 ところが、このスクープ記事を複雑な気持ちで読んだ人たちがいる。他ならぬ朝日新聞の販売所の関係者だ。

 一般に新聞の販売所は、午前2時ごろに従業員が出勤し朝刊を配達する。それが終わるといったん退勤となり、夕刊のために再び午後1時ごろ出勤、午後7~8時が退社時間だ。朝刊から夕刊まで10時間以上の営業時間だが、これをシフト制にして8時間勤務にしている。

 だが、首都圏の販売所(ASA)を経営していた元所長が言う。

「新聞販売所は古紙回収業者やクレーム電話の対応などもこなさなくてはならない。ウチの従業員は20人いましたが、忙しすぎて朝刊から夕刊までの間に休むことができず、定時退社だって年に1、2回で毎日残業は当たり前でした」

 問題は、その残業代がきちんと払われているかである。元所長のASAではタイムカードで管理することになっていたが、打刻するのは出勤時だけ。あとは自己申告で規定の時間内に収めることが常態化していた。サービス残業そのものではないか。
■2週間休みなし
 別の元従業員が言う。

「月5日と決められていた休みも、1、2日は返上して出勤しなくては間に合いません。中には2週間近くもぶっ続けで働くケースもあった。しかも、ルールでは休日出勤には通常の1・35倍の給料を払わなくてはならないのですが、ほとんどの従業員は知らされていない。20年間ASAに勤めてきたから、未払いの残業代を合わせると凄い額になるはず」

 こんなことが起きてしまうのも、販売所に人が集まらなくなっているからだ。内部資料によると東京本社管内の専業従業員が1割以上減っており、最近はベトナムやネパールなどから新聞奨学生を集めて働かせているのが実態だという。

 しかも、ジャーナリストの出井康博氏によると、

「外国人奨学生は正規に募集するほか、個人的な紹介の“準正規ルート”があり、人手不足が深刻な中、ブローカー的な人たちも出てきている。さらには、日本人より賃金が安かったり、休みが少なかったりするケースもあります」

 そこで朝日新聞に聞くと、

「弊社の取引先である朝日新聞販売所(ASA)の労務環境は厳しさを増しており、弊社としてもASAの労務環境を改善するための支援策などに取り組んでいます。外国人奨学生の労働条件も含めて法令遵守を徹底するよう、ASAにお願いしています」(広報部)

 ヤマトに説教を垂れている場合ではない。

ワイド特集「花も花なれ 人も人なれ」より

「週刊新潮」2017年4月6日号 掲載
新潮社

2017年4月6日木曜日

ネパールで大規模落石 多数の車両巻き込まれ2人死亡

Source:http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170403/k10010935911000.html

4月3日 、GOOGLEニュースより、
ネパールの山岳地帯で大規模な落石が起きて幹線道路を塞ぎ、多数の車両が巻き込まれて、これまでに2人が死亡し、ネパール政府は救出活動を急いでいます。
ネパールの首都カトマンズから西におよそ100キロの山岳地帯で3日、カトマンズへとつながる幹線道路上に大規模な落石が起きて、走っていた複数の車両が巻き込まれました。

ネパール政府によりますと、崩落したのは直径が数十センチから数メートルの大きさの岩で、少なくとも車4台とバイク5台が巻き込まれたと見られるということです。現場では重機などを使った救出活動が続いていますが、これまでに2人の死亡が確認されたということです。

ネパールでは、おととし4月に起きたマグニチュード7.8の地震とその後の余震で、死者が9000人に上り、住宅など90万棟の建物も被害を受けたほか、その後も、地盤の緩みによる土砂崩れなどの危険性が指摘されていました。

現場付近では当時、道路の拡張工事が行われていたということで、ネパール政府は救助活動を急ぐとともに、地震によって緩んでいた地盤が工事の揺れによって崩れた可能性もあると見て原因を調べています。

インドと全然違うじゃん!本場の「モモ」は美味過ぎた【ネパール】

Source:http://top.tsite.jp/news/gourmet01/o/35110557/
モモとはネパールの「蒸しギョウザ」です。中国の水餃子よりも皮が薄く、パクチーの効いたソースをからめていただきます。

日本でいう”肉まん””あんまん”レベルの軽食扱いで、主食ではありません。このモモが美味い店、というのをブログで見つけたので行ってきました。

「ニューエベレレスト モモセンター」

タメル地区の北端にあります。店内は質素なテーブルとベンチがあるだけで場末のラーメン屋みたいな雰囲気。巨大な蒸篭で蒸されるモモは「バフ(水牛)モモ10個70ネパールルピー」という超リーズナブル。注文から速攻で提供されるアツアツモモに濃厚なタレ。美味すぎる。デリーにもモモはありますが、これはもう別物と言っていいくらい味が違います。

「シャンダール ファイブスター モモ」
ダルバールスクエアの近くの路地にあります。店内はきれいでスッキリ。こちらは「バフモモ10個で100ネパールルピー(約108円)」パクチーとチリ?の2種類のソースをドボドボかけて頂くのが地元流のようです。濃厚でジューシーな肉汁があふれ、これは美味い。週末は行列ができる。というブログ記事も納得です。

正直なところ、今回の滞在で食べた唯一のネパール料理はモモでした。

インド=ネパールへ石油製品を供給へ

Source: https://www.rim-intelligence.co.jp/news/select/category/AsianViewPoints/article/617013

2017/03/31、GOOGLEニュースより、

インドはネパールに対し今後5年間の石油製品を供給することで合意、「隣国ファーストの外交政策」を再度推進する。インド国営石油(IOC)は石油製品をヒマラヤ山脈に閉ざされたネパールの需要を満たすため、年間130万トンを輸出するとこのほど発表した。

 インドは天然ガスをネパールに供給することでも検討を進めている。インド政府からはネパールへの天然ガス供給について明確な方針は打ち出されていないものの、業界筋はインドがLNGを陸送する十分な能力を保有しているとしている。同じくして、インドはパイプラインによる供給についても検討している。

 インドは1974年以来、ネパールの燃料需要を満たしてきた。また、南アジア地域における隣国同士の貿易上の結びつきを維持することに関心を示し続けてきた。インドとネパールは両国を結ぶ石油製品パイプライン建設について2015年半ばに覚書(MOU)を結んだ。IOCはガソリン、軽油、灯油をインド東部のビハール州モティハリから、ネパールのアムレクガンジを結ぶ提案されたパイプラインにより供給することを計画している。IOCの資金により計画されているこのパイプラインが仮に運用開始された場合、ネパールの輸入コストは60%程度削減される。

 インドのパワーグリッド社はネパールの送電網の再構築を進めている。インド最大の貿易相手国はネパールだが、1,450メガワット(MW)をブータンから買い付ける一方で、500MWをバングラデシュ、150MWをネパールにそれぞれ販売している。しかし、ネパールは依然として、おおよそ550MWの電力不足にあえいでいる。

 ネパールはまた、国営の電力取引会社の設立に向け、南アジア地域協力連合(SaarcSouth Asian Association for Regional Cooperation)を構成する8カ国で取り組んでいる。ネパールでの電力取引を推し進めることを、カトマンズで201411月に開かれたSaarcサミットで枠組みに署名している。

 この合意に則り、多国間を結ぶ送電網が計画され、他のコモディティのように電力を取引することを可能にすると同時に、Saarcの加盟国間での需要を満たすことを目指している。加盟国はインド、パキスタン、ネパール、ブータン、バングラデシュ、スリランカ、アフガニスタンおよびモルディブ。


インド  カムレッシュ・トレビディ  03-3552-2411 
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平和の願い、壁画で共有 大津とネパールの中学生が共同制作

Source:http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20170330/CK2017033002000015.html
2017年3月30日、GOOGLEニュースより、

 大津市志賀中学校の美術部員十六人が、ネパールの中学生と共同で壁画を制作した。志賀中で右半分を描いてネパールに送り、三カ月かけて全体が完成。事前学習で話し合い、平和への強いメッセージを壁画に込めた。
 芸術を通じた国際交流を推進する団体「ジャパンアートマイル」(兵庫県赤穂市)のプロジェクトの一環で、同校は三年前から参加している。
 今回は昨秋からインターネットでネパール中部シャンジャ郡の公立中学校とメッセージや写真の交換を始めた。
 「平和」をテーマに決め、学んだ知識や意見を英訳して交換した。志賀中では憲法九条の改正の是非についても話し合った。
 原画は一年生の林光咲(みさき)さんが作成。ネパールの寺院にある知恵と生命を象徴するとされる印「ブッダ・アイ」を中央にあしらい、下半分に平和な日本の景色、上半分に爆撃機やきのこ雲など、戦争を連想させる生々しいイメージを置いた。「戦争の恐ろしさを描ききりたかった」と林さんは意図を語る。
 両校の生徒で話し合って決めた「私たちの決断が導く未来はどちら?私たちに何ができる?」という英文のメッセージを添え、平和や和解を象徴する虹を描いた。
 部長の水上仁陽さん(二年)は「みんなでアイデアを出し合って、平和というテーマでも具体的にイメージできるようになった」と振り返った。
 作品はしばらく校内で保管した後、世界各地の国際機関などで展示される。
 顧問の堤祥晃教諭は「事前学習の中で、平和に対して受け身でなく、自ら行動を起こそうという思いを持つなど、生徒の成長がみられた」と評価した。
 (野瀬井寛)

滑走路付近にヒョウ侵入か、ネパールの空港が一時閉鎖に

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00000007-jij_afp-int
AFP=時事 4/4(火) ,ヤフーニュースより
【AFP=時事】ネパールの首都カトマンズ(Kathmandu)にある国内唯一の国際空港で3日、滑走路付近にヒョウがいるのが発見され、空港が約30分間にわたって閉鎖される事態となった。

 空港の報道官はパイロットがヒョウを発見した後、野生動物管理当局と治安当局が排水路に隠れているとみられるヒョウの捜索を行ったと話し、「報告から約30分間、空港を閉鎖したがヒョウは発見されていない」と明らかにした。

 この閉鎖により国際便1便に遅れが生じたが、これ以外に閉鎖の時間帯で予定されていたフライトはなかったという。

 カトマンズのそばには森林に覆われた丘があり、ヒョウがしばしば市内に迷い込んでくることで知られている。【翻訳編集】 AFPBB News

「同じ地域の一員だから」 沖縄に住むネパール人、“顔”の見える交流でトラブルの種を解消

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170403-00091454-okinawat-oki
沖縄タイムス 4/3(月)、ヤフーニュースより
 地域社会の一員として共に生きるアイデアを-。沖縄県内在住のネパール人が、地域住民と膝を突き合わせて共生の道を探る試みが草の根で始まった。日本留学ビジネスの過熱にけん引される形で、この5年で約11倍に急増した県内のネパール人。日本語学校が集中する那覇市周辺では、住民と留学生の間で互いの文化の理解不足によるトラブルも起きている。まずは“顔”の見える関係づくりに向けて1日、若狭公民館で話し合いの場がもたれた。今後も定期的に集まる考えだ。(社会部・篠原知恵)

 ■「自転車飛ばして危ない」

 沖縄ネパール友好協会(ONFA)が若狭公民館で開いた会合には、地域住民や外国人留学生、県内在住ネパール人のほか、ネパール人の恋人がいる一般市民らも足を運んだ。

 沖縄とは、地縁や血縁を大切にする文化や気候が似通うネパール。だが、喪服は「白色」など異なる文化もあり、それが思わぬトラブルの種となりかねない。

 その一例が交通ルールだ。会合で、住民から「留学生が自転車を飛ばして危ない」とのクレームが相次いでいることが報告された。留学生が「ネパールは信号がほぼない」「道路標識が読めない」ことを明かすと、「なるほどー」と納得の声が漏れた。現地では、交通量の多い道路でも運転手との「アイコンタクト」で横断するという。

 ■顔を合わせ文化の違い理解

 市内在住外国人の4分の1はネパール人で、約千人に上る。公民館の宮城潤館長も、「若狭でも留学生が非常に増えた」と実感している。「互いの交流がなければ、文化の違いからくる行為が『ルールを守らない人』に映る。警戒心だけが強まりかねない」と懸念し、「今後も継続して関わり、同じ地域の一員として顔を合わせて理解し合う場をつくりたい」と意気込んだ。

 ONFAのオジャ・ラックスマン書記長は「沖縄の人たちと強く深く長い関係になりたい。そのために地元の皆さんの意見を聞きながら、一緒に考えていきたい」と語った。

バイト留学生急増、21万人 社員寮改装の日本語学校も

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170329-00000083-asahi-soci
朝日新聞デジタル 3/29(水) 、ヤフーニュースより
 アルバイトとして働く外国人留学生が急増している。厚生労働省が1月末に発表した統計では21万人に達し、3年間で倍増。特にベトナムとネパールからの学生が増えた。日本語学校は学生集めに力を注ぎ、人手不足の企業も期待するが、法定時間を超えて働くケースも相次ぐ。

■バイトで学費も

 中小の工場と住宅が混在する大阪市生野区の東部。会社員寮を改装した「日生日本語学園」の校舎は満員だ。生徒約250人の8割がベトナム人。ほぼ全員がアルバイトをしている。

 レー・ティ・ニュンさん(24)もその一人。就職難のベトナムで大学卒業後も働き口がなく、2015年に来日した。学費は家族が担い、催しの受付などのバイト代で生活費を賄ってきた。来月、大学に進学し、通訳の職を目指す。「大学ではバイトの時間を増やして自分でも学費を負担します」と話す。

 昨夏、中国から来た費英華(フェイインファ)さん(21)は週4日の計約26時間、老人ホームで働く。日本語能力試験の最上級を取得し、卒業までに看護師試験の合格を目指す。「仕事と勉強の両方は大変だけど、何とか日本で働きたい」

 07年にできた同学園はグループとして昨年、大阪と静岡に2校を新設。今年は奈良などで3校の開設を計画する。本校の許賢(ホヒョン)校長(47)は「日本語を学んで成功したいという若者は多い。彼らの力になりつつ、ビジネスとしても成長できる」と期待する。

 関西で学習塾13校を展開するファースト・スタディ(大阪市)は14年に日本語学校を開設。同時にベトナムに開いた学校で約600人が日本語を学び、学力要件を満たした生徒が来日する。「現地教育を通じて高度人材を選抜し来日してもらうことが、労働力不足の日本に必要になる」と松岡将裕社長(46)は話す。

 現地での学生募集は激しさを増す。関西にある日本語学校の経営者は、ベトナムで仲介業者に留学生1人につき15万円の紹介料を支払っているといい、「優秀な学生は取り合いの状態だ」と語る。
朝日新聞社