Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e03aedc34874094bace25a12818438235f3d0a0
日本財団会長の笹川陽平氏(83)がハンセン病制圧を願い富士登山に挑戦した映像で、パラサポスペシャルサポーターの草なぎ剛(48)がナレーションを担当した。 笹川氏は今年8月3日、富士登山に挑戦し、ハンセン病制圧を願う旗を掲げた。ハンセン病制圧の活動をより多くに知ってもらうためにカメラが密着。このほど、動画が完成し公開された。 日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターに就任し、パラスポーツの振興のため活動してきた草なぎがナレーションを担当した。 笹川氏がライフワークとして取り組んできたのがハンセン病の制圧。社会から隔離され偏見や差別を生むハンセン病を制圧したいと、と半世紀にわたり、70カ国以上のハンセン病療養所を訪問。開発された治療薬の提供を行い、偏見、差別からの解放を訴え続けてきた。 笹川氏が富士登山を決意したのは、今年5月に届いた1枚の写真ネパール山岳学会会長サンタ・ラマ氏から送られてきたその写真に写っていたのは登山家のミングマ・ギャブ・シェルパ氏がエベレスト山頂で「ハンセン病を忘れない」との旗を掲げる姿。笹川氏は、ネパール山岳界へのリターンエールとして、全世界からのハンセン病制圧を願い、富士山頂で「Don’t Forget Leprosy」の旗を掲げたいと決意したという。 83歳には過酷な登山だったが、笹川氏は「友人が歴史上初の旗をエベレストの頂上で初めて揚げてくれましたので同じことを富士山で行いたいと思っています」と、挑戦に踏み切った。 動画では、軽快なスタートを切るも7合目あたりから山の厳しさを痛感させられ、経験したことのない激痛、低酸素濃度状態の中ならではの苦しみ、時には激しいひょうにも襲われながら耐える、笹川氏の様子も紹介されている。 富士山頂で笹川氏は「執念で来ました。世界の人々に知ってもらわなければいけない。ハンセン病をなくすために本当にがんばりました。ありがとうみなさん」と語った。
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