Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a2344272be95f469cd3cf1feaf754055d9e3c14
特注の自転車で登場した男性…。彼の職場は国際色豊かです。 「中国から来た巴托(パ・ト)です」 【写真を見る】まずは住まいから! 外国人の広島ライフを支えます 「アメリカから来たアンドリューです」 「中国からまいりました焦です」 「中国から来た娜 穆娜(ナ・ムナ)です」 「ベトナムから参りましたトゥイです」 「ネパールから来たシ マです」 「外国の方、お待ちしています」 いったい何の仕事をしているのか? きょうのテーマは、『まずは住まいから! 外国人の広島ライフを支えます』。 アメリカ・ミズーリ州カンザスシティ出身のアンドリューさんです。 アンドリュー・ギブラーさん(38) ― かなり頑丈で、あまり見かけない雰囲気ですが、この自転車はどちらでゲットされた? 「前にカープで働いていて、2軍選手の通訳をさせていただいたときに、帰国する外国人選手から譲ってもらった」 ― 外国人選手って誰ですか? 「エルドレッド選手」 どうやら、広島カープと縁があったようです。
アンドリューさん 「わたしがアメリカの球団で働いて、さまざまな仕事をしていたが、広島東洋カープのインターンシップで日本に来ることになった」 「カープ球団で働いたのは6年間。その後も広島に残って、翻訳や通訳などをしていた5年前、ある会社から誘いを受けました」 ― どんな仕事? 「不動産会社で働いています。こちらが、良和ハウスインターナショナルになります」 広島市に本社を置く不動産会社です。アンドリューさんは、この会社で特別な業務にあたっていました。 良和ハウス 広報部 アンドリュー・ギブラーさん 「この会社のオーナーさんから国際営業チームを立ち上げてみないですかという大きな話がありまして…」 「振り返って自分も日本に来たときに(部屋探しは)けっこうつらかったので、チームを立ち上げるのはすごくいいなと思って。外国人専門店舗で勤務しているんですけど。中国語・英語・ベトナム語・スペイン語…、あと、全部で7か国語、在籍している外国人スタッフがいます」 実はアンドリューさん、広島で住まいを探している外国人を相手に物件を紹介するチームのメンバーなんです。 スタッフは、アンドリューさんを含む8人の外国人。外国人を専門にして不動産をあっせんするのは、地方ではあまり例のない事業だということです。 この日は、引っ越しを計画しているアメリカ人夫婦にリモートで物件を紹介していました。 アンドリュー・ギブラーさん 「小さな犬、ペット、10キロ以内、ダックスフント、かわいい」 夫婦はペットと一緒に住める家を探していたようです。 アメリカ人夫婦 「不動産用語とか、いろいろ悩むところあるので、英語ができる不動産があることは助かります」 広島県内で働く外国人はコロナ禍で減少するまで毎年、増えていました。比例するように良和ハウスインターナショナルでの契約数も伸びてきました。 アンドリューさんたちは、外国人にどのような物件を紹介しているのか。おすすめの部屋を案内してもらいました。 良和ハウス 広報部 アンドリュー・ギブラーさん 「どうぞ」
― 大理石の玄関で白い壁に重厚な色の扉ということで、きれいなお部屋ですね。 広島市西区にあるマンションの間取りは1LDKで広さは39平方メートル。家賃は7万7000円です。部屋選びのポイントについて、日本人と外国人では違いがあるそうです。 アンドリュー・ギブラーさん 「日本人だと陽当たりがいいとか、トイレ・バスが別になっているとかを重視していると思うが、外国人の方はキッチンのことやバルコニーがあるとか、周辺環境がいいとかを重視します」 こちらはカウンターキッチンで、コンロも3口ついています。 「(外国では)お客さまを接客するという文化がありますので、いすを置いて料理できるし、広いテーブルでほかのお客さまと食べることもできる」 「日本の常識が通用しないこともあり、説明に苦労することがしばしばです。礼金は、特にアメリカではないんですけど、申込金はありますので、申込金ではないと説明して、『こういうものは戻ってこない。敷金は大家さんへのギフト』と説明すると理解してくれます」 「広島に初めてくるときにわたしたちが最初に出会う人じゃないですか。それで広島・日本のイメージが変わる可能性もあるし、ぼくがいい店を紹介したり、いいところを紹介することによって、彼らの人生も変わる可能性もあると感じます」 ― やりがいのある仕事ですね。 「はい、そうですね」 アンドリューさんは、部屋の紹介だけでなく、広島の魅力も伝えようと、きょうもスタッフと外国人を迎えています。 ― グローバルな世の中になっても衣食住には文化の違いがあって、住まい選びで重視するものは違うんですね。外国人も好みの住まいを見つけて、広島での生活をエンジョイしてほしいです。アンドリューさんは、外国人のためにゴミの分別方法なども動画で紹介して、広島に住む外国人の生活をサポートしたいと意気込んでいました。
中国放送
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