Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/720693d7fd0854cad85aef2bf177a202ea3138f3
シュートボクシング(SB)の東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第3戦「SHOOT BOXING 2021 act.3」(6月20日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルでSB日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希(シーザージム)がKNOCK OUTからの第2の刺客・古村匡平(FURUMURA-GYM)を3-0の判定で下した。 笠原はSB日本フェザー級とスーパーフェザー級の二階級制覇を成し遂げ、SBの次期エースと目される存在。今年2月にはKNOCK OUTーREDスーパーライト級王者スアレック・ルークカムイにTKO勝ちを収めている。 古村は現在、KNOCK OUTを主戦場にし、5月のKNOCK OUTでは麻火佑太郎に判定勝利を収め、バズーカ巧樹の持つKNOCK OUT-BLACKライト級王座への挑戦をアピールしたばかり。今回はそこに向けて大きくアピールするチャンスとなる試合だった。
試合は1R、古村はロー、ミドル、前蹴りで距離を取る。笠原が前に出てパンチを放つと古村もパンチを合わせていく。距離が詰まり組み合うとともにヒザをこつこつと出していく。 2Rになって笠原がプレッシャーを強め距離が詰まると、古村は組んでヒザ蹴り。離れると笠原は左ジャブから連打を狙うが、距離が詰まると古村は首相撲からヒザ。離れると左フック。笠原は前蹴りをキャッチして右のボディーストレートと一歩も引かない。古村は前蹴りで距離を取るが、笠原はプレッシャーを強め、詰めて左ボディー。
試合はオープンスコアシステムで行われ、ジャッジ3者は2Rともイーブン。 勝負の3R、笠原は距離を詰めパンチを放つと古村は前蹴りからフックで対抗。笠原は右ボディから左フック。古村は組んで投げを狙うが、ここは投げられず。笠原は古村をコーナーに詰めパンチの連打。古村もカウンターを狙うが、笠原の勢いを止められない。笠原の左フックの連打に古村は左ミドルの連打で対抗するが、押し込むのは笠原。ともに決定打を放つことができず試合は判定となったが、3Rを優勢に進めた笠原が3-0の判定で勝利を収めた。
村田聖明がモハン・ドラゴンに3-0の判定勝ち
第5試合では元SB日本スーパーフェザー級王者の村田聖明(シーザージム)がBigbangウェルター級王者モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)と対戦した。 1Rからモハンが豪腕フックを繰り出していくが、村田はガード、バックステップでクリーンヒットはさせない。ならばとモハンは左のボディーストレート。村田は右の三日月蹴りでモハンの前進を止めていく。それでも前に出てモハンが右フックを放つと村田は左フックをかぶせていく。終盤、モハンが右フックを放つと、村田はがっちりガードし、右ストレートを放つ。 2R、声を出して気合を全面に出しながらパンチを振るうモハン。村田は冷静にモハンの突進をかわすと、蹴り足をキャッチして強烈な左フック。そして村田は右の三日月蹴りを連打するとモハンの動きが鈍り、このラウンドだけでモハンは2回のスリップダウン。
3R、分が悪いモハンはプレッシャーをかけて前に出るが、村田はガードをがっちり固め、カウンターで迎撃。そして三日月蹴り、コーナーに詰めて左ボディーの連打。ダメージが大きいモハンだったが、パンチの威力は衰えず。しかしボディーが効いたか、頭を下げてパンチを放ったところで村田が首を取ってギロチンチョークを狙う。ここはなんとかしのいだモハン。最後は足を止めて打ち合いに出る。モハンは左右のフックを連打すると、村田はストレートの連打にボディーの連打。打ち合いのままゴングが鳴り、村田が3-0の判定で勝利を収めた。
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