Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/75298d5716f9265d5b2ecb6bf96b62a0b6475858
コロナ禍で「見知らぬ土地」を旅行する機会はめっきり減ってしまったが、旅先では「どこにトイレがあるか」は切実な問題である。慣れない町を歩く途中で急な腹痛に襲われた際、その存在を近くで見つけて、どんな観光ガイドよりも安心感を覚えたという人もいるはずだ。 【写真】高いところにある「ナゾのトイレ」の写真を見る(全4枚) そんな「まさかこんなところにも……」と驚くような場所にある「ナゾのトイレ」について、『 何度でも行きたい世界のトイレ 』(ロンリープラネット編・中島由華訳)より、一部を抜粋して引用する。(全2回の1回目/ #2 を読む) ◆◆◆
標高2731メートルにあるトイレ
19世紀のイタリアの画家、ジョヴァンニ・セガンティーニは、サンモリッツの山の上の住まいで晩年を過ごし、山岳地方の風景をカンバスに写しとった。標高2731メートルの地点にあるその住まいは、現在はセガンティーニ小屋と呼ばれ、山小屋として利用されている。いかにもスイスらしい外観のこの屋外トイレからは、エンガディン地方の涙を誘うほど美しい谷の眺めを楽しめる。
標高4600メートルにあるトイレ
キリマンジャロ登山ルート上の、標高4600メートルの地点に位置するバラフ・キャンプサイトに、崖のふちに設けられた落下式のトイレがある。アフリカ大陸の最高峰であるキリマンジャロに登るときの合い言葉は「ポレポレ(ゆっくりゆっくり)」だが、このトイレではゆっくりしてなどいられないに違いない。
標高6812メートル“付近”にあるトイレ
ネパール東部にそびえる標高6812メートルのアマダブラムは、ヒマラヤ山脈の最高峰ではないとしても、目をみはるほど美しいという点ではいちばんかもしれない。山頂から2000メートル下に位置するチュクンのロッジ村に設けられたこのトイレは、座ってアマダブラムの壮麗さを堪能するのにもってこいである。
「とても高いところ」にあるトイレ
見慣れない精密機械か何かだと思ったら大間違い。これは宇宙空間用のトイレの試作品である。無重力状態での排泄はなかなか面倒だ。吸引式なので出したものは行くべきところへ送られていく。だが、下手をすると宙にぷかぷか漂うことになる。ともあれ、宇宙空間でなら悲鳴を上げても誰にも聞こえないだろう。( #2 に続く) 《砂漠、発電所、滝の横…》「どうしてココに」「でもあってよかった」!? 一度見たら“水に流せない”「ナゾのトイレ」 へ続く
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