Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/030505afe6851d0964f525250b954e92ae5cdc25
菅義偉(よしひで)首相は7日夜、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「ワクチン「1日100万回の接種目標」菅首相が宣言延長で会見(2021年5月7日)」に対応しております。 【動画】ワクチン「1日100万回の接種目標」菅首相が宣言延長で会見(2021年5月7日) ◇ ◇
東京や大阪は引き続き大規模商業施設に休業を求めるようだが
テレビ東京:テレビ東京、篠原です。大規模商業施設の休業要請の緩和についてお伺いします。これは経済にプラスになると、そういう見方もある一方で、感染対策を緩めることになるのではないかという批判もあります。この点について総理はどのようにお考えでしょうか。また、東京や大阪は引き続き大規模商業施設の休業などを求めるようですが、国と基準が違う可能性があることをどういうふうにお考えでしょうか。 菅:まずゴールデンウィークという大型連休に合わせて、国民の皆さんにまず短期集中の措置を行いました。そういう意味で今後、平時に戻ったということで、緩和というよりもそこについて前回の緊急事態宣言でも行ってなかったことであります。そこはやはり非常に大きな制約を与えることになりますので、前回の緊急事態宣言のときも行っていませんでした。そうしたことの対応をさせていただくということであります。 そして、さまざまな業種が大きな影響を受けていますので、観光業、商業施設、そうした方たちの対策を、支援策というものをしっかり対応していくと、そういうことをさせていただきたいというふうに思います。全体としてはやはり経済を考えるときというよりも、とにかく感染拡大を防ぐときに必要な対策の中で、すべて止めていいのかとか、文化とか芸術、そうしたものがなくなってしまうとか、いろんなご批判、ご指摘もあったということも事実でありますので、総合的に考えて対応させていただいているということです。 司会:それでは奥のRadio France、西村さん、どうぞ。
数万人の行動監視は物理的に可能か
Radio France:Radio France、西村です。よろしくお願いします。また東京五輪について質問させていただきます。東京五輪のためにアスリート以外にも数万人の外国人関係者が来日する予定です。彼らの一部はアスリートと違ってさまざまなホテルで滞在し、一般人と接触します。海外報道陣はいろいろな取材をするつもりです。政府はいくら厳しいルールを考えても、非現実的なルールなら意味がなくなり、当然さまざまな問題が出てきます。数万人の行動を監視するのは物理的に可能でしょうか。 菅:東京開催に当たっては、やはり選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じて国民の命と暮らしを守っていく。そういう中でファイザー社から選手に対してはワクチンの提供があって、それは当然接種されて、これは選手についてはそうだと思います。それで選手や大会関係者と一般の国民が交わらないように滞在先や移動手段、ここは設定をします。で、選手は毎日検査を行うなど厳格的な感染対策をこれはしっかり行います。こうした対策を徹底することによって、まず選手と日本国民の命、健康はしっかり守ることが、ここは確保しますので、できるというふうに思っています。 ですからそれ以外の方はさまざまな制約がある。水際も含めてありますので、そこは安全対策を徹底していきたいというふうに思っています。 司会:それでは恐縮でございますけれども、あと2問とさせていただきます。それでは真ん中の列、読売新聞、黒見さん、どうぞ。
どの程度の自治体が7月末までに完了できるのか
読売新聞:読売新聞の黒見です。高齢者向けのワクチン接種についてお伺いいたします。総理が表明された7月末までの終了について、今現状、自治体とのやりとりの中ではどの程度の自治体が7月末までに完了が可能という認識を持っているんでしょうか。教えてください。 菅:まず1700を超える市町村の中で約1000については7月末までに終えられる、そういう状況だというふうに報告を受けています。ただ、ここは7月末という目標を掲げてからまだ少ないんですけども、今、1700を超える自治体から聞き取り調査をやっています。そういう中で、もう6月末には1億回分のワクチンができるわけですから、そこは接種をできるような体制さえ組めば、そこは全て7月末までには終えられることができるというふうに思います。 ただその際に、自治体としていろんなお話を伺う中で、やはり人手が少ない、医師が少ない、看護師さんが少ない、そういういろんな問題があって遅れるところについては国としてしっかりと支援をして、そこはまずは高齢者の皆さんにはいち早く終わるような、そういう対策を、丁寧に支援策を行って終えていきたい、こういうふうに思っています。 司会:それでは最後の質問になります。フジテレビの鹿嶋さん、どうぞ。
自粛疲れについてどう考えているのか
フジテレビ:フジテレビの鹿嶋です。2回目の緊急事態宣言を延長する際も議論になったとは思うんですけども、宣言が長期化することによる自粛疲れとか、慣れへの懸念というものに対して、政府は現状どういうふうに考えていらっしゃるのでしょうか。また、国民の中にはワクチン接種が進むまでは結局宣言と発令と、その解除を繰り返すので、いちいちこの政府の要請に従わなくてもいいんじゃないかと、その宣言の効果を根本から疑問視する声も出始めているように見えますが、総理はどのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 菅:まず新型コロナの影響が長期化する中で、国民の間に自粛疲れだとか慣れ、こうしたことが出てきている。これはいろんな方からご指摘をいただいています。そのとおりだというふうに思います。こうしたことにも配慮しながら対策を行っていく、そうしたことが必要だというふうに思います。 そうした中で、ゴールデンウィークという短期集中で、極めて大きな制約を課させていただいて、またご協力をいただいたところであります。ただ、ゴールデンウィークが終わって、ある意味で通常に戻ってきましたので、そういう中で高い効果が望まれる措置、そうしたことをやはり徹底して進めていく。それは飲食で酒の提供なし、また持ち込みもなし、もう今回から持ち込みもしないでほしいとか、いろんなことでお願いをしていますけども、そうしたことを粘り強く行っていくことが大事だというふうに思います。 そしてワクチンについては来週からいよいよ全国1700の団体に、今ワクチンが送られています。そういう中で徐々にスタートをして、24日の週ですかね、からは本格的になっていくだろうというふうに思っています。 いずれにしろ、そうしたことをとにかく65歳以上の高齢者の皆さんが、やはり一番コロナにかかると心配な方、年代ですから、そうした方に1日も早く接種をできるように、そこはしっかり取り組んでいきたいというふうに思っています。 司会:以上をもちまして本日の会見を終了とさせていただきたいと思います。ただ今、挙手をいただいている皆さま方におかれましては、それぞれ1問、後ほどメールでお送りをいただければと思います。後ほど総理の回答を書面にてお返しさせていただくとともに、ホームページでも公開をさせていただきます。ご理解賜りますようお願い申し上げます。それでは以上をもちまして、本日の会見を終了とさせていただきます。ご協力に感謝申し上げます。どうもありがとうございました。 (完)【書き起こし】緊急事態宣言を延長 菅首相が会見
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