Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/d91d08aed056e65d2de6be12a2859fd56e271ad8
テレビ熊本
こちら8685人というのは、熊本市に暮らす外国人の数です。73万人余りの熊本市の人口に対しては少ないと思われるかもしれませんが、およそ10年前と比べると2倍近くに増えています。 こうした中、互いに理解を深めようと先日、熊本市の大西市長が市内在住の外国人と意見交換を行いました。 この日は合わせて14の国と地域からやって来た人が参加し大西市長と直接トーク、参加者がまず指摘したのは行政手続きについてでした。 【中国から帰化した人】 「子ども連れでまちづくりセンターを利用するときは日本語の申込書を3枚書かないといけないのは負担」 【大西市長】「まちづくりセンターで3枚日本語で?」 【参加者】「北区」「北区名指しです(笑)いいですか、北区」 【参加者】「北区は台湾の人が一気に増えた」 【市長】「台湾の人がたくさん住むエリアが多いということですね」 【台湾からの人】 「通訳あるいは英語の申込書があれば助かります」 今回の『ドンドン語ろう』開催にはきっかけがありました。 去年12月、熊本市が自治基本条例の改正素案を示した際市民の定義に『外国籍も含む』と明文化したことに対し、「外国人による参政権を認めたことにならないか」など誤解も含めた反対意見が多数寄せられました。 【大西市長】 「カッコ書き(外国籍含む)は外して条例改正しましたが、もともとの市民の定義は変わっていません。外国籍の方も住民票を置く人は市民と位置付けています」 共生社会へ向けた課題はさまざまです。 【インドネシアからの人】 「(イスラム教)私たちは一日5回お祈りをします」 【マレーシアからの人】 「お祈りするとき変な目で見たりとか、気持ちはわかりますが理解が一番欲しい」 【ネパールからの人】 「外国人=ごみ問題といわれる。思い込みをなくすには情報が大事。外国人がなぜ 増えているのか、今後どう社会が変わるのか日本人として何ができるのか、外国人が地域でこういうことで困るので声をかけてくださいとか情報があれば」 一方で感謝の言葉もありました。 【ウクライナからの人】 「何かあればいつも市役所の人は手伝ってくれます。とても感謝しています」 【イギリスからの人】 「早く熊本の一員になりたいです。熊本の社会に溶け込んでいきたいです」 【大西市長】 「皆さんを私たちは労働力とだけ思っているのではありません。生活者として同じ熊本に住む仲間として皆さんが生活しやすいよう私たちは努力します」 【マラウイから留学ルスビロ・ムワリリノさん】 「いろんな国の人とたくさんのアイデアや問題を話しました。 とても助かりました。そして面白いと思いました」 誰もが住みやすいまちの実現へ大西市長は今後もこうした機会を作りたいと語りました。
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