【6月27日 Xinhua News】ネパールで22日、中国の通信アプリ「微信(ウィーチャット、Wechat)」を使った決済サービスの運用が始まった。ネパール中央銀行の幹部は、ネパール・中国間の貿易と観光を促進すると語った。

 サービスはウィーチャットを運営する騰訊控股(テンセント、Tencent)がネパールのNMB銀行と協力して提供する。

 観光地ポカラで開かれた始動式であいさつしたネパール中央銀のグル・プラサド・パウデル氏は双方の協力について、ネパールを訪れた中国人観光客に安全で便利な越境決済手段を提供し、両国の貿易と観光を促進すると述べた。

 中国の陳松(Chen Song)駐ネパール大使は、ますます多くの中国人が海外観光を選択する中、ネパールの観光市場は潜在力を持っていると指摘。ウィーチャット決済の開始は時宜にかなっていると述べた。従来分野と金融サービス貿易など新興分野の双方でネパールとの政策連携を強化し、互恵協力を促進していく考えも示した。(c)Xinhua News/AFPBB News