【6月3日 Xinhua News】ネパールのタラケシュワル市で5月29日、中国農村発展基金会(CFRD)が建設を支援した持続可能開発プロジェクトモデル村が正式に始動した。同モデル村は現地の1万人近くの人々に利益をもたらす。

 モデル村のあるタラケシュワル市はカトマンズ盆地北部に位置する。CFRDの陳紅濤(Chen Hongtao)秘書長は始動式に出席してあいさつを述べ、CFRDがモデル村で住民4500人への飲料水施設プロジェクト、学校16校に栄養食を提供する「スマイルチャイルドプロジェクト」、小学生の基本的な学習条件の改善を目的とした「パンダパックプロジェクト」、80人の若い受講生に野菜栽培訓練を提供するプロジェクトを相次いで開始したことを明らかにした。

 中国の陳松(Chen Song)駐ネパール大使はあいさつで、CFRDの持続可能開発プロジェクトモデル村は貧困削減分野における両国協力の新たなスタートになるとし、中国はネパールと有益な経験を共有し、力の及ぶ限り支援を提供したいと述べた。

 タラケシュワル市のマハルザン市長は、CFRDによる飲料水プロジェクトなどに感謝の意を表し、ネパールのパウディアル元駐中国大使は、タラケシュワル市がCFRDからの支援を最大限に活用し、モデル村を農村の持続可能な発展の手本にしていくことに期待を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News