Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/4848ea906c8304e0d1ada92fe337f4ba991873b3
国会で審議されている出入国管理及び難民認定法(入管法)改正案を巡り、収容されている外国人の支援ボランティアや仮放免中の当事者が12日、東京都内で記者会見を開いた。「法改正で状況がさらに厳しくなれば当事者たちは生きるすべを失う」として廃案を訴えた。 記者会見では、計6人が登壇した。名古屋出入国在留管理局(名古屋市)で3月にスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)が死亡した問題について、市民団体「SYI(収容者友人有志一同)」メンバーの織田朝日さんは「この(入管)内部の状況を改善せずに入管法の改正だけをしようというのは支援者として納得いかない」と訴えた。 当事者からは施設内部について報告があった。仮放免されて1年になるチリ人のクラウディオ・ペニャさん(60)は、入管では以前から飲んでいた薬を処方してもらえなかったと告白。同室の外国人らも、頭痛や腹痛など訴える症状が異なっていても同じ薬を出されていたと指摘した。 4月26日に仮放免されたというネパール出身のバビタ・グルンさん(35)も、めまいなど不調を訴えても「ストレス」と言われて取り合ってもらえなかった経験を紹介。「国を守るために外国人に厳しくなるのは分かるが、やり過ぎです」と訴えた。【菅野蘭/デジタル報道センター】
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