Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/55f775ca0d41c0d090b8b173baf29214bcdc6c39
オーストラリアに学生ビザ(査証)で滞在する留学生の数が、昨年11月末時点で61万2,099人となり、9月のピークから5万人減少したことが分かった。移民バブル崩壊の兆しだとみられる。連邦政府は国内からの学生ビザ申請の審査を厳格化することを決めており、今年は減少が加速しそうだ。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビュー(AFR)が伝えた。
11月は国外からの学生ビザ申請の承認件数が前年同月比で11.7%(3,000件)減少した。ネパールとコロンビアがそれぞれ32%減、26%減と大きく落ち込んだ一方、中国は46%急増し、ベトナムも39%増と伸びた。
国内からの学生ビザ申請数は1万2,408件となり、前年同月から2,000件近く増えたが、承認率は99.6%から90.1%に低下した。国内からの申請は、学生や学校、エージェントが就労目的で学生ビザを悪用している可能性が高いとみられている。
連邦政府は、移民の急増が住宅不足や家賃の高騰につながっていると強く批判されており、昨年12月に発表した移民政策見直しでは純粋な就学目的ではない学生ビザ申請を根絶するための施策が含まれた。ただ、オーストラリア人の間で大学への入学希望者が大きく増えていないことから、留学生の減少は大学の予算には打撃になるとみられる。
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