Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/8dc4887d355ca0e3d7b59b8be8e8fc795bfd3a4c
統一部長官記者懇談会
キム・ヨンホ統一部長官は6日、「今年1年のあいだに、北朝鮮当局が様々な困難に直面したというシグナルが相次いで出ている」と述べた。 キム・ヨンホ長官は同日、京畿道楊平郡(ヤンピョングン)のブルームビスタ牙山ホールで行われた出入記者団懇談会で、北朝鮮の在外公館の撤収▽食糧難の持続▽脱北者の増加▽(金正恩国務委員長の娘の)キム・ジュエさんの浮上などを取り上げ、このように述べた。 キム長官によると、「外交の拠点である在外公館の撤収が続いた事実は、北朝鮮外交の難関と財政的な限界を示している」という。外交部は5日、「北朝鮮当局は在外公館53カ所のうち7カ所(ギニア、ネパール、バングラデシュ、セネガル、スペイン、アンゴラ、ウガンダ)から公館を撤収した。コンゴ民主共和国駐在大使館と香港総領事館も撤収作業が進められている」とし「対北朝鮮制裁強化により外貨稼ぎが厳しくなっているため」と明らかにした。 また、「北朝鮮の宣伝にもかかわらず、需要量に及ばないものと予想される作況と当局の穀物流通統制で住民の食糧難が続いている」と述べた。統一部当局者は「年間80万~100万トンほどが不足していると判断する」とし「最近、北朝鮮当局が民営市場の活動を萎縮させる政策を展開しているのも食糧難に影響を及ぼしている」と補足した。 さらに「(昨年67人から、今年)180人まで増えた(韓国に流入した)脱北民の数は、コロナの他にオルタナティブな文化の影響も明確にあると判断する」とし、「最近入国した脱北民は保存メディア、ラジオ、海岸ゴミなど様々なルートで韓国の文化と接触し、北朝鮮の現実と対照的な発展ぶりと自由な社会像を見て脱北を決心するようになった」と述べた。 特にキム長官は「北朝鮮が金正恩(キム・ジョンウン)氏の娘を表に出し続けるのも、このような困難の中で世襲の意志を誇示するため多少急いでいるということの傍証」だと述べた。統一部の高官は「軍司令官らがキム・ジュエに挙手敬礼をするなど、儀典のレベルが引き上げられている」とし「世襲の過程での早期症状とみられる」と述べた。同高官は、北朝鮮が2021年1月の朝鮮労働党第8回大会で党規約を改正し、「党中央委第1書記」職を新設した事実について、「キム・ジュエを念頭に置き、そのような動きがあるとみられる」と説明した。 イ・ジェフン先任記者、チャン・イェジ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
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