Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/48184b48f76b971a5167c0b12c84042ad1d9eadc
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)や関連団体との接点が相次ぎ発覚する山際大志郎経済再生担当相が窮地に立っている。衆参予算委員会では野党から教団との関係を追及され、「記憶にない」の一点張りで説明を回避。与野党で「辞任は避けられない」との見方が強まるが、山際氏は政府が月内に策定する総合経済対策の取りまとめ役で、更迭すれば政策への悪影響も大きい。岸田文雄首相は難しい判断を迫られている。 【動画】日ハム、日体大の矢沢投手をドラフト1位指名 「会合について記憶していないのは前々から申し上げている通りだ」。山際氏は19日の参院予算委員会で、過去に出席したネパールとナイジェリアでの旧統一教会の関連団体会合の内容を問われ、説明を避けた。 立憲民主党など野党は山際氏を「政権の弱点」とみる。18日の衆院予算委では立憲の後藤祐一氏が新たに教団との接点が発覚することはないかを問うと、山際氏は「これから新しい事実など、さまざまなことが出てくる可能性はある」と答え、議場は騒然となった。後藤氏は首相に「まだあるそうです。そろそろ引き際では」と更迭を要求した。 自身の新たな疑惑を「予告」する答弁は的中。山際氏は21日の記者会見で、2019年に教団トップの韓鶴子(ハンハクチャ)総裁と愛知県内で会っていたことを認めた。だが当時の記憶は「おぼつかない」とし、韓氏と写った集合写真については「覚えておらず、事務所にも資料がない」とはぐらかした。 山際氏は教団側との関係が「かなり深い」(首相周辺)とされ、8月の内閣改造で交代するとの見方もあったが、首相は総裁選で支援を受けた甘利明前幹事長の要求を踏まえ続投させた。新たな接点が発覚するたびに追認と釈明を重ね、詳細は「記憶がない」と逃げ続ける山際氏に対し、自民からも「政権の傷口を広げている」と批判が上がる。
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