Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/d2fab81c04a4f803bf8b58224ccde722c5071b43
「食べログ グルメ著名人」で渋谷区初のCEO(Chief Eat Officer)を務める小宮山雄飛さんに、デイリー使いできて満足度も高い、東京の“料理がおいしい酒場”を教えてもらう企画! 今回は、スパイス料理好きの間で徐々に人気を集めているインネパ飲みを楽しめる「ネパールレストラン さくら」のおいしいポイントを教えてもらいます。
【東京メシうま酒場】「ネパールレストラン さくら」
酒場好きとカレー好きを結ぶ橋、それが最近人気の“インネパ飲み”。インド・ネパール系のレストランでお酒を飲むことですが、これが想像以上に楽しいのです! 今回はインネパ飲みをしっかり堪能できる新大久保の「ネパールレストラン さくら」へ。
チェーンの居酒屋なら分かりますが、個人店で飲み放題2時間1,500円! しかもネパール料理店なのに焼酎まで置いてくれているんだからありがたい。
僕がインネパ飲みで、あれば必ず頼むのは「アチャールサデコ」。アチャール=漬物、サデコ=和え物。日本の居酒屋ならば、お新香の盛り合わせといったところでしょうか。
アチャールは日本でいう漬物と言いましたが、ネパールの漬物は実にスパイシー! 結構辛い上に、ニンニクも利いていて、実にお酒がすすむんです。
もう一品、僕が必ず頼むやつが「パニプリ」。インドやネパールの屋台で売られているスナックで、ピンポン球のような揚げたクラッカーの中にじゃがいもや豆が入っていて、そこに自分で冷たいスープを注いで食べるという、実に楽しいおやつなんです。
これを一口でパクッと食べると、サクッとした生地が砕けて、中からじゅわ~っと冷たいスープが出てきます!
スープにはミントやレモンの風味があり、他の料理ではなかなか味わったことのない味。これが一度食べるとハマるんです。
東京で、パニプリをつまみにラッシハイ。ものすごい多国籍感(笑)。これぞインネパ飲みの醍醐味です!
それにしてもこのラッシハイ、甘酸っぱくてめっちゃ飲みやすいのに、はっきりと焼酎の存在を感じる濃さ。これは危ないやつです。
セクワは炭火で調理される肉料理。
にんにく、ガラムマサラなどで味付けされた、いかにもアジアらしいおつまみです。
炭火で焼かれているのでとても香ばしく、しっかりした歯応えがあり、噛むほどにマトンの旨味が出てきます。これにはさっぱりしたウーロンハイが合う! この写真だけ見ると、どこか下町のもつ焼き屋さんにでもいるようです(笑)。 つまみ系を楽しんだところで、いよいよカレーの登場です。
たけのこと、じゃがいも、ササゲを使ったヘルシーなカレー。発酵させてあるので、たけのこというよりメンマのような感じと言った方が、日本人には分かりやすいかもしれません。
この発酵たけのこの、ちょっとクセのある香りがめちゃくちゃおいしいんですよ。実に酒の肴になるカレー、インネパ飲みならではのつまみです。
残念ながら飲み放題メニューに日本酒は入っていませんが(1,500円で贅沢言ってはいけません)、これ日本酒にも絶対合うやつです。
楽しく飲んでいたら、お店の人がサービスで「ムラコアチャール」(大根の漬物)をくれました!
こういう優しさもネパールの魅力。それにしてもこのアチャール、辛くてスパイシーで、これだけで何杯も飲めそうで、こちらもまさに酒の友です。
インネパ飲みでは、〆のラーメンならぬ、〆のチョウミン。チョウミンとはネパール料理店には必ずある、ネパールの焼きそばです。
スパイス系の食べ物も多いネパール料理ですが、焼きそばは実にあっさりした塩味で、日本人にも馴染みやすい優しい味付けです。そんなシンプルなチョウミンをさらにおいしくするとっておきの食べ方をご紹介。
お店の人が「コレ、ツケテタベテネ!」と一緒にくれたのが、モモ(ネパールの餃子)のタレ。これを焼きそばにつけると、一気にネパール風に味変して、めちゃウマ!! ニンニクの風味とクミンや唐辛子などのスパイスの香りが利いた甘辛ダレが絶妙で、ここへ来てさらにお酒がすすむすすむ。
はたしてネパールでこの食べ方が一般的なのか、お店の人がただ好きで勧めてくれただけなのか分かりませんが、これはマストで組み合わせたいソースです。 ということで、2時間フルフル、飲み放題も料理も満喫して、ごちそうさま! いつもとちょっと違うおつまみを楽しめるインネパ飲み、これからますます流行りそうです。
ネパールレストラン さくら
住所:東京都新宿区百人町2-2-1 リマックス新大久保 4F TEL:03-6233-7879 ※価格はすべて税込 ※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。 ※営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
撮影:GENIUS AT WORK 取材:小宮山雄飛 文:小宮山雄飛、食べログマガジン編集部
0 件のコメント:
コメントを投稿