Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/6288394cc221125c638da158c3a07fb12f38d3bd
ネパールで乗客など72人を乗せた飛行機が墜落し、搭乗者の大半が死亡した。乗客の中に韓国人2人が含まれていることが確認され、外交部は現場に駐ネパール韓国大使館の職員を現地に急派した。 15日(現地時間)午前、ネパールのカトマンズから北西に140キロメートル離れたカスキ郡のポカラに向かっていたネパールの航空会社「イエティ航空」所属のATR72機が、到着予定地のポカラ国際空港付近で墜落する事故が発生し、少なくとも68人が死亡したとAP通信などが報じた。同機には乗客68人と乗務員4人など計72人が乗っていたという。ネパールのトリブバン国際空港救助調整センターはこれまで68人の遺体を発見したと発表した。 ネパールのプシュパ・カマル・ダハル首相は事故直後、緊急閣僚会議を招集し、ネパール当局は救助ヘリと救助隊員数百人を現場に投入して捜索作業を続けたが、日が暮れて作業を中断し、16日から再開することにした。墜落した機体は真っ二つになり、機体の一部は山の斜面に、他の部分は近くの峡谷に落ちたという。同機はフランスとイタリアの合弁メーカーが作った短距離用双発プロペラ旅客機で、製作から15年になるという。 ネパール航空当局がソーシャルメディアを通じて公開した乗客名簿によると、韓国人のYさんなど2人が含まれている。韓国外交部も同日午後、駐ネパール大使館の情報報告を通じてこの事実を把握し、事故現場に領事協力員を派遣した。外交部は「国民が生存しているかどうかを確認し、必要な領事助力を提供する予定」だと明らかにした。外交部本部は急いで在外国民保護対策班を稼働した。 同機に乗っていた外国人は韓国人2人を含めインド人5人、ロシア人4人、アイルランド人、オーストラリア人、フランス人、アルゼンチン人それぞれ1人など計15人。ポカラ周辺には8000メートル峰が連なっており、韓国人観光客が多く訪れる観光地として知られる。しかし、現地の航空関係者の間では8000メートル越えの山々の間に位置し、離着陸が難しいところとして悪名高い。 ネパールはエベレストを含め高い山々が多く、航空事故が頻繁に起きる国だ。ロイター通信は今回の事故がネパールで発生した事故としては、1992年に167人が死亡したパキスタン旅客機墜落事故以来30年ぶりに最も人命被害の多い事故だと報じた。ネパールでは2018年、バングラデシュを出発した旅客機がカトマンズに着陸する途中で墜落し、搭乗者71人のうち51人が死亡しており、昨年も飛行機墜落事故で搭乗者22人が全員死亡した。ネパールでは2000年以降これまで、ほぼ350人が飛行機やヘリコプターの墜落で命を失った。
チョ・ヘヨン、シン・ヒョンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
0 件のコメント:
コメントを投稿