Source:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221226/k10013935321000.html
中国やインドと国境を接するネパールで、左派政党のトップが新しい首相に任命され、インドでは、新政権が巨大経済圏構想を掲げ、影響力の拡大を図る中国との関係を強めるのではないかと警戒感が出ています。
ネパールの大統領府は25日、「ネパール共産党毛沢東主義派」のトップで、元首相のダハル氏を新しい首相に任命したと発表しました。
先月投票が行われたネパールの議会選挙では、当時の首相でインドに比較的近いとされるデウバ氏が率いる「ネパール会議派」が最多議席を獲得しましたが、どの政党も過半数の議席を確保できず、連立政権に向けた交渉が続いていました。
こうした中、「ネパール共産党毛沢東主義派」や「統一共産党」の左派政党などが、新しい連立政権をつくることで合意し、これを受けて、ダハル氏が首相に任命されました。
中国やインドと国境を接するネパールをめぐっては、近年、巨大経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国が、インフラ整備などを通じて影響力の拡大を図っています。
ダハル氏は過去に2度、首相をつとめた経験があり、当時、比較的、中国寄りの政策を推し進めていたことから、インドでは、今後、ネパールの新政権が中国との関係を強めるのではないかと警戒感が出ています。
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