Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/0b1cac10ec3e7000956984eed7e2af65f7f91522
ネパールで15日に発生した旅客機の墜落事故で、当局は16日ボイスレコーダーとフライトレコーダを現場から回収したと発表した。事故機は乗員乗客72人を乗せていたが、現時点で生存者はいない。乗員乗客の多くはネパール人だった。 発見されたレコーダーが、事故の原因究明に役立つと期待されている。イエティ航空の旅客機は15日、同国第2の都市カポラに着陸する直前に墜落。現地は当時快晴だった。原因究明には数カ月かかる可能性もある。 事故発生から24時間以上がたった今もなお、曇天で視界の悪い中、渓谷を中心に捜索活動が続いている。ポカラ空港の広報によると、事故機の機長は、着陸の数分前に滑走路の変更を求めていたという。 山岳地帯のネパールでは航空機事故が後を絶たない。ネパールには、イエティ航空とその傘下のタラ航空を含む9つの航空会社がある。2000年以降、同国では航空機事故で359人が死亡している。そのうち今回事故を起こした航空会社と傘下の会社の事故で死亡したのは、少なくとも165人にのぼる。 また2001年以降、75人がヘリコプター事故で死亡している。 今回の事故機の副操縦士は、2006年に同様の事故でパイロットだった夫を亡くしている。副操縦士は見つかっていないが、死亡したとみられている。航空会社の広報によると、副操縦士は夫の死亡保険金でパイロットの訓練学校に通っていたという。
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