Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/3ec124e77e46ad3d47e6f205af6269486d1259c9
トルコ周辺には複数のプレート(岩盤)が存在し、それぞれの活動によって平時から地下に複雑な力が加わっている。纐纈(こうけつ)一起・慶応大特任教授(応用地震学)によると、6日に発生したマグニチュード(M)7・8の地震はトルコの国土の大半がのったアナトリアプレートと、その南東側にあるアラビアプレートの境界部の東アナトリア断層で発生したと考えられるという。 東アナトリア断層ではプレート間のひずみを解放するため、左右にすれ違うように断層が動いた。一方、この地震の約9時間後に北北東側で発生したM7・5の地震は、先に発生した地震の影響で付近の断層の活動が誘発されたとみられる。 纐纈氏は「プレート境界が内陸部の都市直下にあり、そこで大地震が起きたために被害が大きくなってしまった」と指摘する。 プレート境界型の地震は地殻内部で起きる活断層型に比べ、規模が大きく発生間隔が短くなりやすい。また、纐纈氏によると、先に起こった地震は阪神大震災の地震の約20倍のエネルギーに相当するとみられる。 内陸のプレート境界の地震としては2015年4月にネパールで起きた地震(M7・8)でも大きな被害が出ている。また、1923(大正12)年の関東大震災の地震(M7・9)は一部ではあるが震源域が内陸に存在するプレート境界型で、この点で今回の地震と似ているという。
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