Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/b174e6988104b4e0f58526c0d8480e7136745b7a
FIFAワールドカップのグループステージが佳境を迎える中、建設作業などを支えた外国人労働者は大会をどんな思いで見ているのだろうか。 【映像】野外で…画面を見つめる大勢の外国人労働者たち(現地の様子) 「街の中心から30分ほど離れたクリケット場に作られているのは無料で見られるパブリックビューイング会場です。こちらで試合を見ているのは多くがスタジアム建設などにかかわった、いわばワールドカップを作り上げた外国人労働者たちです」(レポート:中丸徹) カタールで暮らす300万人のおよそ9割を占める外国人労働者は、カタール人の1割程度の給与水準で働いているとされている。 スリランカ人労働者 「(試合観戦の)チケットが高すぎる。この会場は全部無料で楽しめる。毎日来ているよ」 ケニア人労働者 「スタジアムの管理をしている。チケットは持ってない。(チケット代の)800~1500リアル(数万円)って俺の月給だよ」 カタールでは、インドやネパール、アフリカなどからの労働者が多く働いているが、中には「嫌なら辞めていい」と言われ、最低賃金も守られずに労働するケースや、ワールドカップ終了と共に仕事を失い、母国に帰らざるを得ない不安を抱えている人もいるという。 「こちら外国人労働者エリアのパブリックビューイングですが、壁には『あなたのワールドカップへの貢献に感謝します』と、上からアラビア語、英語、ヒンディー語で書いていますね」(レポート:中丸徹) ヨーロッパなどから外国人労働者の労働環境について批判を受けたカタール政府は、去年3月、最低賃金を25%アップするなど神経をとがらせている。(ANNニュース)
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