Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/616bc00157ca8354eb2fd93166825cc642197ac2
配信、ヤフーニュースより
ネパールメディアは7日、11月下旬に行われた下院選(定数275)で、デウバ首相率いる親インド派の与党・ネパール会議派が最多の89議席を獲得したと報じた。同派など5党で作る与党連合は合計136議席にとどまり、過半数には届かなかった。今後、政権維持に向けて他党の取り込みを図っていくとみられる。
地元紙カトマンズ・ポストによると、11月20日に行われた選挙では親中派のオリ議長が率いる最大野党・統一共産党(UML)は78議席を獲得し、第2勢力となった。一方、ネパール会議派と連立を組むネパール共産党毛沢東主義派は32議席を獲得して第3勢力。
インドと中国に挟まれた内陸国のネパールは両国の間でバランス外交を強いられてきた。2017年の前回選挙ではUMLが勝利してオリ氏が首相に就任したが、与党の内部分裂の末にネパール会議派などの連合が最大勢力となり、デウバ氏が21年7月に首相に就任した。新型コロナウイルスによる観光収入の減少などで疲弊した経済の再建に加え、政治的な安定の確保が重要な課題になっている。【ニューデリー川上珠実】
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