Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb54b6df952444e4115b028e0815b0a30263c45
テレQ(TVQ九州放送)
「やさしい日本語」をご存じでしょうか。「やさしい日本語」とは日本語があまり得意ではない外国人でもわかりやすい簡単な日本語のことで国や自治体は特に災害時などでの活用を呼び掛けています。「余震に警戒してください」をやさしい日本語に言い換えると「後で来る地震に気をつけてください」となります。多くの外国人が住んでいるここ福岡でやさしい日本語を使った取り組みが徐々に広がっています。 福岡市の南区役所。周辺には日本語学校があるため多くの外国人が住民登録などの手続きに訪れます。そこで去年、日本語があまり話せない外国人に職員が対応するため「やさしい日本語」を使ったハンドブックを作成。この日、区役所を訪れた外国人と職員のやりとりを見てみると。 職員 「暗証番号を書いてもらってもいいですかここに4つのナンバーのパスワードを」 暗証番号という言葉を4つのナンバーと 言い換えました。説明が終わると。 職員 「10分から15分は待ってもらいます」 この対応も やさしい日本語です。 職員 「だいたいとか中途半端な日本語よりは明確にした方がいいのかなという意識はしました」 記者 「対応はどうだった?」 ネパール人 「わかりやすかった」 新型コロナが流行する前南区役所では毎年手続きの説明に日本語学校に出向いていましたがコロナ禍でそれができない状況に。そこでSNSを使ってやさしい日本語で情報発信を始めたといいます。 吉崎課長 「職員は英語や母国語で伝える必要があるのではないかと気負うところがあったが、やさしい日本語であれば通じるという人がかなりいると知って職員も安心して外国人への対応ができるようになった」 一方こちらは福岡市美術館。去年9月日本に住んでいる外国人に美術館のことをわかりやすく伝えたいとこちらの崎田さんがやさしい日本語でガイドブックを作成しました。 崎田さん 「こちらが福岡市美術館が所蔵する金剛力士立像です。この作品は美術館の解説文には寺の門に安置されることが多いと書きます。これをやさしい日本語で仏像は寺の門の前にありますと言い換えることができる」 記者 「わかりやすいです」 外国人だけでなく日本の子どもにも好評だといいます。 崎田さん 「やさしい日本語の取り組みは全国を見渡しても美術館で行っているところはほとんどない。利用者がどこの美術館に行ってもやさしい日本語のプログラムや取り組みに出合うるように広がるといい」
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