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日本料理は繊細で奥深く、優しい味わいが楽しめます。しかし、日本で暮らす外国人にとっては、その味になじめないこともあるようです。日本在住9年になるネパール人女性は、暮らし始めた頃、日本料理に苦手意識があったといいます。故郷の味と比べて、日本の料理にどんなことを感じたのでしょうか。 【写真】日本料理が苦手だったネパール人が最近「おいしい」と感じている食べ物 ◇ ◇ ◇
故郷の味は辛い味付け 日本料理は「味が甘い」
日本で暮らし始めてから9年目という、ネパール人夫妻のユバさんとカルバナさん。留学生として日本へやってきて、2年間語学学校へ通い、その後大学にも進学しました。現在、カルバナさんはハラル調味料販売会社の営業として勤務しています。 ふたりとも流ちょうな日本語を話し、すっかり日本の生活になじんでいる様子。しかし、ユバさんは日本の食に慣れるまでには少し時間がかかったといいます。 「最近になってやっと日本料理に慣れてきました。実は前まで苦手だったんです……。私にとっては、味が甘いかなと感じていて。ネパールの料理は辛めの味付けです。代表的なのは『ダルバート』という料理です」
ユバさんが教えてくれたダルバートは、白いごはんと豆のスープ、副菜、漬物などがセットになった、定食のようなもの。日本にも、ダルバートを提供しているお店があります。ネパール料理には数種類のスパイスが使用されていますが、インド料理のような辛さとはまた違う味わいだそうです。 日本料理には砂糖やみりんなど、甘さを感じる調味料が使用され、スパイスを使用することはあまり多くありません。その味付けに初めはなじめなかったそうですが、今では自分でアレンジしながら楽しんでいるようです。 「日本は肉料理やお鍋など、なんでもおいしいですね。日本で鍋のスープを1、2回買ったことがあるのですが、自分で少し味を変えて作りました。入れるのは鶏肉や野菜、豆腐などスタンダードなものですが、トマトベースとかもおいしいですね」 苦手意識がありながらも日本の味になじもうとするのは、日本が大好きだからこそ。ときには故郷の味を楽しみながら、日本でおいしいものとたくさん出合ってほしいですね。
Hint-Pot編集部
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