2020年4月14日火曜日

岐阜から進学、新大学生ため息4月 不慣れな東京「動くに動けない」

Source: https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200402-00229182-gifuweb-l21
4/2(木) 8:15配信、ヤフーニュースより
岐阜新聞Web
 新型コロナウイルスの感染拡大による東京都の外出自粛要請などを受け、首都圏の大学が相次いで講義開始日を遅らせるなどの対応を取っている。待望の春を迎えたが、岐阜県から進学する新大学生たちは上京できなかったり、都内で身動きが取れずにいる。

 「1日に学生証の交付を受ける予定だったがなくなり、上京は20日に延期した」と話すのは、明治大に進学する男子学生(18)=岐阜市=。3月22、23日に入寮する県学寮(東京都)に荷物だけを運び入れ、現在は岐阜の実家で過ごしている。「楽しみにしていた新入生の歓迎イベントが中止になり残念だが、(22日への)講義の延期などは正しい判断だと思う」と複雑な心境を明かす。現在は「三つの密を避けて過ごしている。講義のスタートに向けて英語の勉強など今できることをやっている」と話した。

 県学寮によると、2年生以上の寮生の半数近くが帰省したまま。新入寮生も19人のうち4人が4月中旬以降の入寮予定になっている。

 26日に岐阜市から上京した東大の男子学生(19)も「上京したが、やることがなく、動くに動けない。上級生と相談してどの講義を受けるかを決めるつもりだったが、それも自分でやらないといけない」と不安がる。上京後は地下鉄など公共交通機関を極力使わず、歩ける範囲で生活必需品を買い足しながら暮らす。「親には、岐阜に帰ってきた方がいいと言われたが、自分が故郷にウイルスを持ち込んでしまう危険性だってある」と話した。

 県内の大学に進む留学生も足止めされている。朝日大(瑞穂市)によると、日本語を学ぶ留学生別科の入学生は今年ネパールやベトナムから32人いるが、ネパールでは海外への移動制限があるため、来日のめどが立たない学生が多いという。同大では留学生への講義は5月以降に遅らせる対応を取る。
岐阜新聞社

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