Source:https://mainichi.jp/articles/20200331/ddl/k17/020/232000c
毎日新聞
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富山県射水市で、ネパールから来日した仏画師のダルマ・ラマさん(46)が小松菜生産に取り組んでいる。後継者不在に悩む日本人の農家から農場を引き継いで約3年。会社を設立し、販路の開拓や加工場の新設を進めるほか、ネパールに現地法人を開くなどして事業を拡大している。
ダルマさんは2005年、富山県出身の日本人の妻が出産するのを機に同県に来た。社交的な性格で、仏画を教えたりネパール料理を振る舞ったりしながら地域に溶け込んでいった。交流を広げようと自宅近くで家庭菜園を始めたことが農業への興味を持つきっかけとなった。
「農地を継いでみないか」。14年、射水市で農場「葉っぴーファーム」を営む荒木龍憲(あらきたつのり)さん(67)がダルマさんに声を掛けた。ダルマさんは「最初は難しいと思ったが、何カ月たっても後継者が見つかっていないと聞き、決意を固めた」と振り返る。
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