2020年4月22日水曜日

チョモランマ山頂で5G使用可能に、世界最高海抜の基地局完成へ

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200422-03279774-clc_cns-cn
4/22(水) 15:30配信、ヤフーニュースより
CNS(China News Service)
【CNS】中国移動(チャイナモバイル、China Mobile)チベット支社は19日、海抜5300メートルのチョモランマ大本営と海抜5800メートルの中間キャンプ3か所の5G基地局が開通したことを発表した。同社の計画では、25日までに海抜6500メートルの前進キャンプ2か所の基地局とすべてのポイントの建設と開通作業が終了し、世界で最高海抜の5G基地局が完成する予定。その暁には、5G信号がチョモランマの北壁登山ルートと山頂をカバーすることとなる。

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 チョモランマはヒマラヤ山脈の主峰で、同時に世界の最高峰でもある。中国とネパールの国境線上にあり、北側は中国のチベット自治区(Tibet Autonomous Region)シガツェ市(Shigatse )ティンリ県(Tingri)域内に属する。

「中国移動」チベット支社によると、今回の5G基地局の工事は、通常の場所の建設に比べ、建設技術は複雑で、環境条件はより高いものが求められる。チョモランマの大本営とそれ以上の地域は、中国の国家級自然保護区であるため、物資の輸送や施工は大変難しいものとなった。「ヤクの背に乗せ、人が担ぐ」方式で、8トンを超す建設資材を海抜5800メートルと6500メートルのキャンプまで運び上げた。

 工事を請け負った会社は、基地局の諸設備を順調に敷設するため、作業員に対して登山訓練を行い、工事が順調かつ安全に行えるよう細心の配慮をしたとされる。また、工事期間中は、生活区域をまとめて配置し、生活と工事で発生する廃棄物をすべて集中的に処理したとしている。(c)CNS/JCM/AFPBB News

※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。

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