日本学生支援機構は22日、2019年5月1日時点で日本の大学や日本語学校などに在籍する外国人留学生が31万2214人で、前年から1万3234人増えて過去最多を更新したと発表した。20年までに留学生30万人を目指す政府の計画を達成した形だが、今春は新型コロナウイルスの感染拡大で来日できなくなるケースが相次ぎ、先行きに不透明感が出ている。
外国人留学生のうち大学など高等教育機関の在籍者は、前年から1万9502人増の22万8403人となった。一方、日本語学校は6268人減の8万3811人。就労目的で来日する抜け道にもなっているとして、在留資格の審査を慎重に行っていることなどが背景にあるとみられる。
出身国・地域別で最も多いのは中国の12万4436人(前年比9486人増)で、ベトナム7万3389人(1035人増)、ネパール2万6308人(1977人増)と続き、アジアの国や地域が上位を占めた。
一方、文部科学省は17年に海外の大学などの正規課程に留学した日本人が前年比2439人増の5万8408人だったと発表。国・地域別の最多は米国1万8753人(前年比27人減)で、中国1万4717人(1122人増)、台湾8413人(865人増)の順だった。〔共同〕
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