令和3年7月22日、GOOGLEニュースより
7月13日(現地時間)、ネパールでシェール・バハドゥール・デウバ新首相(Rt. Hon’ble Mr. Sher Bahadur Deuba, Prime Minister of Nepal)が就任しました。これを受けて7月22日、菅義偉内閣総理大臣からデウバ首相に対し祝辞を発出しました。
同祝辞の中で、菅総理大臣はデウバ首相の就任に祝意を表するとともに、日本とネパールの友好関係を一層緊密なものにするため、同首相と協力していく考えを伝えました。
Source:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA223RL0S1A720C2000000/
菅義偉首相は22日、ネパールのデウバ新首相宛てに「日本とネパールの友好関係を一層緊密なものにするため、デウバ氏と協力していく」との祝辞を贈った。政府が発表した。〔共同〕
Source:https://www.townnews.co.jp/0115/2021/07/22/583900.html
掲載号:2021年7月22日号
GOOGLEニュースより
和田の「横浜けいあい眼科」がコロナ禍で医療物資が不足しているネパールの医療施設に、院内で備蓄していた物資を送る活動を続けている。
5人の医師が所属する同院では眼科医が不足しているベトナムの農村地帯に出向き、ボランティアで白内障治療に取り組むなど、後進地域に対する支援を継続的に行っている。今回のコロナ禍でも医療インフラや物資が不足している後進地域では手洗いやうがい、咳エチケットなど基本的な感染症対策が浸透していないこともあり、感染拡大に歯止めがかからない状況だという。
同院の清水映輔医師らはベトナムでの活動にともに取り組むネパールの歯科医師宛に支援物資を送付。4月末に段ボールに詰め発送したマスク(5千枚)フェイスシールド(100個)手袋(5千枚)ガウン(200枚)が6月末に到着した。
清水さんは「後進地域の状況が報じられる機会は少なく、欧米や日本などとは異なる状況がある。現地に直接赴くことはできないが、支援を続けたい」と話している。
Source:https://www.asahi.com/articles/ASP7N7QW9P79UHNB001.html
新型コロナウイルスで医療が逼迫(ひっぱく)するネパールの病院に小型のX線装置を贈るため、群馬大学付属病院(前橋市)で研修中のネパール人医師が奔走している。在日ネパール人らの寄付だけでは費用が足りず、日本人にも支援の輪が広がっている。
医師はスマン・シェスタさん(34)。2015年にカトマンズから来日し、群馬大大学院で博士号を取得。付属病院で放射線診断と核医学を研修している。
ネパールではコロナが猛威を振るう。カトマンズから西に約700キロ離れたインド国境近くのアッツァム村のバヤルパタ病院は重症患者も多い。インドに働きに行く住民も多く、インドで見つかった変異株(デルタ株)の感染者が増えているという。
医療機器も不十分で、持ち運びができる小型のX線装置があると役に立つという。病院には固定式のX線装置はあるが、歩けない重症者などには使えないからだ。
シェスタさんは「コロナで多くの人が困っている。できるだけ早く、X線装置を贈りたい」。コロナが収束すれば、肺結核の診断に役立てる。小型X線装置は充電式で背負って持ち運べるため、山間部に入って診療できる。
X線装置は、医療機器会社が大幅に値引きしてくれるが、送料を含めて費用は約200万円。ネパール人らの寄付で120万円集まったが、あと80万円ほど足りないという。
シェスタさんは週1回、前橋市内の公民館で英会話を教えている。そこに参加する日本人も寄付に協力している。元中学校長の渋川武雄さん(69)は「ネパールの医療に少しでも役に立ちたい」。エベレスト登頂などヒマラヤ登山で何度もネパールを訪れている前橋市の八木原國明さん(75)も「ネパールは第二のふるさと。協力したい」と山仲間らに呼びかけている。
連絡は、シェスタ医師(drsuman.stha@gmail.com)か、「ネパールにレントゲンを贈る会」事務局の渋川さん(090・5432・6080)へ。(柳沼広幸)
Source:https://www.kobe-np.co.jp/news/miki/202107/0014519804.shtml
東京パラリンピックを前に計画されていたネパールのテコンドー代表の事前合宿について、兵庫県三木市は20日、中止を発表した。新型コロナウイルスの感染防止に伴う行動制限が選手の負担増を招き、大会に向けて十分な準備ができない懸念があるため。選手は来日後、選手村へ直接入るという。(長沢伸一、篠原拓真)
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/e983e68d234915bb9ec23bf05a46758251da9ddd
SHOOTBOXING 2021 YOUNG CAESER CUP CENTRAL #27 “DEAD or ALIVE”TKO COVID 19 2021年7月25日(日)愛知・ホテルプラザ勝川 ▼第9試合(メインイベント)SB日本スーパーライト級ランキング戦 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R 〇イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーウェルター級4位) 判定3-0 ※30-27、30-27、30-26 ×モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾/Bigbangウェルター級王者、元MA日本スーパーライト級王者) 【写真】モハンを豪快なバックドロップで投げたイモト 5月23日から延期となっていた愛知県大会のメインイベントは、モハン・ドラゴンとイモト・ボルケーノの日本スーパーライト級ランキング戦が組まれた。モハンは、今年4月の海人戦、6月の村田聖明戦ともに豪腕を武器に激闘を繰り広げたばかり。日本スーパーライト級タイトル挑戦を狙うためにも、勝利をあげたいことだろう。強豪を迎え撃つ形となったイモトは、今年2月のシリーズ開幕戦で6連勝と勢いのある一階級上の上位ランカーの村田義光からダウンを奪い、判定勝利を収めている。さらに勢いに乗るためにも、ドラゴン狩りを達成したいところだ。 1R、イモトはローキック、左ストレート。モハンはガードを固めて、ロー、右のロングフック。イモトはバックドロップで豪快にモハンを投げ捨て、2ポイントを獲得。ローを連発するモハンは、左フックでKOを狙った。 2R、モハンが前へ出てフック。イモトは前蹴り、右フックを合わせる。バックを奪ったイモトは、投げ捨てるがポイントにならず。右フックを当てて、転倒するモハン。それでもモハンは、前へ出て強烈なパンチを繰り出す。風を切る音が聞こえてきそうなモハンのフックをイモトはかわして、手を挙げる。 3R、モハンはロー、右フックで攻撃。勢いがあったのか、イモトは転倒。モハンはダウンをアピールするが、認められず。組みついてフロントチョークに入るイモトだが、これは不発。だが、すぐに首投げでシュートポイントを奪った。モハンは、最後までフックを振り回す。イモトがチョークの体勢に入ったところで、試合終了。判定3-0で、イモトが勝利。勝利が決まった瞬間に涙を流した。 マイクを握ったイモトは、「モハン選手は中学校の頃からトップファイターだった鈴木博昭選手をKOして怖い選手だったんですけど、足を使って勝つことができました。アマチュア時代を含めてタイトルを獲ったことがないので、ぜひシュートボクシングのベルトを巻かせてください」とアピールした。
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/8d276d0734fa7e2fb8b8c369f427f5c0bc5f515f
言語の壁などがある県内在住の外国人に、新型コロナウイルスに関する正確な情報をどう伝えるか―。在沖外国人の支援などを手掛ける観光危機管理研究所が24日、那覇市の若狭公民館で県立中部病院の高山義浩医師を講師に招き、外国人を対象としたオンライン勉強会を開催した。 高山医師は外国人特有の感染経路はないが、県内在住の外国人は家族単位ではなく単身者が多いと指摘。友人や知人との触れ合いが重要な生活の一部だと理解を示した上で「マスク着用や消毒の徹底、大人数での食事を避けるなど一定のルールを守ろう」と呼び掛けた。 講話の内容は同公民館からライブ配信された。勉強会は那覇市の地方創生臨時交付金活用事業の一環で、今回が初めて。来年2月まで毎月行われる。初回はネパールやベトナム出身の10人が参加した。 事前に聞き取りしたアンケートでは、PCR検査の実施場所や自己負担額、ワクチンの効果と副反応に関する質問や不安の声が目立った。高山医師は科学的根拠を示しながら各質問に答えたほか、県内の感染状況やワクチン接種の受診手順についても解説した。 参加した沖縄ネパール友好協会のオジャ・ラックスマンさんは、帰省できず精神的に追い込まれている外国人も多いとし、「大事な情報を得ながら、勉強会が人とつながる場となることに期待したい」と述べた。主催した同研究所の鎌田耕代表理事は、感染者数や支援の情報の多くは自治体から発信されるが、言葉の壁から情報を受け取りにくい外国人も多いとし、「伝達役の鍵となる各地の外国人コミュニティーのリーダーとのつながりも広げていきたい」と述べた。 勉強会後には、きいやま商店のリョーサさんによる特別ライブも行われた。
琉球新報社
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/08de2f3b6947718ffe595db488b32e340b75366a
2021年7月25日(日)愛知・ホテルプラザ勝川『SHOOTBOXING 2021“YOUNG CAESER CUP CENTRAL #27”MAXFC DEAD or ALIVE』の前日計量が24日(土)名古屋市内にて行われた。 【写真】内藤凌太と二田水敏幸はセミファイナルで対戦 メインイベント、SB日本スーパーライト級ランキング戦で対戦するSB日本スーパーウェルター級4位イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ)は64.35kg、Bigbangウェルター級王者モハン・ドラゴン(ネパール/士魂村上塾)は64.5kgで計量をクリアーし、あとは試合開始のゴングを待つのみとなった。 イモトは今年2月のシリーズ開幕戦では6連勝と勢いのある一階級上の上位ランカーの村田義光からダウンを奪い判定勝ち。格上のドラゴン狩りを目指すイモトは「大会が(コロナの影響で)延期して、当初開催予定だった5月の時よりも今の方が強くなっています。何も当てさせずに倒します!」と圧倒を予告。 一方、今年4月の海人戦、6月の村田聖明戦を経て連続参戦を果たすモハンは「盛り上げた上でKOします。9月のシュートボクシングの後楽園ホールでメインで試合ができるように暴れます」とインパクトある勝ち方を目指すとした。 なお、その他の出場選手も計量は一発でクリアーし、明日に備える。
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/53c2381e987250fd2a07d129243c699706e1313e
<コロナ禍のテレビ観戦ガイド> 東京五輪の開会式が、23日午後8時から東京・国立競技場で行われる。選手団の入場は今回初めて、日本語で国・地域名を表記した50音(あいうえお)順で実施される。五輪発祥国ギリシャが最初に入場し、「あ行」から順に会場入り。開催国日本は最後に登場する。大会公式サイトのリストに従うと、参加予定の全206の地域・国の順はこのようになる。入場行進は午後8時30分~40分ごろスタートする予定。「コロナ禍のテレビ観戦ガイド」は、テレビ観戦用の情報をお送りします。 【写真】開会式が始まり花火が打ち上がる国立競技場 入場順は以下の通り。 1 ギリシャ 2 難民選手団 3 ROC 4 アイスランド 5 アイルランド 6 アゼルバイジャン 7 アフガニスタン 8 アラブ首長国連邦 9 アルジェリア 10 アルゼンチン 11 アルバ 12 アルバニア 13 アルメニア 14 アンゴラ 15 アンティグア・バーブーダ 16 アンドラ 17 イエメン 18 イスラエル 19 イタリア 20 イラク 21 イラン・イスラム共和国 22 インド 23 インドネシア 24 ウガンダ 25 ウクライナ 26 ウズベキスタン 27 ウルグアイ 28 英国 29 英領バージン諸島 30 エクアドル 31 エジプト 32 エストニア 33 エスワティニ 34 エチオピア 35 エリトリア 36 エルサルバドル 37 オーストラリア 38 オーストリア 39 オマーン 40 オランダ 41 ガーナ 42 カーボベルデ 43 ガイアナ 44 カザフスタン 45 カタール 46 カナダ 47 ガボン 48 カメルーン 49 ガンビア 50 カンボジア 51 北マケドニア共和国 52 ギニア 53 ギニアビサウ 54 キプロス 55 キューバ 56 キリバス 57 キルギス 58 グアテマラ 59 グアム 60 クウェート 61 クック諸島 62 グレナダ 63 クロアチア 64 ケイマン諸島 65 ケニア 66 コートジボワール 67 コスタリカ 68 コソボ 69 コモロ 70 コロンビア 71 コンゴ 72 コンゴ民主共和国 73 サウジアラビア 74 サモア 75 サントメ・プリンシペ 76 ザンビア 77 サンマリノ 78 シエラレオネ 79 ジブチ 80 ジャマイカ 81 ジョージア 82 シリア・アラブ共和国 83 シンガポール 84 ジンバブエ 85 スイス 86 スウェーデン 87 スーダン 88 スペイン 89 スリナム 90 スリランカ 91 スロバキア 92 スロベニア 93 セーシェル 94 赤道ギニア 95 セネガル 96 セルビア 97 セントクリストファー・ネービス 98 セントビンセント及びグレナディーン諸島 99 セントルシア 100 ソマリア 101 ソロモン諸島 102 タイ 103 大韓民国 104 タジキスタン 105 タンザニア連合共和国 106 チェコ共和国 107 チャイニーズ・タイペイ 108 チャド 109 中央アフリカ共和国 110 中華人民共和国 111 チュニジア 112 チリ 113 ツバル 114 デンマーク 115 ドイツ 116 トーゴ 117 ドミニカ 118 ドミニカ共和国 119 トリニダード・トバゴ 120 トルクメニスタン 121 トルコ 122 トンガ 123 ナイジェリア 124 ナウル 125 ナミビア 126 ニカラグア 127 ニジェール 128 ニュージーランド 129 ネパール 130 ノルウェー 131 バーレーン 132 ハイチ 133 パキスタン 134 パナマ 135 バヌアツ 136 バハマ 137 パプアニューギニア 138 バミューダ 139 パラオ 140 パラグアイ 141 バルバドス 142 パレスチナ 143 ハンガリー 144 バングラデシュ 145 東ティモール民主共和国 146 フィジー 147 フィリピン 148 フィンランド 149 ブータン 150 プエルトリコ 151 ブラジル 152 ブルガリア 153 ブルキナファソ 154 ブルネイ・ダルサラーム 155 ブルンジ 156 米領サモア 157 米領バージン諸島 158 ベトナム 159 ベナン 160 ベネズエラ 161 ベラルーシ 162 ベリーズ 163 ペルー 164 ベルギー 165 ポーランド 166 ボスニア・ヘルツェゴビナ 167 ボツワナ 168 ボリビア 169 ポルトガル 170 ホンコン・チャイナ 171 ホンジュラス 172 マーシャル諸島 173 マダガスカル 174 マラウイ 175 マリ 176 マルタ 177 マレーシア 178 ミクロネシア連邦 179 南アフリカ 180 南スーダン 181 ミャンマー 182 メキシコ 183 モーリシャス 184 モーリタニア 185 モザンビーク 186 モナコ 187 モルディブ 188 モルドバ共和国 189 モロッコ 190 モンゴル 191 モンテネグロ 192 ヨルダン 193 ラオス人民民主共和国 194 ラトビア 195 リトアニア 196 リビア 197 リヒテンシュタイン 198 リベリア 199 ルーマニア 200 ルクセンブルク 201 ルワンダ 202 レソト 203 レバノン 204 アメリカ合衆国(2028年開催国) 205 フランス(2024年開催国) 206 日本(開催国)
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/65b9ee2a1bd6d7b953d1eb7e53a68a69b847dbf6
「文藝春秋」7月号の特選記事を公開します。文/広瀬公巳(NHK元ニューデリー支局長) ◆ ◆ ◆ 現在インドでは、新型コロナウイルスの世界最悪の感染爆発が起きている。日本から地理的には遠い場所での出来事だが、これを“対岸の火事”と見るべきではない。インドの惨状は、さまざまな点で日本とも深い関わりをもっているからだ。 インドでは、4月中旬から連日、1日の新規感染者が30万人を超えた。病院では医療用酸素が不足して治療を受けられないまま亡くなる人が相次いだ。死者の急増で火葬が追いつかず路上には遺体が並んだ。インドは感染症との闘いの歴史が長い国だが、想像を絶する惨状や信じられないようなニュースで現地のテレビやSNSが埋め尽くされ、インド駐在経験がある筆者は胸が苦しくなる日々が続いた。今回の厄災はインドへの進出を進めてきた現地の日本人社会をも巻き込み、在印の日本人にも死者を出すことになった。 5月1日の発表で、1日の死者数が3500人を超え、新規感染者も40万1993人に達し、1日の感染者数として世界最多を更新した。5月4日、世界保健機関(WHO)は、「世界の新型コロナの症例のほぼ半分と死者の4分の1をインドが占めている」と指摘した。 そのインドは、いまどんな状況にあるのか。 「酸素がない、苦しい。誰も来てくれない。すぐ何処かに行ってしまう。誰も話を聞いてくれない。体が震える。何をすればよいのかわからない。看護師たちもわかっていない」――焦点の定まらない虚ろな目で苦しそうに、こう短い言葉を発し続けたのは、インドの俳優でユーチューバーとしても人気を集めていたラウル・ヴォラさん。5月9日に新型コロナのため35歳の若さでこの世を去った夫の死の直前の動画を妻がインスタグラムに投稿した。 入院先のラジブ・ガンディー・S・S病院は、ヤムナ川を挟んでニューデリーの対岸にある大病院。ヴォラさんは、そのBウイング病棟6階のベッドからSNSに「もっと良い治療を受けていたら私は助かったかもしれない。今は生きる希望を失った」と発信していた。妻は医療体制の不備が夫の死を招いたと訴えている。 ヴォラさんだけではない。数えきれない人々が救急車や駐車場でベッドや酸素を待ったまま亡くなっていく。遺体安置所や火葬場は止まらない死者の流れに追い付かない。救急搬送されても治療を受けられず、患者が自宅で療養せざるを得ない状況に陥ったのだ。病院の集中治療室(ICU)の予約状況を示すサイトは、常に「空き無し(NO BEDS)」を示す赤一色に埋め尽くされた。 駐車場や川岸には臨時の火葬場が作られ、レンガや薪を積み上げた小山が並び、防護具を着用した男性たちが遺体を運ぶ。生身の肉体が焼かれる光景はインドでは珍しいものではないが、その数が異常だ。ガンジス川の河畔には次々と遺体が漂着し、地元州当局は岸辺に網を設置した。遺族が薪を買えなかったのか、火葬場に空きがなかったか、その理由さえわからない。 去年の第一波とは明らかに異なる第二波の大型感染爆発はどのようにインドを襲ったのか。 酸素の闇市 ウイルスの猛威を許した第一の原因は、医療体制の不備だ。 インド最大の感染拡大地となった西部マハラシュトラ州。ザキール・フセイン病院では、4月21日、人工呼吸器への酸素供給が停止し、新型コロナ患者の少なくとも22人が死亡した。病院の前に駐車していた車両のタンクから酸素が30分間にわたり漏れ、その間に重症患者60人あまりの人工呼吸器への酸素供給が停止したのだ。モディ首相も「心が痛む」とツイッターに投稿した。同州では、その2日後にも別の病院で新型コロナの集中治療病棟で火事があり、13人が死亡している。 とくに深刻だったのが酸素不足だ。インド空軍が各地に輸送し、酸素タンクを載せたトラックを車列ごと運ぶ「酸素急行列車」も登場したが、とても追いつかない。 身内のためになんとか酸素を入手しようとする人々の「闇市」も生まれた。酸素ボンベが通常の10倍近い価格で売買された例や、抗ウイルス薬レムデシビルの高値取引も報じられ、警察は、非正規売買にかかわらないように、不正な取引は通報するように要請した。インド政府は、産業用酸素の医療用転用を検討するとした。酸素がなければ、医療機関だけでなく家庭での療養も難しくなるからだ。 「普段ならお金があれば酸素やベッドが買えます。救急車もコネがあれば誰かに頼むことができます。それがコネやカネがあってもどうにもならない状況になったんです」 「酸素も本当はあるところにはあったりもするわけです。ただこういう機会に価格を釣り上げるブラックマーケットができました。酸素レベルを測るオキシメータもなくなって粗悪品が出回り、わずかに残っているものもすごい値段で売られることになりました」 インドに長く住む日本人の話によると、現地の混乱は想像以上だ。第二波の感染力が第一波に比べて極めて強力だと肌で感じ、感染者の出ていない家庭の方がむしろ少ない印象だそうだ。病院に行くと家に帰してもらえなくなることを怖れて家に閉じこもってしまい、それで本当の感染者数が見えにくくなっているともいう。これが事実とすれば、実際の感染者数は、発表されている以上だということになる。 去年の第一波の際には、経済活動の停止でガンジス川がきれいになったとか、大気汚染がなくなってヒマラヤ山脈が目視できるようになったなどと話題になった。第二波にはそうした悠長な雰囲気や静けさはない。絶え間なく響いていたのは救急車のサイレンで、インド国内の富裕層の間では、プライベートジェット機で国外に脱出する動きもあった。
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/e126855a7feeb6fc9d67a7ac388ebc230925b75b
東京五輪のために来日して行方不明になっていたウガンダ人選手が7月20日に三重県で見つかり、21日にも帰国することになった。 【写真】ドン小西が「居酒屋のユニフォーム」と酷評した五輪の表彰式衣装はこちら(他5枚)
大阪府泉佐野市にある事前合宿のために用意されたホテルから16日、姿をくらまし、行方不明になっていたのは、ウガンダの男子重量挙げのジュリアス・セチトレコ選手(20)。大阪府警と三重県警の警官がセチトレコ選手を三重県四日市市内で20日に発見した。 コトの発端は、全選手が義務づけられているPCR検査をセチトレコ選手に求めようとしたところ、16日に姿が見えないことに気づいたという。 泉佐野市から大阪府警に連絡が入り、調べたところ、16日早朝、ホテルから徒歩で15分ほどのJR熊取駅で、「新幹線の切符を買いたい」と駅員に尋ねた人物が、セチトレコ選手と確認。その後、新大阪駅を経由し、名古屋駅に向かったことが確認された。 当初、東京五輪に出場予定だったセチトレコ選手だが、事前合宿後に世界ランキングの順位が下がり、出場資格を失ってしまった。20日にも日本を離れ、ウガンダに帰国することが決まっていた。 そのショックもあったのか、セチトレコ選手はホテルの部屋に次のような内容のメモを残していたという。 「生活が厳しいウガンダには帰りたくない。妻や子どものために日本で仕事がしたい。荷物はウガンダの妻に送ってほしい」 大阪府警は行方不明者として届けを受けて捜索に乗り出した。 「セチトレコ選手がいなくなったことに気がついた16日は、まだ本人に携帯電話で連絡がとれていた。だが、それ以降は不通になった。五輪で来日している選手の身にもしものことがあればと、捜索することになった」(捜査関係者) また、ウガンダ選手団は日本に到着した際に、新型コロナウイルスの 陽性者がいたことで大騒ぎになった。東京五輪・パラリンピックの組織委員会幹部は言う。 「セチトレコ選手は来日時、PCR検査では陰性だったが、万が一のことも考えられる。そこから他の人に感染なんてことになれば、それこそ五輪中止になりかねません。ヤバイと思った」
「不法就労の目的で消えてしまう選手がいるんじゃないか、というウワサはあった。それが本当にいなくなってしまった。そのうち、海外のマスコミ関係者の行方までわからなくなってしまった。その対応で目が回るほど忙しかった。失踪の目的はみな、不法就労だったようです」(広島市の元職員) 東京では新型コロナウイルスの新規感染者が連日1000人を上回る。感染拡大で「第5波」が到来したとみられている。今後、同じようなことが起こらないとは言い切れない。自民党幹部がこう言う。 「今回のような問題は一歩、間違えれば、菅首相の進退にかかわる。もし、消えた選手がコロナに感染しており、それが原因で拡大なんてことになれば、大きな批判を浴び、五輪中止もあり得た。危機一髪だった。そうなれば、解散総選挙を待たずして、菅政権は終わりだった。だからと言って、外国人選手やメディアに対し過剰な制限もできない。今回の五輪の強行はある意味、菅首相の大博打だよ」 (AERAdot.編集部 今西憲之)
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6c69cb30d91555f85f15b7ee5a89563eb5bb7a7
「倒れそうで倒れない」不屈の精神のネパール人K-1ファイターの心を折る“奥足ロー地獄”。あまりにも執拗かつ無慈悲な蹴りに視聴者からも「タオルを投げろ」「止めて」と悲痛なコメントが並んだ。 【映像】無慈悲な“奥足ロー地獄” 7月17日に福岡国際センターで開催された「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN ~K-1ライト級タイトルマッチ~」。アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場)と和島大海(月心会チーム侍)の対戦は、序盤から和島がアビラルの非情なローキック攻撃で3ラウンドKO勝ちを収めた。昨年、木村“フィリップ”ミノルを追い込み大ブレイクしたアビラルの足を非情な奥足攻撃で破壊した。 昨年末、難攻不落のK-1スーパー・ウェルター級王者・木村“フィリップ”ミノルからダウンを奪い話題をさらったアビラル。壮絶な打撃戦の末に試合には敗れたものの一躍期待のホープとしてブレイクした。一方、和島も現在2連勝中、ともに一度は敗れている王者・木村とのリベンジマッチの挑戦権をかけての戦いとなる。 1ラウンド、強いプレッシャーをかけるアビラル。相手の鋭いハイキックに怯まず前に出て打ち下ろすストレート連打で、開始20秒で和島からダウンを奪う。さらに畳み掛けるアビラルに不運が…。和島のインローぎみのローが下腹部を捉え試合が止まる。試合再開後も前に出るアビラルに、和島も強い左ローの連打で対抗し、怒涛の攻撃の嵐を食い止める。2発、3発と奥足へローを叩き込むと、これを嫌ったアビラルの足も止まりはじめる。 和島は奥足をピンポイントで蹴り続け、館内には「バシッ、バシッ」と鈍い音。ABEMAの視聴者からも「ローがえぐいな」「効いてる効いてる」「ほとんど被弾している」の声。アビラルもパンチで対抗しようとするがダメージが大きく、足が流れる場面が多く目立つ。
2ラウンド、和島の“奥足ロー地獄”は続く。アビラルも足を使いスーパーマンパンチを放ち流れを変えたいところだが、和島の一貫した蹴りに棒立ち状態。余裕が出てきた和島がミドルやパンチと多彩な攻撃、さらに後退するアビラルに和島の奥足蹴りがローブローとなる悪循環。 再開後、容赦ない和島のローに力を振り絞り反撃に出るアビラルの折れない心に「戦意喪失はしていないな」「アビラルはなんで倒れないんだ」とファン。一方では「右足がもうダメだ…」「もう止めてもいいのでは」など心配の声が交錯する。 3ラウンド、和島は左ロー蹴りに集中。開始1分、再び強烈な奥足への蹴りを貰うとついにアビラルがリングに両足をつけダウン。ローブローをアピールするが明らかにダメージの蓄積によるダウンだ。 ここからは一方的な和島のペース。ローにミドル、さらに動きが止まった相手をコーナーに串刺しにしてパンチの連打。さらに非情な左ローを連打、ムチのようにしなるロー地獄に「タオル投げて」「止めてあげて」と悲痛な声があがる。 最後はダメージで右足があがったままのアビラルの軸足をローで崩して、下ろした右足に無慈悲な左ロー。ついに不屈のヒマラヤン・チーターが大の字の倒れ天を仰いだ。残酷すぎる集中攻撃に、解説席を務めた魔裟斗も「強い心が折れた」と絶句。 勝利した和島は、12月の大阪大会での木村への再挑戦をアピール。一方、衝撃的な敗戦を喫したアビラルは「自分が弱かった、こんなにローをもらって…蹴りに負けちゃいましたね」と試合を振り返りながら「最初にダウンを取って、ローブローをもらって、そこからちょっと試合が変わっちゃって…」と優勢だった流れをキープできなかったことを悔やみつつも「ゼロから新しい自分を作って戻ってきたい」と再起を誓っていた。
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/30abcf2cc1d967ce70ca74e65da5709a4f40453a
アメリカは、気候変動問題を「環境保護」の域を超えた「国家安全保障上の脅威」ととらえ、国防総省が軍事戦略の中に組み込むなど、本腰で取り組み始めている。
気候変動問題について、トランプ大統領は在任中、「科学的根拠なし」としてその重要性をほとんど無視し続けてきた。しかし、統合参謀本部を頂点とする米軍の現場では、同政権スタート以前から、干ばつ、洪水、豪雨による河川氾濫、沿岸の水位上昇による浸水など、地球温暖化に起因する人的被害の拡大によって民族移動、政情不安、社会的混乱、軍事クーデターにつながりかねないとして、軍事戦略の一部に組み込む動きが出始めていた。 地球温暖化による気候変動を最初に世界に向けて「国家安全保障上の脅威」と公式に宣言したのは、オバマ大統領(当時)だった。 同大統領は2015年5月、米沿岸警備隊士官学校卒業式での演説で「気候変動は、地球上のあらゆる国にインパクトを与える。そこから逃れられる国は1国もない。私は本日、この場を借りて、気候変動はグローバル安全保障に対する深刻な脅威であり、従って、わが国家安全保障上の現時点でのリスクになっていることを宣言したい」と明言した。それ以前の政権でも、気候変動がもたらす脅威は語られてきたものの、どちらかと言えば、経済、保健衛生への影響に重点を置いたものだった。この点、オバマ大統領は同年、公表した「国家安全保障戦略」特別報告書の中で、具体的に、洪水、水飢饉といった災害に乗じたテロリスト・グループの暗躍などにも言及している。 ところが、2017年1月発足したトランプ政権は、当初から気候変動の存在そのものを否定、同政権が新たに作成した「国家安全保障戦略」では、気候変動は「国家安全保障上の脅威」との表現が削除され、代わって、サイバーおよび電磁波(EMP)攻撃の脅威に置き換えられた。 これを再び逆転させ、オバマ政権当時以上に、決然たる姿勢で気候変動問題を前面に打ち出したのが、バイデン政権だ。バイデン大統領は1月就任と同時に、気候変動に対処するための「大統領命令」措置を矢継ぎ早に発表、さらに、同問題に関連し、国家情報長官室に対し「国家安全保障上の脅威についてのインテリジェンス評価(NIE)」を恒常的に提出するよう指示した。 とくに、同政権で際立つのが、国防総省の取り組み姿勢だ。 ロイド・オースチン国防長官は早くも、1月27日、「国内外における気候変動危機への対処についてTackling the Climate Crisis at Home and Abroad」と題する声明を発表、この中でまず(1)わが国の軍事基地・施設では毎年、洪水、干ばつ、山火事、異常気象がもたらす災害とその影響に直面している(2)わが軍の司令官たちは同盟諸国軍の同僚たちとともに毎年、砂漠化によって引き起こされる諸外国の社会不安、敵対国が北極周辺諸国にもたらす脅威、世界的規模の人道支援の要請などに対応するための共同作戦や演習を余儀なくされている(3)2019年1年間だけでも、国防総省は79か所の軍事基地・施設、そして多方面にわたる作戦展開地域における気候変動が及ぼすさまざまなインパクトについて、具体的な評価作業を行った―などの点を指摘した。
その上で、「国防総省としては、米国民をその影響から守るべく、気候変動を『国家安全保障問題』と位置付け、怠ることなく対処していく」として、より具体的に「社会混乱・不安の誘因となる気候変動軽減化に向けて、軍事活動を優先的に展開できるよう、ただちに政策遂行に着手する」「この問題に関し各省庁間のリーダーとして、国防総省は、気候変動リスク分析を机上シミュレーション、戦時ゲームそして、次なる『国家安全保障戦略』の中に組み込んでいく」との緊急性を帯びた決意を示した。 同長官は、3月9日にも、同省最高幹部および各軍司令官宛て特別メモを発出、「気候変動問題作業部会」編成を明らかにすると同時に、「気候変動はグローバル安全保障そして軍事作戦環境を変質させ、米軍の軍事使命・立案及び軍事諸施設にもインパクトを与えている」として、それぞれの持ち場で今後、気候変動・エネルギー関連大統領命令などに機敏に対応できるよう指示した。 さらに同長官は4月22~23日、大統領主導で開催されたバーチャルの「気候変動に関する世界指導者サミット」で演説し、以下のように述べた: 「いかなる国であれ、気候危機への対処を抜きにして恒久的安全保障を得ることはできない。我々は今日、あらゆる場面でさまざまな脅威に向き合っているが、真に生存に直接かかわる脅威 truly existential threatと呼ぶに値する危機は多くはない。気候変動はまさにそれに相当する」 「すでに世界全体にとって、深刻な安定破壊要因となっている。北極圏では、凍土の溶解が進むにつれて隣接諸国間で資源獲得と影響力拡大競争が激化している。赤道直下では、海温上昇、異常気象そして大干ばつにより、アフリカから中南米に至る広範囲な地域で農作物不作、飢餓、河川氾濫などによる住民移住を引き起こしている。従って我々はただちに行動を起こす必要がある」 「また、太平洋地域においても、海洋の水位上昇、暴風雨の頻発により、各国で家族、地域住民の集団移動を余儀なくされ、治安維持、暴動鎮圧に対処すべきグローバルな集団安全保障の能力が大きく制約を受けている」 ではなぜ、米政府はここまで、気候変動問題を国家安全保障上の最重要課題の一つにまで位置付けるに至ったのか。
その背景にあるのが、今世紀に入り、アメリカのグローバル戦略の「アジア・シフト」にともない、とくに広大なアジア・太平洋地域諸国の安全保障が気候変動により脅かされつつある事実だ。 国連開発計画(UNDP)は、すでに2012年時点で『アジア太平洋における資源に起因する紛争に油を注ぐ気候変動についてClimate Change Fuelling Resource-Based Conflicts in the Asia-Pacific』と題する報告書(96ページ)を公表、気候変動とアジアの情勢不安の関係について論じている。 その中には、以下のような指摘がある: ・2020年代までに、中央、南、東および東南アジアの大きな河川地帯で飲料水不足の発生が見込まれる ・南、東、東南アジア沿岸諸国の過密人口地帯が、海面水位上昇、河川氾濫に直面する大きなリスクを抱えている ・急速な都市化、工業化そして経済開発に伴い、気候変動が天然資源と環境に及ぼす影響が深刻化する ・東、南、東南アジアにおいて、水文学的循環hydrological cycleの変容が起こることから、海岸・河川氾濫と干ばつに起因する下痢、コレラの集団発生そして広範囲におよぶパンデミックの増加が予測される その上で同報告書は、気候変動とくに水不足に関連した中国と周辺諸国との安全保障問題に具体的に言及、(1)中国の水需要は経済成長にともない今後ますます拡大が予想されるが、水資源の死活的に重要な供給元となっているヒマラヤ山脈、メコン川流域が気候変動の影響を受け始めており、深刻な水不足、干ばつ、熱波による農業被害を今後何十年にもわたり経験することになる(2)中国が去る2012年に、チベット源流からバングラデシュを経由しインドのガンジス川に至るジャムナ川沿いにダムを建設、中国側農耕地帯に用水引き込みを図ったことから、中印両国間で“水戦争”の火種となりつつある(3)タイ、ラオス、カンボジア、ベトナム諸国はかねてから、中国がメコン川一帯での開発、事業を事前協議なしに展開してきたことに抗議を続けてきており、バンコク・ポスト紙は社説で「中国はダム建設などにより、近隣諸国の漁民、農民、地域住民に重大な被害を与えてきた」と非難している―などの点を挙げた上で、今後、関連諸国間の紛争に発展しかねないとして警鐘を鳴らしている。 また、国際紛争への警鐘と対策に取り組む国際機関として知られる「International Alert」(本部ロンドン)も「気候変動と戦争と平和」の関係を論じたレポートの中で、アジア太平洋が重視される理由として、将来的に気候変動に起因する紛争が起こり得る諸国の中に中国、インド2大国のほか、アフガニスタン、バングラデシュ、ミャンマー、インドネシア、イラン、ネパール、パキスタン、フィリピン、ソロモン諸島、スリランカなどが含まれており、「アジア全体としても、14億の人口が海面や河川に面した低地に居住、最悪被害を受けやすい世界ワースト・テンの諸国すべてがアジアにあるからだ」と述べている。 こうしたアジアの状況を踏まえ、米軍にとっては今後、「唯一最大のライバル国」である中国との覇権争いが激化していくシナリオを視野に、気候変動の深刻な影響を受けるインド太平洋諸国への安全保障確保が急務となりつつある。 この点に関連し、すでに、国防総省が最近、作成した「暫定的国家安全保障戦略interim national security strategy」の中で「(中国などの)敵対諸国の膨張を抑止し、米国の諸利益防衛のためにインド太平洋地域における米軍の強固なプレゼンスを必要としている」と強調したことは特筆すべきであろう。 同時に、わが国も、アジアの政情不安につながりかねない気候変動を少しでも軽減するために、これまで以上に積極的に貢献していくことが求められている。
斎藤 彰 (ジャーナリスト、元読売新聞アメリカ総局長)