Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/5ef047f5172c75f692db06fd590f427e57998dc0
インドとネパールでは今月18日から続く大雨による洪水と土砂崩れで発生した死亡者が200人余りに達することが分かった。 21日(現地時間)、AP通信によると、ネパール当局関係者は「現在死亡者は少なくとも99人はおり、行方不明になっている40人余りを捜索している」と明らかにした。警察報道官のBasanta Bahadur Kunwar氏は「捜索救助隊が人々を安全なところに運び、けが人を病院に移送している」と伝えた。けが人35人は病院で治療を受けている。 インドでは大雨で少なくとも88人が死亡した。土砂崩れで道路が浸水し、橋梁が流失した。家屋も複数崩壊するなど財産被害も大きかった。ウッタラーカンド州のナイニタル地域ではトレッキング中の観光客20人の消息が分からない状態で、今後死傷者の数が増える可能性が高い。 ネパール赤新月社連盟(赤十字に相当するイスラム圏救護機関)のAzmat Ulla氏は「大雨によって農作物と家屋が荒廃した。すでに新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の余波で大きな困難に陥っている人々に深刻な打撃を与えた」と懸念した。赤新月社連盟はネパールとインド両国で大雨被害者の避難を支援している。 当局は現在、正確な罹災民の数と財産被害の規模を確認中だ。AP通信は「土砂崩れと洪水はインド・ヒマラヤ北部地域でしばしば発生する」としながら「最近は地球温暖化によってこの地域の氷河が溶けて洪水と土砂崩れが頻繁に起きて規模も大きくなっている」と伝えた。
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