Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/aa0e511a86d8c49a599cffe099e540616dad3cb4
9月11日(日)に神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~』に参戦するタイ人の3選手を、K-1 WORLD MAX 2006・2007日本王者の佐藤嘉洋が解説した。 【フォト】内山高志と戦ったジョムトーンも!9月K-1参戦のタイ人3選手 ■<玖村将史と対戦>コンペット・シットサラワットスア 玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)と [-56kg契約/3分3R・延長1R]で対戦するコンペット・シットサラワットスア(Sitsarawatser Gym)は、タイの超人気選手で、ムエタイ軽量級の6冠王という強豪だ。 佐藤は「まさにコンペットは“本物”のムエタイ選手ですね!ムエタイの二大殿堂の一つ=ルンピニースタジアムで、競争が激しい軽量級での2階級制覇という実績がありますし。僕も試合映像を見て、最初はオーラがなくて『あれ?』と思うんですけど、開始1分~1分半ぐらいから徐々に一流の片りんを見せ始めるタイプなんですよ」と解説し、玖村もK-1屈指のテクニシャンだが、コンペットは間違いなく難敵だと指摘する。 佐藤曰く、コンペットは体が屈強で、軸の強さはまさに世界一流の選手しか持ってないものであり、テクニックはもちろん、パンチとローも強い“本物中の本物”で「コンペットに勝てば玖村選手は世界トップレベルだと証明出来る」と評する。 現在のK-1ルールは掴むこと自体が反則で、どちらかといえば空手・グローブ空手の方に寄っているためムエタイ出身の選手は活躍しにくくなっているとする一方で「コンペットはパンチ&ローが得意そうなので、そこまで影響はないと思います。昔のランバー(“ランバー”ソムデートM16、日本の軽量級トップを総なめにした名選手)のような戦い方をすればK-1ルールでも勝てると思います」と予想する。 対戦相手の玖村に対して佐藤は「あのローを受け続けたら間違いなく効かされるでしょう」と心配を見せつつも「ぜひカーフキックをガンガン蹴ってほしくて。個人的に『ムエタイの一流どころにカーフキックは当たるのか?』が知りたい」とし、この試合が楽しみだとコメントした。 ▼-56kg契約/3分3R・延長1R 玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス) vs コンペット・シットサラワットスア(Sitsarawatser Gym) ■<アビラル・ヒマラヤン・チーターと対戦>ジョムトーン・ストライカージム アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場)と[K-1スーパー・ウェルター級]で対戦するジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム)は、ラジャダムナン4階級王者&WBCムエタイ3階級王者にして、ボクシングのWBA世界スーパー・フェザー級タイトルマッチで内山高志と対戦している。 佐藤は「ジョムトーンは自分らの世代には説明不要の超大物ファイターですよね。もちろんテクニックは超一流で、パワーも、タイミングも、すべてがレベルの高い選手ですね。本当に偉大な選手だと思います。自分は彼の試合を何試合か生で見ているんですけど、中でも大和哲也との試合には衝撃を受けました。強い、上手い、集中力も途切れない」と語る。ジョムトーンと練習した70kgの選手曰く「ジョムトーンと首相撲をやったらピクリとも動かなかった」という。 ジョムトーンは「試合をするのは2、3年前、ラジャダムナンでチャンピオンになった時以来だと思う」とブランクがあるようだが、佐藤はジョムトーンならばブランクも関係ないだろうとし「3年前の日菜太選手との試合を見たら、めちゃくちゃ強かったんで。自分は全盛期のジョムトーンを見てるので『ちょっと体が出来てないな』と思ったんですけど、技のタイミングも全部上手くて、テクニックってキャリアを重ねても落ちないんです」と言う。 「今回のアビラル・ヒマラヤン・チーター選手との試合で、ジョムトーンがどんな試合を見せるのか。ファンに衝撃を与えるような試合になるのか。新鋭のアビラルが超一流のベテランに一矢報いるのか。ぜひ注目して貰いたいですね」とコメントした。 ▼K-1スーパー・ウェルター級 アビラル・ヒマラヤン・チーター(ネパール/志村道場) vs ジョムトーン・ストライカージム(タイ/ストライカージム) ■<朝久裕貴と対戦>ナックロップ・フェアテックス 朝久裕貴(朝久道場)と[K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・一回戦]で対戦するナックロップ・フェアテックス(Fairtex Gym)について佐藤は「映像を見て、破壊力があるな、と感じました。あと、荒々しさがあって怖いタイプですね」と解説。 「たとえば、今、ゴンナパーやゲーオがムエタイルールでムエタイのトップ戦線で勝利するのは難しいと思うんですよ。でも、K-1ではあれだけ大活躍してるじゃないですか。ナップロックはムエタイではコンペットほど実績は残していないですが、ムエタイ離れした荒々しさがあって、この選手ならK-1ルールにすんなり対応してしまうかもしれないな、と思いました」と評する。 まさに「K-1ルールに向いている選手」で、ムエタイとの対戦経験があまりない朝久にとって要注意だという。「朝久泰央vsゴンナパーと同じく、朝久空手vsムエタイがどんな戦いになるのか、これも興味深いですね」とコメントを残した。 ▼K-1 WORLD GP 第5代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R 朝久裕貴(朝久道場) vs ナックロップ・フェアテックス(Fairtex Gym)
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