2020年5月14日木曜日

リモート結婚式ってあり? 費用は10万円以下、ご祝儀は…

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200430-01657965-sspa-soci

4/30(木) 8:51配信、ヤフーニュースより

週刊SPA!
 世界的に猛威を振るう新型コロナウイルス。感染リスクを下げるため、いま注目を集めているのがリモートワーク(テレワーク)だ。そこで人は自宅にいながらどこまでできるのかを徹底調査。今回は結婚式、墓参り、就活……身近なサービスを紹介!

⇒【写真】リモートで採用面接
人生最大のイベントもリモートなら事前準備が楽で費用面でも優秀
▼リモート結婚式

 新型コロナの影響で結婚式のキャンセルが相次いでいる。そのような中、ゲスト全員が一堂に会さずとも結婚式を挙げることができるサービスSmartWeddingが注目を集めている。

 式場にいる新郎新婦やその他の現地出席者と、遠隔参加者がビデオチャットでお互いにコミュニケーションを取り合い、式場のスクリーン上には遠隔参加者の顔がズラリと映る。

 同サービスを運営するニューロネット社代表の前川博文氏は、リモート結婚式は費用面でのメリットも高いという。

「ホテルなどで結婚式を挙げようとすると、一般的に300万~500万円ほどかかりますが、式場に直接足を運んでもらうゲストの人数を絞り、ほかのゲストの方々にリモート参加していただくことで、費用は5万~10万円程度に抑えられます」

 このサービスなら手軽に参加者を募れ、もてなす料理の準備なども不要。申し込み後、わずか2週間でスピード挙式した人もいるそうだ。

 どこまでゲストをリモート参加にするか、また、リモート参加するゲスト側はどこまでご祝儀を出せばいいか……など悩ましい点もありそうだが、世間のリモート化が進めばサービスも定着するか。
故人を身近に感じるスマホを活用した供養と墓参り
▼リモート墓参り

 スマホひとつで故人を偲べる画期的なサービスがスタートしつつある。

「5月提供開始予定の遠隔墓参りサービスでは、実施者が故人の家族や友人に代わり墓前で花束とお線香を供え、事前に撮影した故人へのメッセージを再生。実施者がその様子を動画で撮影するので、どこでもお参りを体験できます」

 そう話すのは、墓参り代行をはじめとする、オンラインセレモニーサービスを開発するジャムコム代表取締役・政池英一氏だ。墓参り代行を実施するのはお墓がある寺の住職やその家族、近隣の住人たち。実施者には報酬が支払われる仕組みだ。利用者は故人のお墓から離れた場所に住む20~30代の若年層を想定。「スマホで気軽に親戚や友人の墓参りがしたい」というニーズに応える。

「最も重要な供養は、故人を思い出すこと。サービスを利用することで、いつでも大切な人やお世話になった人を偲ぶことができます。ロボットが墓参りを代行する未来も夢ではないですよ」

 また、同社では葬儀や法要などに僧侶がビデオ会議システムで参列し、祈祷と法話を中継するサービスも開始予定。

 故人を偲ぶ気持ちがあれば、リモートでも十分供養になるか。
ネパール人を国境を越えて日本で採用!
▼リモート就職活動

 慢性的な人手不足が続く日本の介護福祉業界。そんな状況を打破するために海外からリモートでの就活を行っている企業がある。人材紹介会社ドッグウッドコミュニティの代表、池田氏はサービスの経緯を次のように話す。

「もともとスカイプの面接サービスはあったのですが、採用担当者が機械が苦手だと実施できませんでした。そこで、タブレットなどの機材一式を用意して施設に送り、こちらが遠隔操作することで面接ができるサービスを展開しました。日本で働きたいと思っている介護の在留資格を持つネパール人は多いですが、渡航費や距離の関係で気軽に日本に就活に来ることはできません。そんな問題を解消するためにリモートでの就職活動を実施しています」

 面接は入室から行われ、相手の声や表情だけでなく所作や礼儀まで映像で確認できる。このサービスで現在までに11人の採用が決まった。移動や時間のコストがかからないというメリットだけでなく、「リモート面接だとあまり緊張せず、リラックスして臨める」と面接を受けたネパール人は語る。

 リモート就活が一般化すれば、より一層、就活の選択肢が広がっていくだろう。

取材・文/松嶋三郎 ツマミ具依 村田らむ 真島加代・角南丈(清談社) 建部博 高田彰吾(本誌)

―[リモートの限界に挑戦]―

日刊SPA!

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