2021年8月11日水曜日

外国籍の生徒が学ぶ夜間中学 競技観戦通じて理解深める 川崎

Source:https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210806/1000068386.html

東京オリンピックも8日までとなる中、外国籍の生徒が多く学ぶ川崎市の夜間中学では、授業や競技の観戦を通じさまざまな国への理解を深めてもらおうとしています。

川崎市にある「夜間中学」西中原中学校の夜間学級では、日本人やネパール人、フィリピン人など9か国の22人が学んでいます。
社会科の授業でオリンピックの歴史などを学んでいるほか、コミュニケーションの場だった食事の時間が感染対策のため「黙食」となったため、大会期間中は教室のテレビで競技の様子を観戦しています。
スポーツを観戦すること自体が難しい状況にあった生徒もいるということで、5日夜は新競技のスポーツクライミングを見て、時折小さな声を上げながら静かに楽しんでいました。
日本とフィリピンの国籍を持つ17歳の男性は「選手を見ていると、自分のことのようにドキドキします」と話していたほか、インド人の25歳の女性は「新型コロナで帰国できない中、インドや日本の選手が頑張っているのを見ると元気が出ます」と話していました。

奈良栄祐主幹教諭は「野球を初めて見る生徒もいて、さまざまな思いで見ていると感じる。話しながら食事ができない中、お互いの国に興味を持つきっかけになればと思います」と話していました。 

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