Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/dcc7c9768341a6982960d3a640eb024093638fd1
配信、ヤフーニュースより
高知の河川防災技術を途上国で活用してもらおうという取り組みが高知大学を中心にスタートしています。 高知大学などが普及を進めているのは「蛇籠」と呼ばれる技術です。鉄線で編んだカゴに石を詰め、斜面の補強などに使用されます。このほど、洪水被害の多いネパールに高知大学が研究する蛇籠が普及されることになりきのう、オンラインで会議が開かれました。蛇籠はネパールでも古くから使われています。ただ、住民の自作のものがほとんとで、品質にばらつきがあるということです。このため、蛇籠が壊れ、被害が出ることも珍しくないといいます。 「ネパールと高知が非常に自然環境が似ていると、あとは災害環境も似ているということで、我々の持っている知見ですとか、あるいは技術ですとか、ノウハウだとか、あるいは災害の教訓と、そういったものを生かせるのではないかと考えたのがきっかけです。私どもの目標というのは、技術を定着させて、それを広めていくことが大きな目標になってますので、そういった事に対して、彼らに受け入れられやすい、かつ、安くですね、波及効果が多いものを考えて、それが蛇籠という構造物に至ったということです。」(高知大学 原忠教授) きのうの打ち合わせでは原教授や現地の担当者が、今後の進め方を確認。川の危険箇所の分析や現地住民の協力の必要性などを話し合いました。関係者は今後も、オンラインで会議を重ねながら、新型コロナの感染状況を見極め、現地での調査を始めたい考えです。
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