2021年8月18日水曜日

豪雨のけが人3人、住宅被害も相次ぐ 引き続き警戒

 Source:https://www.asahi.com/articles/ASP8J73JCP8JTTHB00Y.html

林国広
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 佐賀県災害対策本部は16日までに、今回の豪雨によって神埼市佐賀市で計3人のけが人が出たと発表した。住宅被害も一部損壊が4件、床上浸水も160件が確認されたという。17日も大雨が予想されており、対策本部は引き続き警戒を強める。

 同本部や消防によれば、神埼市では14日、土石流が発生し、70代男性が倒れてきた木材に足をはさまれ軽いけがをした。同日には佐賀市でも2人が負傷。60代女性は屋外の階段で転倒し足を負傷し、60代男性は自転車で川に落ちてけがをした。

 住宅への被害も相次ぎ、16日午後5時時点で、一部損壊が佐賀市鹿島市太良町で計4件、床上浸水佐賀市や大町町など9市町で計160件、床下浸水佐賀市江北町など10市町で計418件、把握されているという。

 避難情報は同日午後2時時点で「緊急安全避難」がみやき町と大町町の2町、「避難指示」は武雄市江北町など6市町、高齢者等避難が佐賀市など9市町で出されている。

 県と県国際交流協会は、外国人向けの災害情報を提供するコーナー「県災害多言語支援センター」を、同協会のホームページ上に立ち上げた。避難情報や県や市町からの情報などを、英語、中国語、韓国語ベトナム語、タガログ語、インドネシア語、ネパール語、やさしい日本語の計8カ国語に翻訳して掲載する。

 問い合わせは同協会内の県災害多言語支援センター(0952・25・7921)。(林国広)

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