2019年12月12日木曜日

ネパール未踏峰登頂 高岡出身の中山さん(東京)

Source:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191208-00000001-kitanihon-l16
12/8(日) 、ヤフーニュースより

 高岡市出身の会社社長、中山寛樹さん(36)=東京=が10月、ネパール・ヒマラヤの未踏峰ホングー(6764メートル)への登頂に成功した。クラウドファンディングで資金を集め、6人の少人数チームで挑戦。途中で雪崩に遭い、悪天候にも見舞われる中で登頂を果たした。10日に都内で報告会を開く。 (社会部・室利枝)

 中山さんは未踏峰への挑戦を目標に、2年半前から本格的に登山を始めた。17年にヒマラヤのアマ・ダブラム(約6812メートル)に登り、今年は南米最高峰アコンカグア(約6960メートル)の単独登頂を果たした。

 ホングーはエベレストから南南東約20キロにある。中山さんは、ネパール政府が公表する約80の未踏峰リストから、限られた日数や費用で登頂可能な山を絞り込み、同政府から許可が下りたホングーに挑んだ。

 10月5日に日本を出発し、首都カトマンズで許可証を取得。9日にヒマラヤの玄関口・ルクラから登頂を開始した。高所順応の後、20日に標高5400メートルにベースキャンプを設置。25日午後3時半、シェルパと2人で頂上に立った。途中、雪崩で約5メートル流されるアクシデントがあったほか、第1キャンプより上は無線が使えず天気の情報がないため、吹雪に見舞われながらの登頂となったという。
 今回の登山は、少人数のチームが必要最小限の装備で短期間に登頂を目指す「アルパインスタイル」。中山さんは「限界に挑むつもりだったが、登頂してまだ先はあると感じた。これからもさまざまな挑戦を続けたい」と話している。

 県山岳連盟顧問の木戸繁良さんは「未踏峰は情報がなく、どんな山か行ってみないと分からない難しさがある。8千メートル級の山は登り尽くされており、未踏峰への挑戦は多くの人に希望を与えるのではないか」とした。

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