Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/7af7224b47b5c1f996660e764bd04a8c5c4eb3e4
【ニューデリー時事】ネパールを襲った土石流災害で、水力発電所に9日間閉じ込められながら奇跡的に生還を果たしたサンジャイ・シャハさん(30)が時事通信の電話インタビューに応じた。
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換気口から息を吸い、泥水も飲んでしのいだといい、「『生き残る』と自分に言い聞かせ続けた」と、過酷な体験を振り返った。
シャハさんがいたのは中部ラスワ郡にある水力発電所「アッパー・トリシュリ3A」のトンネル内。8月26日の発災当時、同僚2人と共に制御室で監視業務に当たっていた。
土石流発生の知らせを受け、制御室から一度出て他の仲間に注意喚起した直後、大量の水が流れ込んできた。水に押し流されるうちにたどり着いた換気室で天井部の配管をつかみ、空気の通り道を確保。2、3日の間とどまり、泥混じりの汚れた水を布でろ過して飲んだという。
その後は脱出の道を探るため暗闇の中を進んだ。「乾いた場所に向かって移動し、最終的に食料のある場所にたどり着いた」とシャハさん。「わずかな食べ物と水が希望を与えてくれた。家族の愛と信仰のおかげで生き延びることができた」と話す。
発生から10日目に救助されて以降、土石流の発生を少しでも早く知れたら中にいた数十人全員を救えたかもしれないと悩むこともあったという。今は仕事を休み、今後について会社と相談中。被災した発電所が再建されるかどうかも心配している。
「私たちの会社は災害やそのリスクについての話し合いが一度もなく、適切な準備もなかった。準備不足がさらに大きな被害を招いたと感じている」と悔やんだ。

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