Source:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/45752844f0ba889f3d081116937349b9eac34fcc
#エキスパートトピ
全国に約4,000〜5,000店あるとされるインド・ネパール料理店。その多くを支えてきたネパール人経営者が、いま転機を迎えています。
2025年10月、在留資格「経営・管理」の許可基準が厳格化され、資本金等の要件が500万円以上から3000万円以上へと引き上げられました。さらに2026年4月には、外食業分野の「特定技能1号」についても、新規の受け入れを制限する措置が始まりました。
経営者の事業継続と店舗の人手確保という二つの課題が浮上している中、この先外国人による飲食店はどうなるのでしょうか。
ココがポイント
外国人経営者ビザ厳格化でカレー店が廃業の危機? 資本金500万から3000万円に引き上げで事業者から悲鳴
出典:TBS NEWS DIG 2026/10/13(火)
在留資格の厳格化で外国人経営者が動揺:半数近くが「影響あり」、廃業を検討する人も
出典:nippon.com 2026/6/16(火)
「在留資格」手数料引き上げ 地域経済や社会への影響は
出典:FNNプライムオンライン 2026/9/30(水)
飲食店が苦境“在留資格”厳格化で閉店相次ぐ“特定技能”上限で外国人受け入れ停止
出典:テレ朝NEWS 2026/5/9(土)
エキスパートの補足・見解
今回の「経営・管理」ビザの厳格化は、実態のない会社による在留資格の取得などを防ぐことが背景にあります。新基準では資本金等3000万円以上に加え、常勤職員の雇用、日本語能力、経営経験や学歴などの要件も設けられました。また「特定技能1号」の受け入れでは、外食業分野では受け入れ上限の5万人に達する見込みとなり、新規の受け入れが原則停止されました
経営者への規制と従業員の受け入れ制限は別々の制度ですが、どちらも外国人による飲食店の経営環境に関わります。経営者向けビザの厳格化による資金面の負担増に加え、特定技能外国人の新規受け入れ制限が人材確保に影響する可能性があります。資金調達の負担が増える一方、人手不足を補う新たな採用も難しくなれば、営業時間の短縮やメニューの見直し、場合によっては閉店を検討する店が出てくる可能性もあります。
ビザの不正対策と適正な人材受け入れは重要ですが、これまで地域に根付き、雇用や食文化を支えてきた店まで過度な負担を抱えることになれば、地域社会にとっても損失となりかねません。今後は制度の適正な運用と、真面目に事業を続ける経営者や飲食店の人材確保をどう両立させるかが問われます。





