Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/eda7ea053fcdc887ea91f7f51b14728ef01a15cc
今回の選挙では、バレン氏個人の知名度と象徴性が選挙戦を主導したとの評価もある。一部地域では候補者が誰なのかよく分からないままバレン氏の政党であるRSPに投票する現象が見られるほどだったと現地メディアは伝えた。数十年続いてきた既存政治エリート中心の体制に対する不信が、若い政治勢力の台頭につながったとの解釈も出ている。
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昨年、Z世代(1990年代半ば~2000年代半ば生まれ)の反政府デモで既存政府が崩壊した後に行われたネパールの総選挙で、ラッパー出身の政治家バレンドラ・シャー(35・活動名バレン)元カトマンズ市長が圧勝し、有力な次期首相候補として浮上した。 現地メディアのカトマンズ・ポストは8日(現地時間)、「今回の選挙でバレン氏が圧倒的な支持で勝利し、政権交代の可能性が高まった」と報じた。前日、ネパール選挙管理委員会によると、バレン氏は東部ジャパ州第5選挙区で6万8348票を獲得し、KPシャルマ・オリ元首相(1万8734票)を大差で破って当選した。この選挙区は4期にわたり首相を務めたオリ元首相の政治的地盤で、今回の総選挙の最大激戦区とみられてきた場所だ。今回、バレン氏が圧倒的な票差で勝利し、ネパールの総選挙史上最大の票差を記録したと現地メディアは評価した。 バレン氏を首相候補として掲げた中道系政党の国民独立党(RSP)も躍進し、選挙区165議席のうち約100~120議席を確保すると予想されている。ネパール議会は計275議席で構成され、このうち165議席は小選挙区の直接投票、110議席は比例代表で配分される。現在までの開票結果によると、RSPは小選挙区165議席のうち124議席、比例代表110議席のうち58議席を確保した。これによりRSPは過半数確保まであと2議席となり、開票が完了すれば単独過半数を達成する可能性が高いとの見方が出ている。 特に全議席の3分の2以上に当たる184議席を確保すれば憲法改正も可能な「超過半数」となるが、RSPがこの水準に近づくか達成した場合、単一政党が数十年ぶりに記録的な成果を上げることになると評価されている。ネパールの二票制は通常、いずれの政党も単純過半数を確保しにくい構造だ。まだ開票中ではあるものの、今回の結果は事実上、政権交代の可能性を大きく高めたとの分析が出ている。 現地ではすでに祝賀ムードに包まれている。BBCによると、バレン氏の支持者らは街に繰り出し、RSPの象徴である「鐘」を振りながら勝利を祝った。一部地域では踊りながら水をかけ合い歓声を上げる姿も見られた。今回初めて投票した18歳の学生はBBCのインタビューで「今回の結果は、若者がもはや未来ではなく現在の意思決定者であることを示している」と語った。また別の若い有権者は「新政府は雇用創出と経済問題の解決に集中すべきだ」と期待を示した。 今回の総選挙は、昨年9月の反政府デモ後に初めて実施された選挙という点で象徴的な意味を持つ。当時、数千人のデモ隊が政治腐敗やソーシャルメディア(SNS)禁止措置に反発して街頭に繰り出し、衝突の過程で約70人が死亡するなど大規模な混乱が起きた。最終的に当時の首相だったオリ氏が辞任して政府が崩壊し、その後、早期総選挙が実施された。BBCなど海外メディアは今回の選挙結果について「長年続いた政治的不安定と腐敗論争に対する有権者の疲労感が投票行動の変化につながった結果」と分析した。
今回の選挙では、バレン氏個人の知名度と象徴性が選挙戦を主導したとの評価もある。一部地域では候補者が誰なのかよく分からないままバレン氏の政党であるRSPに投票する現象が見られるほどだったと現地メディアは伝えた。数十年続いてきた既存政治エリート中心の体制に対する不信が、若い政治勢力の台頭につながったとの解釈も出ている。
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