Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/40b04e24f029d4e51563d0b722f7fa862bd21c59
【カトマンズ時事】5日行われたネパール下院総選挙では、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の下で整備される工業団地の是非も争点に浮上した。 【ひと目でわかる】ネパールとシリグリ回廊 インドの戦略的な要衝に近く、選挙結果が地域情勢に影響を与える可能性もある。 団地は東部ジャパ郡に中国の融資で建設予定の「中国ネパール友好工業団地」。東京ドーム約320個分の広さで、製造業をはじめ産業の集積を図り地域振興に役立てる狙い。 2021年、「親中国派」のオリ首相(当時)が自らの選挙区もある同郡で起工式を実施。ただ、工事は進んでおらず、辺りは荒野が広がる。昨年9月の政変で失脚したオリ氏は今回復権がかなえばプロジェクトを前進させたい考えだ。近くで暮らす農家の男性(61)は「完成したら地元住民に雇用をもたらしてくれる」と期待した。 一方、次期首相有力候補と目される首都カトマンズ前市長のシャー氏もオリ氏と同じ選挙区から出馬。地元紙によると、シャー氏は同団地整備を公約から削った。理由は明らかにしていない。 建設予定地はインド亜大陸と北東部をつなぐインド領「シリグリ回廊」に近接する。この回廊は最も狭い部分の幅が約20キロしかなく、インドは支配権を失うと北東部が孤立しかねない。 インド・ネール大のガデ・オムプラサド准教授(南アジア地域研究)は、中国の影響力拡大や、団地が有事に軍事転用される可能性をインドは危惧していると指摘。シャー氏が公約から外したのは「インドとの摩擦を避けるためでは」と推察した。

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