Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a5e2c0bcd72a10e41e9f6c0592575a862c22c1
キャサリン・アームストロング ネパールで下院(定数275)総選挙が5日に実施され、12日に結果が判明し、国民独立党(RSP)が圧勝した。ネパールでは昨年、若者が主導した抗議活動で政権が倒されており、それ以降で初の選挙だった。 最終集計で、RSPは182議席を獲得した。圧倒的多数(定数の3分の2)には2議席及ばなかったものの、一つの政党による勝利としては、ここ数十年のネパールで最大規模のものとなった。 ネパール会議派(NCP)が38議席で第2党、ネパール共産党統一マルクス・レーニン主義(CPN-UML)が25議席で第3党となった。 有権者は約1900万人で、投票率は約60%だった。 この結果、ラッパーから政治家に転じたRSPのバレンドラ・シャハ氏が、次期首相となる見通しとなった。 新政権の発足には少なくとも1週間かかると見込まれている。 RSPは2022年に設立されたばかりで、同年の選挙では4番手だった。今回の結果は、同党にとって驚異的な躍進となった。 シャハ氏は最近、RSPに入党した。同党と同じく、シャハ氏も実績はほぼない。政治経験は、首都カトマンズの市長を務めたことだけだ。 ■変化への渇望を反映 今回のRSPの圧勝は、単一政党による大勝を防ぐよう設計された選挙制度(小選挙区と比例代表の組み合わせ)での投票結果であることからも、大きな意味をもつ。 この結果は、選挙期間中にみられた、変化を求める国民の強い思いを反映したものだ。各政党は、鍵を握る若者らの票を獲得しようと、失業、経済停滞、格差などの問題への対応を公約に掲げた。 こうした問題は、昨年の若者主導の抗議活動を呼んだものでもある。ソーシャルメディア禁止令への反発から始まった抗議デモは、次第に激化していった。デモ参加者らは、ネパールの政治体制と、階級格差の象徴で「ネポ・ベイビーズ」と呼ばれる政治家の子どもらに、批判の矛先を向けた。 抗議活動では計77人が死亡した。BBCは独自調査によって、武器をもたない抗議者数千人に対して警察が殺傷能力のある武器を使うことを、ネパールの警察トップが許可していたことを明らかにした。 抗議活動は最終的に、当時のK・P・シャルマ・オリ首相を退陣に追い込んだ。オリ氏は再び首相を目指すとして今回の総選挙に立候補し、返り咲きへの自信を示した。 しかし、オリ氏が率いるCPN-UMLは第3党に沈み、74歳のオリ氏も選挙区でシャハ氏に大差で敗れた。オリ氏はこれまで、選挙区では安定した強さを誇っていた。 ネパール最古の民主政党NCPの新党首ガガン・タパ氏も、RSPの候補に議席を奪われた。 (英語記事 Rapper-politician Balendra Shah's party wins Nepal election)
(c) BBC News

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