Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/4ac035c799280b162f7054567b5c5efa6f546baa
【ニューデリー時事】昨年の政変後初となる3月5日のネパール下院(定数275)総選挙まで1週間を切った。 首都カトマンズの前市長で、ラッパーの顔も持つバレンドラ・シャー氏(35)を首相候補に擁立した政党の勢いが増しており、同氏が首相に指名される可能性が出ている。 ネパールでは昨年9月、政府によるSNS規制をきっかけに10~20代の「Z世代」を中心とした反政府デモが広がり、警官隊との衝突で学生ら70人以上が死亡した。オリ政権は倒れ、後を継いだ暫定政権によって下院が解散された。 デモの根底には、政治家の腐敗やエリート層への富の偏在に対する怒りがあった。こうした中、シャー氏が若者の支持を集め、選挙戦の「台風の目」となっている。 シャー氏は1月に市長を辞任すると、解散前の下院で第4勢力だった国民独立党(RSP)に加入。今回、東部ジャパ郡の選挙区で、復権を目指すオリ前首相と事実上の一騎打ちに臨む。地元紙によると、シャー氏は「若者の命を奪い、Z世代運動を弾圧した人物(オリ氏)をその選挙区で倒す」ことで国に変化をもたらすと決意を語った。 総選挙では小選挙区で165人、比例代表制で残る110人を選出する。大勢判明には数日かかる見通し。どの政党も単独での過半数確保は困難とみられている。 ネパールでは政党の野合が繰り返され、首相経験者の主導権争いに伴う政局の混迷が長く続いてきた。カルキ暫定首相は今月25日、「選挙が自由で公正、恐れもなく平和裏に行われるようあらゆる手段を尽くす」と強調した。

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