Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/cfb205dadc34d972411b83143e9c045c4181d7f2
2025年国勢調査(10月1日時点)の確定人口が29日公表され、仙台市の人口は調査開始の1920年以降初めて減少に転じたことが明らかになった。市は「現段階で減少局面に入ったとは捉えていない」とし、今後の人口動態を注視する構えだ。市はこれまで人口のピークを2028年(110万1000人)と推計し、25年は110万275人に達するとみていた。
男女別は男性が0・38%減の52万9609人、女性が0・26%増の56万6537人。年代別では65歳以上の老年人口が5・09%増の27万319人だったのに対し、15歳未満は9・47%減の11万6474人で、少子高齢化が鮮明となっている。15~64歳の生産年齢人口は横ばいの67万3328人(0・03%増)だった。
5区別では「北減南増」の傾向がうかがえた。宮城野が1・34%減で初めて減少に転じ、泉は2回連続の減少だった。他の3区はいずれも増加している。
仙台市の人口は統計開始以降、増加基調で推移してきた。泉市、宮城町、秋保町の合併を経て政令市に移行した1989年に91万人に達し、99年に100万人を突破した。東日本大震災後は東北各地の被災地から転入が相次ぎ、社会増が続いていた。
市政策企画課の大宮伸吾課長は「状況に変化があるのは事実」とした上で、減少率が0・05%にとどまっている点を重視。「雇用や子育て関連の施策を展開し、人口の動きを見ていきたい」と語った。
(西舘国絵)
■仙台市の人口減少は大正時代の調査開始以来
総務省は29日、2025年国勢調査(10月1日時点)の確定人口を発表した。仙台市の人口は109万6146人(男52万9609人、女56万6537人)で20年の前回調査を558人(0・05%)下回り、1920年の調査開始以来初めて減少に転じた。
5月に公表された速報値では、247人(0・02%)の増加だった。精査した結果、増減が逆転した。
仙台市の5区別は、泉が3・26%減の20万5228人で2回連続減、宮城野は1・34%減の19万4087人で初めて減少した。青葉は1・41%増の31万5983人、若林は1・13%増の14万3067人、太白は1・29%増の23万7781人だった。
宮城県の人口は222万5414人(男108万3029人、女114万2385人)で前回より7万6582人減った。人口減は5回連続で、減少率3・33%は過去最大だった。
年齢別は65歳以上の老齢人口が65万4349人と全体の30・1%を占め、初めて3割を超えた。15~64歳の生産年齢人口は128万9697人(59・2%)、15歳未満の年少人口は23万3011人(10・7%)。
市町村別で、人口が増えたのは富谷市のみで0・11%増。34市町村で減り、減少率上位は蔵王町(12・09%)、気仙沼市(11・53%)、南三陸町(11・35%)、村田町(10・79%)、色麻町(10・69%)。
県内在住の外国人は前回比43・64%増の2万7942人。国籍別は中国が最多の5401人で、ベトナムが4245人で続いた。ネパールが約2・3倍の3440人に達した。
県内の世帯数は前回比2万6241増の100万8764で、初めて100万を超えた。単身世帯の増加が影響したとみられる。
宮城県統計課の片岡典子課長は「仙台市が減少したことを重く受け止めている。さまざまな施策を通じて自然増と社会増をいかに図っていけるかが重要になる」と話した。
(佐々木智也)
河北新報

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