Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/baa4089871ab5397b1e10ed86492e49bd3b8ed25
島根県松江市の専門学校に、昔ながらのすし店で働く職人の技術を学べるカリキュラムが登場しました。
教え子が年収1600万円を稼ぐ職人もいるという講師が指導する、このカリキュラム。
なぜ、今「すし」なのでしょうか?
【写真を見る】専門学校に寿司職人養成の新カリキュラム「寿司専科」登場 背景に“海外の日本食ブーム” 教え子の中には年収1600万円稼ぐ職人も…ネパール人留学生も「お店を開きたい」 寿司に特化するワケとは?
美味しそうなマグロの軍艦に、にぎり寿司。
これらを握ったのは…
学生
「自分で握りました!」
専門学校の学生です。
松江市の松江栄養調理製菓専門学校にこの夏登場したのが、その名も「寿司専科」です。
外部講師 髙田正光 さん
「男子の場合は気持ち卓球選手みたいな。こういう風に。胸の前でシャリを握る」
調理師科の2年生が、江戸前ずしの技法や一品料理の調理法などすし職人の基礎を学ぶ、およそ半年間のカリキュラムです。
指導するのはわずか3か月ですし職人を養成する訓練校で講師を務めた経験を持つ、髙田正光さんです。
外部講師 髙田正光 さん
「こういうところもちゃんとお金にする。ここに気を使えるかどうかが職人としてのポイント。こういうところを投げ捨てるようであれば色んな所に目が届かなくて気の利かない職人になる」
この日学生らは、長崎県産の生の本マグロを使って切り分けの仕方やにぎりの技術などを学びました。
学生(ネパールからの留学生)
「私が作ったおすしです。和食系のお店を開きたいと思っていて、日本にいて良かった。知識が増えて」
学生
「仕事をする上で意識することを教えていただいたので、これから社会に出て働く上で役に立つと思った」
調理師科では2年間で様々なジャンルの料理を学びますが、なぜ今回すしに特化したカリキュラムを導入したのでしょうか。
松江栄養調理製菓専門学校 近藤一樹 アドバイザー
「どの国に行ってもおすしは知ってる。代名詞のように扱われてる。もう『すしビジネス』と言われるくらい、おすしが特化されてる。それをやっぱり見過ごすわけにはいかない」
背景にあるのが、海外の日本食ブームです。
外部講師 髙田正光 さん
海外に行きたいって志向の人は多い?「多いですね。純粋に見聞を広めたいって人と、その国に住みたい。3番目くらいにお金が欲しい」
「すし店」を含めた海外の日本食レストランは、2013年と比べると3倍以上に。日本食は高い人気を誇っています。
髙田さんによると、アメリカの寿司店で働くかつての教え子の中には、年収1600万円を稼ぐ人もいるとのこと。
すし職人は今や稼げる職業としても注目されているんです。
外部講師 髙田正光さん
「あれもこれもできて、一流の職人の世界に入れると思う。すしってテイストを入れることによって、選択肢を広げ、活躍の場を広げる。国内でも稼げる人材になっていく。というのは僕の想いであり、彼たちに託していきたい」
一方で、松江市では今年7月、運営会社の破産で市民に親しまれてきた“にぎりずしの名店”が閉業しました。
全国でもコスト増加や職人不足などを理由に昔ながらの「すし店」を取り巻く環境は厳しさを増していて、まずは国内で、そして山陰で、すし職人を志す人材を育てていきたいとしています。
松江栄養調理製菓専門学校 近藤一樹 アドバイザー
「世界から見ても松江市は国際観光都市であると同時に、松江に来ればすしって美味しいよね、最高よねと言われるお客様が1人でも2人でも多く出てきていただいて、それを自慢できるお店がどんどん増えていっていただける」
終盤には保護者を招待し、学生らによるすしの振る舞いも予定されています。
山陰放送

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