Source:https://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20200218/CK2020021802000043.html
2020年2月18日、GOOGLEニュースより
(上)東日本大震災による被害や教訓について伝えるパネル展示(下)国際緊急援助隊について紹介している企画展=いずれも小松市サイエンスヒルズこまつで
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サイエンスヒルズ 支え合う世界伝える
二〇一一年の東日本大震災の教訓と国際援助について学べるパネル展示が、小松市サイエンスヒルズこまつで開かれている。巨大地震への備えや放射能汚染の現状のほか、震災後の日本には発展途上国からもさまざまな支援があったことを紹介。「世界は支え合っている」と温かく伝えている。三月八日まで。(青山直樹)
東日本大震災の教訓を伝える展示「レッスン3・11 7年目の選択」は、日本科学未来館(東京)が一八年に制作したパネルを展示した。放射能汚染の現状をデータで解説しているほか、福島県では米の放射線量の測定が続けられていることを紹介している。世界中で再生可能エネルギーの活用が進んでいることにも触れ「震災後、最も学んだ教訓は何ですか」と問い掛けている。
もうひとつの展示企画「出動 国際緊急援助隊(JDR) 世界は支え合っている」は、国際協力機構(JICA)の巡回展示。東日本大震災後には各国からJDRの派遣があったことを、世界地図のパネルを活用して説明している。発展途上国からも物資の支援があり、キルギスからはミネラルウオーター二・五トン、ネパールから毛布五千枚が届いたことなどを教えている。
世界各国からの応援メッセージも紹介し、ウガンダの小学校から届いた「日本の支援で教育を受けた子どもたちは、亡くなった方に黙とうをささげた」という言葉などを、写真とともに知らせている。
サイエンスヒルズの担当者は「震災から時間がたち、被害や得た教訓を忘れがち。あらためて考えるきっかけにしてもらえれば」と来場を呼び掛けている。
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