Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/d46fdf3dbcd0ba95ae6fbf09dbfa75dafee19026
JPモルガンは、23回目となる夏の推薦図書リストを発表した。 2022年のリストは、勇気や創造性といったものがいかに我々を結びつけるかを思い起こさせるものだと、JPモルガンは述べている。 【全画像をみる】JPモルガンが勧める、この夏の10冊[2022年版] リストには、NFT、気候変動、黒人のアイデンティティ、リーダーシップなどに関する書籍が含まれている。 JPモルガン(JPMorgan)が毎年発表している推薦図書リストが今年も公開された。 2000年に始まり、今年で23回目になるこのリストは、世界中のJPモルガンの顧客アドバイザーからの推薦に基づいて、夏の必読書10冊を選んでいる。 2022年のリストには、気候変動やNFTといった話題性のあるテーマに関する書籍や、ギリシャ神話を再解釈した書籍、黒人のアイデンティティに焦点を当てた写真集などが含まれている。JPモルガンによると今年のリストは、「勇気、創造性、好奇心、思いやりといった人間の核となる原則が、国境や時間を超えて、いかにして我々を結びつけているかを思い起こさせる」セレクションになっているという。
『CEO Excellence: The Six Mindsets That Distinguish the Best Leaders from the Rest』
著者:キャロリン・デュワー(Carolyn Dewar)、スコット・ケラー(Scott Keller)、ヴィクラム・マルホトラ(Vikram Malhotra) マッキンゼー&カンパニー(McKinsey & Company)のシニアパートナーである著者は、世界の著名なCEOたちがどのようにして会社を率いているかを本書で検証している。20年以上にわたる調査に基づく分析や、Netflix、GM、ソニーなどのトップエグゼクティブへのインタビューが収録されている。
『Race for Tomorrow: Survival, Innovation and Profit on the Front Lines of the Climate Crisis』
著者:サイモン・マンディ(Simon Mundy) フィナンシャル・タイムズの記者である著者は、6大陸26カ国を訪れ、気候危機について取材した。本書では、気候危機によって変わりゆく世界で、未来を築いていこうとする科学者や起業家などのストーリーが紹介されている。
『Being Present: Commanding Attention at Work (and at Home) by Managing Your Social Presence』
著者:ジャニーン・W・ターナー(Jeanine W. Turner) ジョージタウン大学教授である著者は、我々の多くがますますデバイスに縛られ、仲間から切り離されていると感じる世界で、いかにしてコミュニケーションを図ればいいのか、その戦略を本書で提示している。
『The Comprehensive Guide to NFTs, Digital Artwork, Blockchain Technology』
著者:マーク・ベックマン(Marc Beckman) NFTとはいったい何なのか、まだよく分からないという人には、本書が役立つだろう。NFTプラットフォームTruesyの創設者である著者は、どのようにしてNFTが生まれ、社会を形成したのか、またどのようにすれば起業家がそのパイの一部を手に入れることができるかを説明するNFTの入門書として本書を執筆した。
『The Power of Regret: How Looking Backward Moves Us Forward』
著者:ダニエル・H・ピンク(Daniel H. Pink) 作家である著者は、本書で後悔しない生き方をするための哲学に焦点を当てている。もし、後悔の気持ちを利用することで、よりよい人生を送ることができるとしたらどうだろう、と著者は問いかける。本書では、考え方を変えると後悔の念がよりよい意思決定とより高い目標達成をもたらすとしている。
『Fixed.: How to Perfect the Fine Art of Problem Solving』
著者:エイミー・E・ハーマン(Amy E. Herman) 弁護士であり美術史家でもある著者は、観察とコミュニケーションに関するプログラムを開発し、FBIやマイクロソフトなどさまざまな組織で利用されている。最新作となる本書では、アートを用いて視点を変え、より優れた手法で問題を解決できるようになることを勧めている。
『Hayao Miyazaki』
発行:アカデミー映画博物館 このイラスト集は、映画監督・アニメーターである宮崎駿の芸術を称え、その創作過程、ストーリーテリング、キャラクターについて検証している。彼のアニメーション作品は、人生、子ども時代、成長の過程といったテーマを探求している。
『As We Rise: Photography from the Black Atlantic』
著者:テジュ・コール(Teju Cole) この写真集は、世界各地の数多くの黒人アーティストによる作品をまとめたものだ。黒人のアイデンティティを称え、美、自己表現、喜び、帰属意識といったテーマを探求する写真が選ばれている。「大きな文化的枠組みの中で、黒人は絶望や苦痛、残酷な孤立といったイメージで語られることがあまりにも多い。本書はそれを優しく拒絶する」と著者は序文に記している。
『Between the Mountain and the Sky: A Mother's Story of Love, Loss, Healing, and Hope』
著者:マギー・ドイン(Maggie Doyne) 著者は、高校卒業後のギャップイヤーにネパールを訪れ、貯金で児童養護施設を開設し、やがてそれが非営利団体に拡大したことを、この回想録に記している。彼女の大人への一歩を綴った物語は、一人の人間がいかにして多くの人々の人生に永続的な変化をもたらせるのかということを示している。
『Greek Myths』
著者:グスタフ・シュワブ(Gustav Schwab) ドイツ人作家のシュワブは、本書で有名なギリシャ神話を現代に即して再解釈した。47の古典的な神話にイラストを添え、現代にも通用するテーマと教訓を浮き彫りにしている。 [原文:JPMorgan released its 10 must-read books of the summer on everything from NFTs to Greek myths] (翻訳:仲田文子、編集:Toshihiko Inoue)
Avery Hartmans
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