2022年6月15日水曜日

カモン!東大阪 ベトナム、ネパール、ミャンマー… 町工場は多国籍

 Source:https://www.asahi.com/articles/ASQ685TW4Q50UPQJ00T.html

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編集委員・中島隆

現場へ! 町工場にて、共生①

 ものづくり大国ニッポン。その大きな拠点が、大阪の東大阪市です。浜名湖ほどの面積に、およそ6千の町工場。工場の集積度は日本ナンバー1です。

 東大阪市役所で国籍別の人口推移を見せてもらいました。1980年まではゼロだったベトナムの方が2020年には3千人超えです。ほかの国の方もたくさんいるようです。

 ぜったい、町工場で働いている人がいるはず。

 私、自転車で巡ります。

 まずは「三共製作所」。

 創業は1929年。航空機、自動車などの部品をつくる。

 この会社、ハンパない。

 ベトナム、ネパールミャンマーフランスガーナ……。従業員100人のうち6割が、外国のみなさんである。

 ホワイ、こんなに多いの?

 答えは、多国籍化をすすめた3代目社長、松本輝雅(てるまさ)(67)の少年時代にある。

 松本少年は、在日など様々なルーツの人に可愛がられた。70年の大阪万博。少年はノートをもって通った。お目当ては、会場を歩いている外国人だった。あっちに、ガリバーのように背が高い人がいる。あっちに金髪の人がいる。少年はかけよって、ノートを開く。

 「サイン、プリーズ」

 こうして松本は、外国人への偏見もアレルギーもない大人になった。長男なので、大学を卒業して家業に入った。

 85年、プラザ合意で円高ドル安がすすむ。そしてバブルがはじまった。仕事がありすぎて人手が足らない。日本人に見向きもされないから、日系ブラジル人を10人採用した。元弁護士や元航空管制官などみんな優秀で、よく働いた。

 企業の間で、日系ブラジル人の取り合いになる。有名自動車メーカーにはかなわない。

 2000年、社会勉強をかね…

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