Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/04ac8dcdc7034bc2bf93b35d30282aa3b17e7778
CBnews
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厚生労働省は、検疫所における滞在国・地域別の陽性検体数などの新型コロナウイルスの検査実績を更新した。検査実績(直近4週間、26日更新)によると、7日から13日までの1週間の陽性検体数は、日本国籍者が前週比7検体減の20検体、外国籍者が前週と同じ27検体となっている。【新井哉】 国・地域別(外国籍者陽性検体)では、フィリピンが6検体で最も多く、以下は、米国(5検体)、ネパール(3検体)、インド、パキスタン、モンゴル(各2検体)、韓国、コスタリカ、シリア・アラブ共和国、中国(香港、マカオ含む)、トルコ、ペルー、レバノン(各1検体)などの順だった。 この1週間の総検体数は、日本国籍者が1万905検体、外国籍者が1万557検体だった。外国籍者の陽性率は約0.26%で、日本国籍者(約0.18%)を上回っている。 この集計は速報値で、厚労省は「成田空港、羽田空港、関西空港、福岡空港、中部空港からの入国者について集計している」と説明。総検体数・陽性検体数については、入国前14日間に滞在した国・地域を計上。入国者が複数の国・地域に滞在していた場合は滞在していた国・地域を全て計上している。
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新型コロナウイルスの新たな変異株が各国で確認されていることを受け、日本政府が全世界を対象に外国人の入国を原則停止とする水際対策を打ち出した29日、外国人技能実習生を受け入れている佐賀県内の企業などからは「今後いつ入国できるようになるのか」と懸念が相次いだ。一方、医療関係者からは「これまでにないスピード感ある対応」と評価する声が上がった。 「ネットで見て驚いた。水際対策が大切ということは分かるが、全世界というのはちょっと…」。技能実習生を定期的に受け入れている県内のメーカーの担当者は戸惑いを隠さない。昨年4月の入国予定が大幅にずれ込んでおり、「来年2月ごろには入国できるのではと準備を進めていた。計画とのずれが続き、コロナに翻弄(ほんろう)されっぱなし」とため息をつく。 海外と取引がある別のメーカーも技能実習生の入国が再びストップすることについて、「受け入れたいが、入国がいつから可能になるのかはっきり分からないので検討が難しい」。「(今月8日の)入国制限緩和後に技能実習生が国内にどれくらい入ってきているかも不透明」と話す。 影響は留学生にも及ぶ。佐賀大広報によると、入国が実現していない留学生は中国やネパールなど6カ国21人に上り、最も長いケースで1年8カ月もの間、入国できずにいるという。「今回の国の方針転換を受けて、入国に向けた作業が中断する例が出てくるだろう」と話す。 一方、「第5波」では、感染力が強いインド由来の変異ウイルス「デルタ株」が拡大しただけに、海外との往来を規制する意義は大きい。コロナ患者の治療にあたる佐賀県医療センター好生館の福岡麻美感染制御部長は「これまでにないスピード感の対応」と国の判断を歓迎する。 「早い段階での厳重な措置は、感染制御の観点から重要。国内の態勢を整える時間的余裕ができる」と評価。その上で新変異株について「過剰に恐れすぎず、正しい情報を持って冷静に行動してほしい」と呼び掛けた。(大橋諒、石黒孝、北島郁男)
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/07f3556ab0e09272c9780d4928456731a556350b
配信、ヤフーニュースより
新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」の水際対策として、政府はきょうから、すべての外国人の新規入国を原則禁止しました。 政府はこれまで、「オミクロン株」が確認された南アフリカなど9か国からの外国人の入国を止めていましたが、きょうからはさらに強化し、すべての国を対象に外国人の新規入国を原則禁止としました。日本時間のきょうの午前0時よりも前に外国を出発した人は対象外となっていて、けさの成田空港には入国禁止の直前に入国する外国人の姿がありました。 スリランカから来た外国人 「昨日知って、すごく不安になってあわてて大使館に電話して、私の場合は大丈夫だった。もう少し慎重に進めてほしかったというのが正直なところ」 ネパールから来た外国人 「出発できるかどうか心配だった。大変だけど、(今回の対応は)国のためにはいいと思う」 政府は日本人の帰国者についても、指定した宿泊施設での待機を求める対象を23の国と地域に拡大したほか、ワクチンを接種した人を含む、すべての帰国者の自宅待機期間を最短3日間から14日間に引き上げました。今回の措置は「当面1か月」としています。(30日11:13)
Source:https://news.yahoo.co.jp/byline/toriumikotaro/20211130-00270421
オミクロン株の感染が確認されている国が増えているなかで、日本政府は11月29日に水際対策の強化を発表し、11月30日午前0時、12月1日午前0時からの2段階で実行に移される。
現状、オミクロン株の感染力の強さ、重症化するかどうか、ワクチン効果があるのかどうかが科学的にはっきりしていない未知の状況であることで、世界各国が水際対策を強化している。見極める期間として、日本政府は「緊急避難的対応として、予防的観点から当面1ヶ月」という表現を使い、12月31日までは少なくても今回発表された水際対策の強化を続けることを明らかにした。年末にオミクロン株の特性が見えてきた段階で年明け以降の判断をするものと見られる。
11月30日午前9時時点で発表されている情報を整理する。
11月30日午前0時以降は外国人の新規入国が停止された。ただ長期滞在できるビザを保有し、一時的に日本国外へ出国して日本へ戻る再入国の入国は今後も認められる。永住権保有者の入国も認められる。ただビザを取得済みであっても、新規入国の場合の入国は認められず、これから日本に留学予定の留学生や技能実習生などは入国できなくなった。
日本人の海外からの帰国、外国人の再入国者及び永住権保有者の日本入国については、入国停止の措置はなく、感染拡大国からの入国であっても日本に入ることができる。ただし、過去14日間の滞在国によって、日本到着後に自宅などにすぐに戻れない指定施設待機が取られる。
指定施設待機対象国からの帰国の場合と、その他の国からの帰国の場合で帰国後の動きが異なる。羽田空港に帰国した場合、書類確認や抗原検査などは同じ導線となるが、抗原検査の結果が出るまでの一時的な待機場所手前で分けられ、陰性が確認された後(抗原検査後、原則1時間前後で結果が出る)、指定施設待機対象国からの帰国の場合は入国審査、手荷物の受け取り、税関を通過した後、到着ロビーからそのままバスに乗って指定施設待機場所となるホテルへ移動となる。
その他の国からの入国者は入国審査、手荷物の受け取り、税関を通過した後、到着ロビーに出て、公共交通機関を使わずに自宅や自己手配のホテルなどへ向かい、自主待機場所に到着後、入国者用のスマートフォンの指定アプリ「My SOS」で待機場所の登録を済ませて自主待機期間に入ることになる。
指定施設待機措置とは、国が借り上げているホテルなどの部屋で3日間(3泊)、6日間(6泊)、10日間(10泊)滞在する必要がある。食事は部屋の前にお弁当が飲み物と共に運ばれ、部屋からの出ることは許されない(ホテルによっては外部からの差し入れが認められる)。食事を含めた滞在費用は国が負担することになっており、入国者の費用負担はない。
既に南アフリカなど9カ国については、10日間待機国として、10日間(10泊)、国が指定する指定施設(国が借り上げたホテル)での待機措置が取られているが、11月30日午前0時からアンゴラが追加されて10カ国となった。そして12月1日午前0時からは、イスラエル、英国、オランダ、イタリアの4カ国が6日間待機、オーストラリア、ドイツ、チェコ、デンマーク、香港、フランス、カナダ(オンタリオ州 ※州都はトロント)、ベルギー、オーストリアの9カ国・地域は3日間待機となる。待機期間中も3日目、6日目(6日間、10日間待機時)、10日目(10日間待機時)に検査が行われる。
従来は3日間待機国について、ワクチン2回接種者については指定施設待機措置が免除となる運用がされていたが、この特例措置が解除されたことで、3日間待機国に滞在していた場合はワクチン接種の有無に関係なく全ての入国者が3日間(3泊)はホテルでの待機措置となる。
オミクロン株の存在が明らかになる前から実施されている指定施設待機措置も含め、対象国・地域は、11月30日午前9時現在で合計44カ国となった。
※今回、オミクロン株関連における3日間、6日間待機国は12月1日から午前0時から運用開始
アンゴラ、エスワティニ、ザンビア、ジンバブエ、ナミビア、ボツワナ、マラウイ、南アフリカ共和国、モザンビーク、レソト
イスラエル、イタリア、英国、オランダ、トリニダード・トバゴ、ベネズエラ、ペルー
アルゼンチン、ウクライナ、ウズベキスタン、エクアドル、オーストラリア、オーストリア、カナダ(オンタリオ州)、ケニア、コスタリカ、コロンビア、スリナム、チェコ、デンマーク、ドイツ、ドミニカ共和国、トルコ、ネパール、ハイチ、パキスタン、フィリピン、ブラジル、フランス、ベルギー、香港、モロッコ、モンゴル、ロシア(沿海地方、モスクワ市)
上記は11月30日午前9時現在で発表されているものであるが、日々、情報が更新されることから、最新の情報は厚生労働省のホームページなどから確認するのが望ましい。
ホテルでの待機期間最終日に陰性が確認され、指定日数の待機期間終了後は、バスで到着空港に戻された後に解散となり、公共交通機関を使わない形で自宅や自己手配のホテルなどの自主待機場所へ入った後、帰国後14日間の残りの日数分が自主待機期間となる。
また、海外から入国した場合の自宅もしくは自己手配によるホテル滞在などで他の人との接触を制限する自主待機についても、例外規定がなくなり、12月1日0時以降の入国において一律14日間の自主待機に変更される。
これまでワクチン未接種者については、日本帰国後14日間の自主待機(到着日は含まないので実質は到着日を含めて15日間)となっていたが、ワクチン2回接種者については、10月以降に自主待機期間10日目に抗原検査、PCR検査を受診して陰性が証明されると10日目の夜をもって自主待機期間が終了となっていた。
更に11月8日からはビジネス目的での渡航時の帰国について、事前に企業側の受入責任者を決めて、4日目~10日目の活動計画書の事前承認などの手続きを踏むことで3日間待機+7日間の行動管理となる運用も開始されていたが、この措置も12月1日0時以降は認められず、14日間の自主待機に統一される。
日本政府は、羽田空港や成田空港をはじめとした入国時の抗原検査や書類チェックの処理で入国者が増加することで長時間の待ち時間が発生、更に日本入国後の入国者健康確認センター(厚生労働省管轄)の健康フォローアップの体制などの観点から1日あたり日本に入国できる人数をこれまで3500人にしていたが、感染者数が減少したことに加えて、処理速度の向上などにより11月26日から1日5000人までに拡大していたが、12月1日より1日3500人を目処に引き下げることを発表した。
ただし、既存の予約についての配慮をするとのことで、既に予約済みの航空券については原則そのまま利用できることになるが、新規予約において影響が出ることも考えられる。だが、11月後半から増えていた外国人の日本行きの航空券が入国制限の影響でキャンセルが増えることになるほか、既に日本人の海外出張の延期や海外からの一時帰国の見合わせも相次いでいることで、1日3500人を下回る可能性もある。オミクロン株の特性が明らかになることでビジネス渡航者の動きも変わってくるだろう。
日本政府や厚生労働省は、オミクロン株に関わる指定国からの入国者について、入国者健康確認センターの健康フォローアップを強化する方針を示している。
これまでもビデオ通話を使ったAIや位置情報確認などが毎日義務づけられているなかで、ルール違反をしているケースも見られるが、罰則も限定的である。オミクロン株の日本国内への流入を阻止する意味でも、少なくても12月中は違反者に対して厳しい姿勢で対応すべきだろう。
日々刻々と情報が更新されることから、最新情報は厚生労働省や首相官邸のホームページなどから確認していただきたい。
航空会社のマーケティング戦略を主研究に、LCC(格安航空会社)のビジネスモデルの研究や各航空会社の最新動向の取材を続け、経済誌やトレンド雑誌などでの執筆に加え、テレビ・ラジオなどでニュース解説を行う。2016年12月に飛行機ニュースサイト「ひこ旅」を立ち上げた。近著「コロナ後のエアライン」を2021年4月12日に発売。その他に「天草エアラインの奇跡」(集英社)、「エアラインの攻防」(宝島社)などの著書がある。
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/6ec9f9f7137c5b06e5533685510c67e775667ae4
様々な事情を抱えた外国人が訪れる「海外送金所」。 「いくら送りたいですか?」(店員) 「50万円です。」(女性) 【動画】大切な人に“お金”と“思い”を― 「海外送金所」を訪れる外国人たち 送金に来た女性が取り出したのは、大量の1万円札。さらにその4日後、同じ女性が来店。 「いくら送りたいですか?」(店員) 「55万円。」(女性) 「55万円ですね。ちょっと待ってくださいね。」(店員) 短期間に、合計105万円もの送金…いったい誰に?何のために?「海外送金所」の人間模様を取材しました。
大阪・なんばにある、海外送金所「キョウダイレミッタンス」。150を超える国や地域に、お金を送ることができます。来店する外国人には、在留カードの提出を義務付けるなど、犯罪防止のためのチェック体制がとられています。
この日は、来日14年目、ホテルのフロントマンとして働くネパール人の男性がやってきました。母国に1万円を送金するといいます。 「今回は、お友達に。とにかく使って、『ダサイン』だからと。」(来日14年ホテルマン ネパール人男性)
『ダサイン』とは、毎年10月ごろに行われる、ネパール最大級のヒンドゥー教のお祭りで、日本でいう正月のように、親族が集まります。お祭りに必要な服や食材を買うための資金を送るネパール人は多くいます。このとき、そんなネパールへ送金する人に向けた「キャッシュバックキャンペーン」が行われていました。キャンペーン期間中、毎週2人に送金額の2倍、最大で8倍がキャッシュバックされるチャンスがあります。(※現在は終了)“送ったお金が倍になって返ってくる”そんな幸運を手に入れる人は、果たして現れるのでしょうか…?
続いてやってきたのは、カレー店を経営する、ネパール人男性。ネパールに住む、9歳の息子の教育費用などとして、47万円をネパールへ送金しました。飲食店はコロナで大変じゃなかったか聞いてみると… 「大変は大変だけどね。何とか頑張っています。」(カレー店経営 ネパール人男性)
別の男性もネパールへ5000円を送りました。来日3年目のホテルマンだという彼に話を聞くと、“友人が、子どもたちが使うバレーボールコートを作るため”のお金だということです。バレーボールはネパールで人気があるといいます。 「政府からもちゃんと支援金をもらっているが、足りないみたい。実家の近くなので、ちょっとでも助けたいという気持ちがあって。」(来日3年ホテルマン ネパール人男性)
送金理由の多くは、離れて暮らす家族の為です。家族を残して単身日本に来たという、来日10年目のネパール人男性は、和食の店で料理人をしているのだそう。 「大変だけど、でもお金欲しいから。」(来日10年目 ネパール人男性)
来日32年、中古車販売業者であるバングラデシュ人の男性は、ロシアの大学へ通う30歳の妹へ送金をするといいます。 「それは妹に夢があるから。僕も夢があるからやっている。夢がなかったらできない。どんなことでも。」(来日32年 バングラデシュ人男性)
来日2年目、21歳の学生だというネパール人女性は、母国のお母さんに。彼女はなぜ、日本に来たのでしょうか? 「ホテルの勉強するため。日本で勉強して、ネパールに帰ったら自分のホテルを作りたい。」(来日2年目 ネパール人女性) 送金後、お母さんに電話して… 「ママは私がいなくて寂しくない?」(同ネパール人女性) 「さみしい」(お母さん)
この日、やってきたのは、ミャンマー人の男性。送金したお金は、何に使われるのか聞いてみると…。 「今、ミャンマーで問題を抱えている人に、日用品を買って送るためです。すごく大変です。」(来日9年 ミャンマー人男性) 2021年2月、ミャンマーで起きた軍事クーデター。抗議デモへの激しい弾圧などで市民の犠牲者は1000人を超え、国内はいまだに危険な状況が続いています。 「薬とか日用品が、今は何もないから問題です。村の中では、軍隊が車でパトロールしていているから怖いです。」(同ミャンマー人男性) 新聞配達で貯めた1万円が、少しでも家族の為になればと送りました。
母国も大変ですが、日本で送金する彼らにも多くの困難があります。キョウダイレミッタンス・なんば支店のナレンドラ店長は、送金に来る留学生や若者に対して、ボランティアで就職のサポートを行っています。 「『いい人材がいたら紹介してください』と言われることがあるから、私からできるアドバイスをしてサポートしようかなという感じです。」(ナレンドラ店長)
この日、ナレンドラさんと話しをしていたネパール人男性に話を聞きました。 Q.就職は大変ですか? 「コロナの影響で赤字になっている会社が多くて、就職できなくなっている。」(来日8年目 ネパール人男性) Q.アルバイトは? 「今はコンビニのアルバイトをやっています。」(同ネパール人男性) コロナ禍で苦境に立たされる外国人。その影響は送金額にも表れています。 「仕事を失っている人もいれば、アルバイトだったら時間が減らされている。自分の生活にも困難が出ている人がいるので、送金の件数も減っているし、金額も減っています。」(ナレンドラ店長)
そんな中、なんと幸運の持ち主が現れました。来日6年目のネパール人のサプコタ・パディティプさん。両親へ送った約3万5千円が、開催中だったネパールの「キャッシュバックキャンペーン」に当選し、2倍になって戻ってきたのです!思わぬ形で手に入れた7万円に、妻・バビタさんと一緒に喜びの表情を見せたサプコタさん。元々働いていた飲食店を5月で辞め、 今は夫婦の夢であったカレー店を、個人で開く準備をしているといいます。
この出来事から1か月後、大阪市東住吉区に2人のカレー店「ヤーミ キッチン タンドリー」がオープン。約700万円の開店費用を2人で地道に貯めて夢を叶えました。オープン初日から店には地元の人たちが。お店と取引のある男性も、食事をしていました。 「関係者なのでわかるんですけど、2人のバイタリティがすごい。めちゃくちゃ、美味いです。」(取引先の男性) オープン初日の感想を聞いてみると… 「幸せです。」(サプコタさん) 「嬉しいですね。これからもどんどん来てくれたら。いっぱいがんばろうかなと、思っています。」(妻・バビタさん) 夫婦は笑顔で答えてくれました。
ある日、「50万円を送りたい」という女性が来店しました。ミャンマー人の女性で、3年前から技能実習生として、大阪府貝塚市の生地を作る工場で働いているのだそう。50万円は、ミャンマーの家族に向けて送金しました。 「今日は休みですか?」(店員) 「休みじゃない。私は遅番です。午後10時から朝6時までです。」(来日3年目 ミャンマー人女性) 決して楽な仕事ではありませんが、ミャンマーの平均月収は、日本円で約1万円にしかならないといいます。そしてその4日後、またしても彼女が送金に… 「いくら送りたいですか?」(店員) 「55万円。」(同ミャンマー人女性) 「55万円ですね。少々お待ちください。」(店員) この店では、1か月間で80万円以上送金する場合、お金の使い道、出どころなどを記載した報告書を提出する必要があります。 「マネーロンダリングがないように書いてもらいます。そのお金はどこから?友達から借りました?それとも自分で?」(店員) 「自分で貯めました。」(同ミャンマー人女性) 「では、『自分で貯金』と書いてください」(店員) 来日して3年。前回と合わせた105万円は、3年間工場で働いて、こつこつ貯めたお金です。ミャンマーにいる家族に、初めて送るのだといいます。 「仕事は大変。でもお父さんが、ちょっと病気もあるから…。」(同ミャンマー人女性) コロナ禍で日本での仕事も減る中、海外送金所にやってくる外国人たち。彼らが送っているのは、お金だけではないのかもしれません。 (読売テレビ 「かんさい情報ネットten.」 2021年11月22日放送)
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/e2c94027d677991e10228449dfdd8289f1a418e3
[香港/北京 26日 ロイター] - 中国でメッセンジャーRNA(mRNA)技術を用いた新型コロナウイルスワクチンを開発している新興バイオ医薬品企業、艾博生物科技(江蘇省蘇州市)は、3億─4億ドルの資金調達に向けてソフトバンクグループ(G)などの投資家と協議している。複数の関係筋が26日までに明らかにした。 そのうち2人によれば、艾博生物科技の資金調達は最終段階だが、調達額は変更される可能性がある。 ソフトバンクGの投資額は不明だが、もう1人の関係筋は同社が今度の資金調達ラウンドを主導する方針だと述べた。 ある筋によると、艾博生物科技は8月にシンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングス、中国投資会社ヒルハウス・キャピタル系のGLベンチャーズなどの投資家から7億ドル超を調達。今回の資金調達に先立って自社のバリュエーション(評価額)を約200億元(約31億ドル)と見積もった。 艾博生物科技は、中国人民解放軍に関連した研究機関や、バイオ製薬の沃森生物技術(雲南省昆明市)とコロナワクチンを共同開発している。 沃森生物技術によると、同ワクチン候補はネパール、メキシコ、インドネシアで第3段階の臨床試験(治験)開始の許可を得た。中国で開発中のmRNAワクチン候補では治験段階が最も進行している。 ソフトバンクGはこの件についてコメントを拒否。艾博生物科技はロイターのコメント要請に返答していない。
Source:https://news.yahoo.co.jp/articles/f9cd7b21e3e0fed133975c7a101d32d5e9046586
「2021年住み続けたい街ランキング(関東)」1位。(※出典:リクルートによる調査) 自然豊かな井の頭公園や若者たちが集まる吉祥寺を有する東京・武蔵野市が今、揺れている。 【画像】インタビューに応じる武蔵野市在住20年以上の外国人 11月中旬の週末、駅前では道を隔てて複数の市民団体が拡声器でそれぞれの主張を叫び合い、騒然としていた。騒動の原因となっているのは、地方公共団体の特定の事項について地域の住民が投票により意思表示する「住民投票」について、武蔵野市の松下市長が施政方針演説で触れた提案だ。 武蔵野市・松下玲子市長: 市民参加を進めるため、常設型の住民投票制度の確立を目指します。 武蔵野市はその住民投票に関し、「18歳以上で3カ月以上武蔵野市に居住すれば外国人でも投票権を認める」という条例の制定を目指すとしている。 施政方針演説の後、取材に応じた松下市長は――。 武蔵野市・松下玲子市長: 私たちは市政を運営していく上で、市民参加を進め市民自治を進めていく上での市政の課題については、国籍にかかわらずそこは一緒に考えていきたいと考えています。 基礎自治体にとって住民というのは、その地域にお住まいの方、住民登録されている方という認識を持っていますので、様々な事柄で市政の課題について市民が協力して行っていかなければならない中で、改めて住民投票制度を設けるにあたっての、住民の定義、年齢とか国籍について議論をする中で外国籍の方を排除するということが、それは違うんじゃないかという考えを示してきたものです。
市政の重要課題について意思表示を行う住民投票を、国籍の区別なく外国人も同様に行えることにするという条例案に対し、武蔵野市民の反応は様々だ。 賛成派: 武蔵野市もお店が沢山あって多種多様化されている。いろんな方の意見を聞いて武蔵野市が良くなるならその方がいい。 反対派: 外国人が大勢来て武蔵野市を乗っ取られるような気がする。ちょっと想像しただけですごく怖い。 武蔵野市に20年以上住み、吉祥寺駅近くでネパール料理店を営むセレスト・アルナさんは、日本人との違いを常に感じていたという。条例には賛成の意見だ。 セレスト・アルナさん: (過去に)仲間が「投票に行こう」と言ってきたけど「私たちは外国人だから行けないよ」と断ったことある。一緒に行けなくて寂しかったので(住民)投票があった方がいい。 また他の自治体に住む外国人からは、「投票できるなら武蔵野市に引っ越したい」という意見も出ている。
さらに反対派の中には、実質的な「外国人参政権」につながるのでは、という懸念を持つ人もいる。こうした声に対して、武蔵野市の松下市長は取材陣にこう答えた。 武蔵野市・松下玲子市長: 住民投票は結果を決して拘束するものではない。意見を表明して頂いたものを市長や議会は「尊重する」とされているので決選挙権とは全く異なる。
この問題を取り上げるにあたり、番組では松下武蔵野市長に出演をオファーしたが公務多忙ということで実現しなかった。 今回は、番組コメンテーターの橋下徹氏に加えて、新藤義孝・自民党政調会長代理、移民政策や人口社会学を専門にする国士舘大学の鈴木江理子教授がスタジオに出演した。三者三様の主張がぶつかり合った。 元総務相の新藤氏は、地域住民だけでなく近隣から働きに来る外国人なども含め、コミュニティのための対話は欠かせないとしながらも、「重要な意思決定機関に外国籍の方を入れるというのは筋が違うのではないかと私は思っています。極めて慎重に扱わなければいけない。今、どんどん国の権限は地方に渡しているわけです。ですから地方分権の流れが強まれば強まるほどかつて国が行使していた権限を地方が行うことになる、国と地方の統治の方向がどんどん近づいているわけです。その意味においてこの流れは、逆だと思っています。」と、武蔵野市の住民投票条例案には慎重な姿勢を見せた。 一方、鈴木教授は「同じ地域社会に暮らす住民であるということに、国籍や在留資格という違いはないというのが大前提であると思っています。例えば、会社であるとか大学で『あなたは外国人であるから意見を聞かないよ』ということはないと思うんですよね。社会の変化に応じて、ということ」と武蔵野市の条例案に賛同。 新藤氏の意見に対しては「国民主権というのが国家枠組みであることは理解できます。でも地域社会であれば住民主権というふうに考えることもできる」と主張した。 そして橋下徹氏は、「僕は地方分権推進論者ですけれども、安全保障問題で基地の問題を沖縄県の住民投票でやるというのは僕は大反対です。あれは政府の仕事なんですから。政府の仕事、国家の仕事、選挙権とか被選挙権とかに関わることは、これはやっぱり参加は認められない。日本国籍ある人だけ。」「ただし、住民投票で条件付きというのは地域のコミュニティのルールというのがあるわけですよ。ただ、そこも地域の住民といっても、何でもかんでも外国人がOKということではなくて、ここにはいろんな条件設定があると思います。僕はやはり、納税してコミュニティに貢献してもらっている以上は、それに相対応するようなゴミ出しのルールとか公園のルール、こういうところの法的拘束力がない形での住民投票には、参加を否定する理由はない。」と自らの意見を中間的としながら、こんな懸念も示した。 「地域の実情があって、例えば国境なんかで非常に激しく、対馬にしても何にしても、国境問題があるようなところに、これから中国人も韓国人もどんどん自由に移動ができる時代になってきた時には、やっぱり国家に関わることに関しては、(住民投票に)法的拘束力がなくてもそこに意思表明をするというのは問題があるんじゃないか。」
これから市議会で本格的な審議が始まる武蔵野市の住民投票条例案。市議の中でも意見が対立している。 賛成派の山本ひとみ市議は――。 山本ひとみ市議: 元になった自治基本条例で、市民の定義は「外国籍を排除しない」となっている。外国籍の方も武蔵野市の市民である以上、意見を反映するのは大切だ。 山本市議はさらに、住民自治の進化という点では、市民アンケートや意見交換会と同様に外国人も住民投票に入れることは当然だと主張した。 一方で、反対意見を持つ小美濃安弘市議は、今回の条例案には市民の声が十分に反映されていないと主張しつつ、「国民主権」の観点から問題があると指摘する。 小美濃安弘市議: 住民投票というのは意思決定機関に対して住民が直接意思を表明する。これが意思決定に影響を与えるわけなので、国民主権の考え方からすると、この(住民投票の)投票権は当然国民であるべきだ。 「住み続けたい街」として人気を集める武蔵野市を二分している住民投票条例案。 はたして、その行方は?
日曜報道THE PRIME