PATAN ネパールの写真事情を世界へ発信「カトマンズ国際写真祭 2015」

Source:　https://imaonline.jp/news/1002/

今回が初開催となる「カトマンズ国際写真祭」が11月3日（水）より開幕。ネパールの写真家による展覧会やイベントを通じ、その魅力を世界に発信する。

2015年4月のネパール地震から約半年―。復興は端緒についたばかりで、これまでにない重大な局面を迎えているネパールだが、今後の復興への新しいアイデアを提示する機会のひとつとして、ネパールでは珍しい国際写真祭を開催する。

2007年にネパールにおける写真家のプラットフォームとして設立された、本写真祭の主催者・photo.circleは、現在あまり知られていないネパールの写真事情を、展覧会やスライドショー、参加アーティストによるトークショーやワークショップなどで紹介。ネパールのアートと関わりの深い歴史や文化人類学などの学術分野と、写真を始めとした映像メディアを結びつけるプラットフォームの提供を目指している。また、今回開催地となるパタンは、世界遺産ダルバール広場に代表される多くの歴史的建造物を擁する情緒あふれる街だが、今回の地震によって多くの伝統的な建造物が被害を受けた。本写真祭を通じて、パタンの歴史と伝統を見直し、美しい街を再建する取り組みへの一助とする。

今回の開催テーマは「TIME」。家庭やコミュニティー、社会の中にあるさまざまなグループに注目し、写真や記録、ストーリーのアーカイブを通じてネパールの過去、現在、未来をひとつの時間の流れとしてとらえ、表現する。

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