栗城史多がエベレスト登頂に向けてベースキャンプを出発

Source:　＠ＤＩＭＥ 9月19日(土)、ヤフーニュースより

順調に進めば、20日～21日にエベレスト登頂となる予定。

　2012年のエベレスト挑戦で9本の指を失った登山家・栗城史多氏が、エベレスト登頂に挑むため、今日9月16日朝ベースキャンプを出発した。9月20～21日の登頂を目指す。4月に発生したネパール大地震の後、エベレストに挑戦するのは世界で初となる。

　2012年、気象条件の厳しい秋季エベレスト西稜の8070m地点で強風のため登頂を断念し、その下山途中で両手・両足・鼻が重度の凍傷となり両手9本の指を失った、登山家の栗城史多氏（33歳）が自身5度目となる秋季エベレスト（標高8848m）にネパール側から単独・無酸素で挑むため、9月16日にエベレストのベースキャンプ（標高5300m）を出発。順調に進めば、20日～21日にエベレスト登頂となる予定。栗城氏は8月21日に日本を出発し、高所順応のためロブチェ・イーストピーク（標高6119m）を登った後、9月7日にエベレストのベースキャンプ入りしていた。栗城氏はベースキャンプ出発前、以下のようにコメントしている。

『多くの人に支えられ、この出発の日を迎えることができてとても嬉しいです。まずは、良い登山をしていきたいと思います。そして登頂して生中継を行い、多くの人たちと夢を共有して、チャレンジすることの楽しさを伝えていきたいなと思っています。天候は、ちょっと雲が多いけれど、風は強くないので2012年のような強風に遭うことはないかなと思っています。とにかく楽しんで、必ず登って帰ってきたいと思います』

　この挑戦の様子はインターネットを通じて映像配信され、エベレスト登頂のアタック時には「冒険の共有」インターネット生中継が予定されている。

@DIME編集部