Source: http://www.sankei.com/world/news/151116/wor1511160068-n1.html
2015.11.16
2015.11.16
【ニューデリー=岩田智雄】ネパールのオリ首相は15日に行った首相就任後初のテレビ演説で、インドとの国境で物流が9月下旬からほぼ停止していることについて、インドによる「非公式の国境封鎖」と断じ、「残酷、非人道的で、想像を絶するものだ」と非難するとともに、インド側に「国境封鎖」を早急に解除するよう求めた。
16日付の現地紙カトマンズ・ポストなどによれば、オリ氏は、「このような危機は、戦時においてさえも容認されるものではない」とし、国連憲章などに違反するものだと述べた。
ネパールでは9月20日に新憲法が公布され、南部の親インド住民「マデシ」が権利拡大を求めて抗議運動を続けている。住民と治安部隊の衝突で約40人が死亡しており、インド側は、物流停止について「貨物業者が治安上の懸念に苦情を訴えている」(インド政府)と説明し、政府の関与を否定している。
オリ氏はまた、燃料を緊急支援した中国に謝意を表明し、「中国との貿易拡大と、山間部のネパールとの国境付近の道路の連結性改良に最優先で取り組む」と表明した。
0 件のコメント:
コメントを投稿